怖いグリム童話の絵本3選
では、みなさんに少しだけゾクゾクする、ユーモラスでもありユニークなグリム童話の絵本3選をご紹介します。
一つ目のおすすめは、とあるヒロインが魔法使いに姿を変えられる、現代の苦悩と恐怖を描いた物語です。予測不能な展開に驚きつつ、読む者の感情を揺さぶります。
二つ目は、おおきな森を舞台に、謎多き狼の正体を追う、神秘的で少し怖い童話。でも、その怖さの先には大切なメッセージが隠されています。
最後は、驚くほど意地悪な妖精が主人公の、ほろ苦さと皮肉が絶妙に混ざった一作。その独特な世界観は、大人の読者にもぴったりだと思います。
これらの絵本は、表面上の怖さだけでなく、深層の恐怖も見事に描いています。楽しみながらも、少し考えさせられる作品ばかりですよ。
『金をつむぐこびと : ルンペルシュティルツヒェン : グリム童話』
作者 | Grimm,Jacob,1785-1863 Grimm,Wilhelm,1786-1859 ほか |
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価格 | 不明 |
発売元 | 西村書店東京出版編集部 |
発売日 | 2011年02月 |
『いばらひめ<新版>』
「イメージの魔術師」と呼ばれた絵本作家エロール・ル・カイン。いま、よみがえるめくるめく色彩と魔法の幻想世界。原書の色味を再現した、美しい新版の登場です。
作者 | エロール・ル・カイン/矢川澄子 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | ほるぷ出版 |
発売日 | 2015年04月15日 |
『あめふらし』
作者 | グリム兄弟/出久根 育/若松 宣子 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 偕成社 |
発売日 |
これらの怖いグリム童話の絵本たち、どれも一読の価値ありと言えるでしょう。長い歴史を経て今もなお世界中の人々に読み継がれるグリム童話は、その魅力が色あせることなく、逆に新たな解釈やアプローチによってどんどん鮮やかになっているのですから。
しかし言っておかなければならないのは、これらの絵本は一般的な子供向け絵本という枠を超えた作品だということ。その恐怖やサスペンス、深淵へと迫る感情表現は、大人でさえ胸がすくようなものすら覚えます。だからこそ、これらの絵本を手に取る時は、心して臨んでいただくことをおすすめします。
それでも、そのリスクを承知で、あえて怖い絵本を手に取る理由は何でしょうか。それは何と言っても、「知ること」への欲求に他なりません。我々の心に潜む恐怖を知り、それをどう向き合うかを知るために、これらの作品は存在しています。そして、そういった「知ること」のプロセスを通じて、子供たちは間違いなく新たな成長を遂げるでしょう。
そういう意味で、これらの「怖い」グリム童話の絵本は、決して恐ろしさだけを突きつける物語ではありません。恐怖を描くことで真実を浮かび上がらせ、我々の心の内にあるものに気付かせる作品なのです。怖がることも、それを乗り越えることも、人間の成長には欠かせない過程であり、その一端を担ってくれるのが、これらの絵本なのではないでしょうか。
お子さんへの読み聞かせはもちろん、大人自身が読むにも、これらの絵本はきっと新たな発見や感動をもたらしてくれるでしょう。怖がることはない、怖い物語こそが、我々に真実を教えてくれるのですから。
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