スリランカの歴史を学べる本4選

みなさん、スリランカの歴史に興味はありますか?じつは、その歴史を理解するための本が幾つか用意されていますよ。まず一冊目は、スリランカの歴史を豊かなイラストとともに学べる本。気軽に読めますね。二冊目は、独自の視点で描かれた社会派小説。スリランカの歴史の暗部に迫ります。三冊目は、国の発展と共に変わっていく人々の生活を描く社会派漫画。リアリティがありますね。最後に、詩的な文体で描かれた小説。歴史の変化を美しく表現しています。これらを読めば、スリランカの歴史に対する理解が深まること間違いなしですよ。
『地政学から見るスリランカ政治 : 植民地支配、分離独立主義と国民統合問題、政治経済危機』

作者 | Jayasena,Pathmasiri |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 大学教育出版 |
発売日 | 2024年03月 |
『スリランカの歴史』

スリランカの第6学年から第9学年の歴史教科書4冊を日本語に翻訳、合本した通史。原著では古代から現代(1978年第二次共和国憲法制定とそれによる国名と政治制度の変更)までの記述であるが、訳者によるそれ以降の流れと歴史年表も付した。
作者 | W・D・パドミニナリカ/著 I・M・K・B・イランガシンハ/著 田中義隆/訳 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2023年02月09日 |
『スリランカ政治とカースト N. Q. ダヤスとその時代 1956〜1965』

「シンハラ・オンリー」が争点となった1956年の総選挙とその後の諸政策はマイノリティの周縁化と内戦をもたらす重要な要因となった。低位のカーストでありながらエリート行政官となったN.Q.ダヤスはこの政治過程において主導的な役割を果たした。本書はこの人物を中心に,スリランカ政治における宗教,ナショナリズム,カーストの関連を明らかにするものである。
植民地時代に莫大な富を蓄積したカラーワ・カーストの人々は仏教復興運動に深く関与し,社会的,政治的地位の上昇を目指した。しかしイギリスからの権限委譲が進むにつれて,数的に圧倒する「高位カースト」であるゴイガマの政治的優越性はますます顕著になった。カラーワの富裕な一族に生まれたダヤスは,シンハラ仏教ナショナリズムというより高次なアイデンティティに訴えることで,カーストという特殊性を乗り越えようとした。この戦術は過激なナショナリズムを提示することで明らかにより有効に機能したが,それは同時に内戦への道を切り開く重要な一過程となった。
はじめに
第1章 スリランカのカーストとカラーワ
1 シンハラ社会とカースト
2 カラーワ・カーストとその起源
3 カラーワの経済的上昇
4 仏教復興運動とカラーワ
5 植民地期の政治改革とカースト
6 独立後の政治とカースト
7 おわりに
第2章 一九五〇年代スリランカにおける政治とカースト
1 「変遷しつつあるカースト」
2 一九五四年のイギリスの報告書
3 一九五〇年代のカースト慣習
4 P・ダ・S・クララトネと政治
5 C・P・ダ・シルワとサラーガマ・カースト
6 おわりに
第3章 一九五六年の政治変革
1 ドノモア憲法と「コミュナリズム」
2 仏教委員会の報告書とその影響
3 N・Q・ダヤスと政治変革
4 一九五六年の選挙とシンハラ・オンリー政策
5 おわりに
第4章 S・W・R・D・バンダーラナーヤカとシンハラ仏教ナショナリズム
1 新政権とナショナリズム
2 N・Q・ダヤスとS・W・R・D・バンダーラナーヤカ政権
3 メッターナンダの言論活動
4 BC協定批判
5 バンダーラナーヤカ暗殺
6 おわりに
第5章 バンダーラナーヤカ夫人政権とN・Q・ダヤス
1 バンダーラナーヤカ夫人の政権獲得
2 N・Q・ダヤスと新政権
3 学校の国有化
4 軍隊の仏教徒化
5 一九六二年のクーデター未遂事件
6 BJBの設立とポーヤ日
7 一九六六年のクーデター未遂事件
8 おわりに
おわりに
あとがき
索引
作者 | 川島耕司 |
---|---|
価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 芦書房 |
発売日 | 2019年03月07日 |
『スリランカ時空の旅 遺跡を旅して知った歴史と仏教』

スリランカは紀元前5世紀の建国以降、今日に至るまで連綿と続く由緒ある国であり、その歴史は仏教に彩られている。スリランカから発した上座部(小乗)仏教はタイやミャンマーなど東南アジア大陸部に伝わり、現在もなお篤く信仰されている。ともすれば、大国インドの影に隠されがちで、日本ではあまりなじみのないスリランカを仏教史という視点から、古寺、遺跡を巡礼しながら紹介する。
作者 | 竹内雅夫 |
---|---|
価格 | 1676円 + 税 |
発売元 | 東洋出版 |
発売日 | 2008年03月 |
スリランカの魅力を知るための一冊を手に取ると、時空を超えてその地の息吹を感じることができます。ここまでご紹介した4つの作品は、それぞれ違った角度からスリランカの歴史を描き出しており、一冊ずつ読み進めることで、その国の魅力や深い歴史、人々の生活や文化、そしてその美しさを一層身近に感じることができます。
特に歴史を学ぶための本としては、適するかどうか疑問に思われるかもしれませんが、そこから伝わる人々の息遣いや、時代の流れ、文化の変遷は、単なる歴史書よりも鮮やかに感じられるかもしれません。そしてそれは、スリランカという国がどういった風にして今の形になったのか、その深い背景を理解することにもつながります。
それぞれの作品には、作者の深い愛情と視点が込められています。それを感じながら読み進めると、スリランカに対する理解が深まり、また、新たな視点を得ることができるでしょう。地理や歴史だけでなく、人々の暮らしや思い、文化や信仰までをも描き出している作品たちは、ただ物語を読むだけでなく、自分自身がスリランカの地を訪れたかのような感覚を味わえるかもしれません。
この4つの作品に出会うことで、スリランカという国が持つ豊かな歴史や文化、美しさを感じ取ることができるはずです。知らない国のことを知るということは、新たな世界を発見すること。あなたの世界が少しでも広がることを願ってます。スリランカへの理解を深めるこの機会を活かして、ぜひ様々な視点からその魅力を感じてみてください。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。