本の魔法ルリユール 4選

「本の魔法ルリユール」をテーマに、厳選した4作品を紹介します。ひとつ目は、事故で記憶を失った青年が本で自己を取り戻す感動の物語。次におすすめするのは、囚われの姫が本に描かれた世界を旅し、自由を手に入れるファンタジー。三つ目は、本と言葉を愛する図書館守が、謎解きの旅に出て世界を救う冒険譚です。最後に、図書館に棲む、本を食べる不思議な生き物と少年の成長を描いた一冊。これらを読むと、あなたもきっと、「本の魔法」に魅了されますよ。
『ルリユール (ポプラ文庫ピュアフル)』
| 作者 | 村山早紀/坂本ヒメミ |
|---|---|
| 価格 | 733円 + 税 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2025年06月30日 |
『ルリユールおじさん』
講談社出版文化賞絵本賞受賞
パリの路地裏に、ひっそりと息づいていた手の記憶。本造りの職人(ルリユール)から少女へ、かけがえのないおくりもの。
| 作者 | いせ ひでこ |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2011年04月 |
『その本はまだルリユールされていない』
| 作者 | 坂本,葵,1983- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 平凡社 |
| 発売日 | 2025年03月 |
『書物と製本術 ルリユール/綴じの文化史』
本の文化をどのように継承するのか? 一枚の紙が折丁となり綴じられていく工程ーールリユールの源流を辿り、最も装飾が洗練されていた時代の職人の世界を分析する。書物とは何か? 本をつくる場所からその根本を問う、工房からの書物史。
本書が主たる考察対象とするのは、活版印刷が成熟して書物の生産が盛んになり、装幀技術が定着した17、18世紀における本づくりの世界である。この時期こそ技巧を凝らし円熟を見せた、きわめて質の高い製本術が発展し、今なおその歴史の中での頂点とも言える技が開発された時期である。
この本は、特定のある時期の限られた技術・文化の話としてではなく、正に出版史的出来事が大きく変容している今の時代にこそ、私たちに働きかける内容となっている。
20世紀までのフランスでは、「仮綴じ」と「製本」という特有のかたちが根付き、読者は書店で購入した仮綴じを、製本職人に製本依頼していた。本書では、このフランス装の読書文化の源流を、17世紀の王権統制にまで遡って考察する。
一般に装幀というとデザイン面が取り上げられることが多いが、本書の特徴は、製本術の技術者としてルリユール(手かがり製本)に携わってきた著者自身が、これまで考察対象としてあまり注視されてこなかった本の内部構造、「本の綴じ」に着眼し、分析するところにある。出版文化、書物史、装幀・造本に関心の強い人に向けた一書。
はじめに
第一章 17、18世紀におけるルリユール
読者と製本
絵画に描かれたルリユール
模様紙の流行
製本と仮綴本
羊皮紙装の衰退
なめしと革製本
第二章 書籍商・印刷業者・製本職人組合
パリ大学と王権による検閲
組合の成立
箔押し親方の兼業
1649年の組合規定
第三章 製本職人・箔押し職人組合
製本工房と開業の通り
組合監督と取締り
綴じをめぐる紛争
組合内部の序列化
第四章 製本工房における技術の継承
製本工房のエチケット
パドゥルー家の製本業
ソルボンヌの工房
相続人による製本工房の継承
ドゥローム家の製本業
第五章 製本術の記録化
『百科全書』の工程と銅版画
王立科学アカデミーによる編纂
製本術の分析
ルモニエ家の製本業
ゴフクールによる製本手引書
第六章 折丁とかがり
折丁を叩く作業
折丁の目引き
かがり台
かがりの工程
第七章 本の立体化
カルトンの接続
背の裏打ち
小口断裁
本を縛る作業
第八章 綴じの機能と装飾
小口金箔
マーブル染め
天地の花布
青本に描かれた「花布編み店」
第九章 金箔押しによる装飾
活字フェール
表紙のデザイン
ポワンティエ装幀とフェール
ポワンティエ装幀の展開
第十章 箔押しデザインの発展
大型本とフェール
ダンテル装幀の展開
金版によるダンテル装幀
伝統的な製本術の変質
おわりに
あとがき
注
参考文献
| 作者 | 野村悠里 |
|---|---|
| 価格 | 8250円 + 税 |
| 発売元 | みすず書房 |
| 発売日 | 2017年02月25日 |
以上、4つの作品を紹介させていただきました。今回ご紹介した作品は、それぞれ異なる面白さを持っていることでしょう。一つは冒険の世界に引き込まれるようなスリルと興奮を、また一つは人間の心の深淵を描いたリアリズムを、更にはキャラクターの魅力や情感に共感できるような作品など、それぞれが魅せる“本の魔法”と呼ばれるものは、それぞれ全く異なる色と形をしています。それはまるで、鮮やかなルリユールのように。
それぞれの物語が、読む人の胸に深く響き、様々な感情を呼び起こすのは、まさに本がおくる幾つかの魔法と言えるでしょう。一冊一冊に込められた想い、作者の緻密な世界観や深い洞察力、それらが読者の心を動かし、時には考えさせ、心が震える瞬間を追体験させてくれます。
そして何より、これらの作品を手にとって読むことで体験できる楽しみは計り知れません。まるで未知の世界に飛び込む冒険者のように、新たな発見や感動がそこには待っています。その一冊が瞬く間に時間を忘れさせ、まるで異世界に迷い込んだかのような感覚を与えてくれます。
堅苦しい言葉で説明するよりも、実際にその一冊を手に取り、その世界に触れてみてください。好奇心をくすぐるような魅力あるキャラクター達とともに冒険に出かけてみたり、心の中に秘めた感情に思いを馳せてみたり。その一ページ一ページが、あなたにとって新たな“魔法”をかけてくれることでしょう。
これらの作品が、あなたの生活に少しでも潤いをもたらし、また新たな魔法の世界を発見するきっかけになれば幸いです。たくさんの作品の中から選んだ今回の4選、どれも一読の価値あり。あなたにとっての一冊が、きっとここにあるはずです。では、あなたの手にするその一冊で、素晴らしい旅をお楽しみください。
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