ラテンアメリカ文学オススメ3選
ラテンアメリカ文学の世界へようこそ!まず、一冊目は軍事独裁下の不条理さを描いた珠玉の作品です。社会へ投げかける鋭利な問いかけと風刺があなたの心を揺さぶりますよ。次に、色彩豊かな人間模様を描いた一作。愛と死、宗教と迷信が交錯する鮮やかな世界感はラテンアメリカのエキゾチックな風情を満喫できます。最後に紹介するのは家族の絆と記憶を描いた長編小説。時代を超えて受け継がれる想いと家族の絆にぐっと引き込まれます。どれもスパイス効かせた文学作品。一緒に冒険してみませんか?
『百年の孤独』
作者 | GarcíaMárquez,Gabriel,1927-2014 鼓,直,1930-2019 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2024年07月 |
『アルケミスト 夢を旅した少年』
81カ国語に翻訳。著名人も大絶賛の全世界8500万部の大ベストセラー!
(Q:あなたが読んだ本のなかで、本当にもっとも素晴らしかった本は何ですか?)
「パウロ・コエーリョの『アルケミスト』です。希望に満ちていて、元気をくれるから。宝物を探して旅にでる少年の話で、旅の途中で出会ったすべての人たち、すべての局面から、少年は多くを学んでいきます。物語の最後、少年が宝物を見つけたのは、とても意外な場所。自分を信じること、自分の旅を続けることの大切さを教えてくれる本です」
ーーノーベル平和賞受賞 マララ・ユスフザイ
●「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー427週!
●81カ国語に翻訳!
●全世界8500万部の大ベストセラー!
[これまでに愛読書としてあげてくれた著名人]
オバマ元大統領、ウィル・スミス、ブリトニー・スピアーズ、マドンナ、オプラ・ウィンフリー、ラッセル・クロウ、ビル・クリントン、ジュリア・ロバーツ、ルイス・ハミルトン、森山未來、戸田恵梨香、中山美穂、元JUDY AND MARYのTAKUYA、サカナクションのボーカル・山口一郎ほか多数。
[パウロ・コエーリョからのメッセージ]
『アルケミスト』を書いたとき、ぼくは存在理由を理解しようとしていたんだ。哲学的な約束をつくるのではなく、ぼくの魂の中に存在していた少年と語ろうと決めた。驚いたことに、この少年は世界中の数百万の人たちのなかで生きているんだ。この本で、ぼくは、答えがない質問を読者とシェアしたいんだ。それは、人生を素晴らしい冒険へと変えてくれる。
[本書の内容]
半飼いの少年サンチャゴは、その夜もまた同じ夢を見た。一週間前にも見た、ピラミッドに宝物が隠されているという夢ーー。少年は夢を信じ、飼っていた羊たちを売り、ひとりエジプトに向かって旅にでる。
アンダルシアの平原を出て、砂漠を越え、不思議な老人や錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れをとおし、少年は人生の知恵を学んでいく。
「前兆に従うこと」「心の声を聞くこと」「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれること」--。
長い旅のあと、ようやくたどり着いたピラミッドで、少年を待ち受けていたものとはーー。人生の本当に大切なものを教えてくれる愛と勇気の物語。
作者 | パウロ・コエーリョ/山川 紘矢/山川 亜希子 |
---|---|
価格 | 616円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 1997年02月 |
『伝奇集』
夢と現実のあわいに浮び上る「迷宮」としての世界を描いて、二十世紀文学の最先端に位置するボルヘス(一八九九ー一九八六)。本書は、東西古今の伝説、神話、哲学を題材として精緻に織りなされた彼の処女短篇集。「バベルの図書館」「円環の廃墟」などの代表作を含む。
作者 | ボルヘス,J.L.(ホルヘ・ルイス)/鼓 直 |
---|---|
価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 1993年11月16日 |
それでは、ラテンアメリカ文学の世界をちょっとだけ垣間見ていただきましたが、いかがだったでしょうか。熱帯雨林からマチュピチュ、古代マヤ文明から現代のメガシティまで、広大で多彩なラテンアメリカの自然や文化を背景に、人間の喜びも悲しみも愛も怒りもをわかりやすく具現化してくれるのがこの地域の文学の魅力ではないでしょうか。
ここで紹介した3作品も、一見違うテーマ・登場人物・時代を扱っているようで、それぞれにラテンアメリカ特有の情熱や切なさ、希望や挫折、そして何よりその劇的な人生観が深く織り込まれています。その描写の一つ一つから、あなた自身の心にも何か響くものがあれば幸いです。
また、それぞれの作品は、自分自身について、人間関係について、或いは社会や世界について改めて考えるきっかけを与えてくれるでしょう。それがラテンアメリカとは遠く離れたあなたの現実とリンクし、新たな視点や気づきを生むかもしれません。
とはいえ、紹介した作品はあくまで一部でしかありません。もっとたくさんの作品が、ラテンアメリカ文学という海には存在します。1冊でも多くの本を手に取って、その海を自由に泳げる読者になっていただけたら、ライターとしてこれ以上ない喜びです。さあ、次はどの作品を旅しますか? あなたの新たな冒険が、素晴らしいものでありますように。それでは、また次回のおすすめ紹介でお会いしましょう。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。