コルシカ島の文化を学べる本3選
一つ目はコルシカ島の歴史と伝統が詰まった小説。17世紀から現代までの背景を軸に、地元の人々の生活を描いた一冊。政治から宗教まで、コルシカ島の情緒が感じられますよ。
二つ目は現代のコルシカ島を舞台にしたミステリー漫画。鮮やかに色彩された街並みや風景は、まるでそこにいるかのような没入感を与えてくれます。その中で展開する緻密なストーリーは、ただ読むだけでなく考えさせられます。
最後にご紹介するのは、コルシカ島の音楽をテーマにした歴史小説。特殊な歌唱法や楽器の説明から、島の音楽文化がよく織り込まれていて、読みながら耳で聞こえてくるような臨場感があります。それぞれがコルシカ島の多様な面を感じさせてくれる一冊ですよ。
『コルシカ紀行』
作者 | 橋本 輝高 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 株式会社スリースパイス |
発売日 | 2018年10月19日 |
『麗しき島コルシカ紀行 ヴェンデッタとパオリの夢を訪ねて』
コルシカ人は特異な存在である。オーヴェルニュ、ブルターニュ、あるいはアルザス出身のフランス人ともちがう。フランス人からは差別的な視線をうけている。そのくせナポレオンを生み出している。コルシカは汚れたる者と至高なるもののシンボルである。この両義性を解く鍵はコルシカとフランスとの歴史的関係にある。そこを「コルシカ案内」のスタイルで物語ったのが本書である。
作者 | 田之倉稔 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 1999年11月 |
『コルシカ島』
フランス領として地中海に孤絶する最後の楽園ーコルシカ島は、「海にそびえる山」とも形容される特有の地理環境にある。その秘められた多くの魅力を説くために、本書は政治・経済・文化の諸相をたどり、コルシカ人気質を浮きぼりにする。観光旅行を味わい深くしてくれる、コルシカ案内の決定版。図版多数収録。
作者 | ジャニーヌ・レヌッチ/長谷川秀樹 |
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価格 | 1046円 + 税 |
発売元 | 白水社 |
発売日 | 1999年05月 |
この3つの本を通して、皆さんにコルシカ島の魅力を少しだけでも伝えられたらと思います。コルシカ島はフランスに属しておりながら、焼きが回った土地、特有の言葉や習慣が息づくイタリア風の空気を今なお色濃く保っています。そして、その特異な文化は、豊かな自然と相まって、一味違った魅力を放つ人々の生活や、予想もつかない出来事、深い人間ドラマを描く絶好の舞台となっているのです。
以上で紹介した3つの本は、そんなコルシカ島の魅力を熱く語り、多角的に伝えてくれます。歴史や地理における深い知識、ここでしか味わえない風味ある料理、心を揺さぶる人間の営み、思わず涙してしまうような感動のストーリーが、ぎっしりと詰まっています。
そして、読み終わった後には、きっと皆さんの中に新たな興味と好奇心が湧き上がってくるはずです。それは、「そうか、世界にはまだまだ知らないことがたくさんあるんだな」という気づきかもしれません。または、「こんなに素敵な島があるなんて、いつか自分の足で訪れてみたい」という旅行への欲求かもしれません。
しかし、それがどんな思いであれ、それは一冊の本がもたらす新たな喜びと価値であり、あなた自身の心の中に新しく生まれたコルシカ島への愛着に他なりません。一度読んでみて、その魅力に触れてみてください。コルシカ島が、あなたの心の中に新たな風景を描いてくれることでしょう。それでは、また次回のおすすめ作品紹介でお会いしましょう。どうぞ、読書をお楽しみくださいね。
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