駅を舞台ににした小説8選
駅と言えば、日々の生活の交差点。沢山の人々が行き交う、まるで巨大な舞台のような場所ですよね。そんな駅を舞台にした小説、8つをご紹介します。身のまわりにある平凡な駅が、物語の世界では奇妙な事件の舞台に、静かな情感の交差点に変わるんですよ。古びたローカル線の無人駅、巨大なターミナル駅、何もない田舎の駅…。日常と非日常が交錯する駅で繰り広げられる人間ドラマ、出会いと別れ、そして思わぬ冒険。それぞれの物語に駅が如何に絡んでいくかは、ぜひ手に取って確かめてみてください。
『あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー』
その駅で別れを知り、人は少し大人になっていくー。おばあちゃんの家を処分するために降りた清瀬駅で見つけた家族の顔。鎌倉高校前駅で出会った人の顔が見えない少女。下灘駅で食べた亡き母へと誘う塩むすび。決別と再会を見守る東京駅と京都駅。時は移ろい、人は去り、思い出を抱いた駅はそれでも新しいドラマを紡ぎだす。ありふれた駅のかけがえのない物語全四編。
作者 | ほしお さなえ/岡本 千紘/崎谷 はるひ/奈波 はるか/alma |
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価格 | 638円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2020年09月18日 |
『駅物語』
作者 | 朱野,帰子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2015年02月 |
『駅と、その町』
国鉄と私鉄が乗り入れている、都市から少し離れた立見という名の駅と、駅を囲む町で起こる奇妙な出来事ーこれは、あなたの住む町の話なのかもしれない。急行が去った後のホームに忽然と現れた男、駅の売店に勤める謎の女性。国鉄がJRと変わっても、その町には何かが棲み続けている!?ありふれた日常や身近な場所に、ひっそりと潜む異世界を描く傑作オムニバス・ミステリー。
作者 | 眉村卓 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2013年02月 |
『西由比ヶ浜駅の神様 (メディアワークス文庫)』
作者 | 村瀬 健 |
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価格 | 358円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年06月25日 |
『今夜F時、二人の君がいる駅へ。』
作者 | 吉月,生 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年01月 |
『中央駅』
韓国文壇界、新進気鋭の若手作家による長編小説!
日経新聞に書評掲載など、 国内でも反響の大きかった
『娘について』の著者、キム・ヘジンが、
絶望の淵に立つ男女の愛を描き出す…本邦初訳!
これがどん底だと思ってるでしょ。
違うよ。底なんてない。
底まで来たと思った瞬間、
さらに下へと転げ落ちるの―― (本文より)
路上生活者となった若い男、同じく路上で暮らしながら、
毎晩、際限なく酒をあおる病気持ちの女。
ホームレスがたむろする中央駅を舞台に、
二人の運命は交錯する。『娘について』
(亜紀書房刊)を著したキム・ヘジンによる、
どん底に堕とされた男女の哀切な愛を描き出す長編小説。
現在形の直線的な文章で断崖絶壁に追い詰めては
平地に連れ戻す、この文体の力は、永きにわたり
韓国文学の財産になるであろう。
──「第5回中央長編文学賞受賞作」審査評
愛の本質を探究しつつも、限界に達した資本主義の
影と社会の問題を見逃さない若い作家の洞察……
作品に深みを与えるまっすぐで流麗な文章
──中央日報 書評
作者 | キム・ヘジン/著 生田美保/訳 |
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価格 | 1500円 + 税 |
発売元 | 彩流社 |
発売日 | 2019年11月12日 |
『横浜駅SF【電子特典付き】 (カドカワBOOKS)』
作者 | 柞刈湯葉/田中 達之 |
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価格 | 1188円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2016年12月24日 |
『一駅一話! 山手線全30駅のショートミステリー』
電車内には、たくさんの物語があふれているーー
世界23言語に翻訳
『人生写真館の奇跡』
著者書き下ろし最新作!
笑いあり、涙あり、感動あり!
3分で楽しめる一駅間の超短編集!
(あらすじ)
母親から教育虐待を受けている児童を救うため、立ち上がる三人の乗客たち。その方法とは……(「通勤電車の流儀」)。
一週間で一番憂鬱な月曜日。そんなとある月曜日、満員電車に乗っていると聞こえてきたのは笛の音でーー(「月曜日の笛吹き男」)。
駅と駅のあいだの時間で一編が楽しめる、山手線をテーマにしたチャーミングでシュールでハッピーなショートショート・ミステリー全30話、詰め合わせ!
作者 | 柊 サナカ |
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価格 | 789円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2023年11月07日 |
それぞれの作者が描く、色とりどりの「駅」の世界。一つ一つの作品には、駅を舞台にした人々の生活や、出会い、別れ、喜び、悲しみ、希望や夢が詰め込まれています。それは時にリアルで、時にファンタジーに溢れています。
連日、数え切れない人々が行き交う駅ですが、その一人一人が主役であり、さまざまなストーリーが交差し、紡がれていることを再確認させてくれます。ちょっとした足音や駅のアナウンス、列車の音まで聞こえてきそうな、リアルな描写には感動せずにはいられないでしょう。
また、大都市のターミナルから田舎の無人駅まで、それぞれの駅が持つ独自の雰囲気や魅力、駅周辺の街並みや風景までもが作品によって全く違って感じられ、その多様性にも驚かされます。
駅を舞台にしたこれらの作品は、ただ物語を楽しむだけでなく、我々の日常に新たな視点を提供してくれます。駅に立つ度に想像力が芽生え、新たな発見ができるかもしれません。また、旅行先の駅を訪れる際には、今回紹介した作品の一つと繋がって見るのも面白いですね。
是非、この機会に駅を舞台にした作品に触れ、その多彩な世界を体験してみてください。それが何気ない日常の風景に対する見方を広げ、貴重な時間の中に新たな物語を見つけるきっかけになることを願っています。
それでは、これからも皆様にとっての「旅」が素晴らしく、記憶に残るものでありますように。
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