秘境駅の本 おすすめ6選 人里から離れた場所にある駅たち
迫力溢れる自然の風景や心温まる人間ドラマなど、秘境駅を舞台にした作品は数多あります。孤独な駅長の生活を描いた感動作から、当地特有の生態系や民俗を緻密に描き出した紀行文的な一冊まで、枠にとらわれないストーリーテラーたちにより、その魅力はさまざまに表現されます。様々な出会いや別れ、人生の軌跡が織り成す物語を通じ、読者は秘境駅の存在感やその背後にある深い意味を感じ取ることができます。秘境駅はただの鉄道停車場ではなく、人々の生活や心象風景、時には歴史そのものを反映する鏡のようなもの。今回は、そんな秘境駅を舞台にした6冊をぜひお手に取ってみてください。
『秘境駅への旅』
人里から離れすぎている駅、本数が少ないためなかなかたどり着けない駅、かつては賑わっていたのに過疎化で乗降者数が減った駅…一言で秘境駅といってもその成り立ちは様々。「秘境駅」と呼ばれる駅はなぜ「秘境駅」になってしまったのか? 駅の周囲を歩きながら「秘境駅が秘境駅である理由」を探します。
作者 | 吉永陽一/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 交通新聞社 |
発売日 | 2023年09月15日 |
『いま行っておきたい秘境駅』
秘境駅訪問家として鉄道趣味の一ジャンルを築いた牛山隆信氏。本書には、著者みずからが厳選した、現時点で訪問しておきたい秘境駅が全国から45駅ピックアップされています。それぞれの駅を著者自身が撮影した写真と解説、コメントで構成したものとなっています。
乗り鉄を自認する鉄道ファンはもちろん、鉄道風景を撮影している方々にも楽しんでもらえることが確実な一冊です。
なお、本書では「廃止された秘境駅」「秘境駅なき後の信号場」など、近年なくなってしまった秘境駅の過去と現在を対比するページもあります。
安牛駅・宗谷本線/雄信内駅・宗谷本線/糠南駅・宗谷本線/北星駅・宗谷本線/北海道・廃止された秘境駅/下白滝駅・石北本線/旧白滝駅・石北本線/上白滝駅・石北本線/北海道・秘境駅なき後の信号場/南斜里駅・釧網本線〔ほか〕
作者 | 牛山 隆信 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 自由国民社 |
発売日 | 2014年12月05日 |
『秘境駅へ行こう!』
作者 | 牛山,隆信,1967- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2001年08月 |
『秘境駅の歩き方 この週末で行けるプチ探検の旅 (SB新書)』
作者 | 牛山 隆信/西本 裕隆 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2013年11月21日 |
『秘境駅跡探訪』
ローカル線の廃止や旅客数の減少、列車運行本数の削減など“秘境駅”を取り巻く環境は年々厳しくなっている。時刻表から姿を消した“秘境駅”は現在どうなっているのか?合理化でスイッチバックを解消した“秘境駅”の現状は?さまざまな事情で廃止された駅や信号場を取材!
神路駅・宗谷本線
琴平駅・宗谷本線
伊奈牛駅・石北本線
狩勝旧線・根室本線
東鹿越駅・根室本線
鹿越駅・根室本線
北進駅・白糠線
様舞駅・ちほく高原鉄道銀河線
西一線駅・ちほく高原鉄道銀河線
幌加駅・士幌線〔ほか〕
作者 | 牛山 隆信 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 自由国民社 |
発売日 | 2017年07月06日 |
『秘境駅で途方に暮れた』
取り上げるのは北海道から九州までの50あまりの名うての秘境駅。すべて車を使用することなく、列車で訪れて周辺を歩いている。
秘境駅は列車の本数が少なく、降りたら次の列車まで時間があくこともしばしば。だが、駅からどこかに行って時間をつぶすにも、秘境駅は駅からの公共交通がないことがほとんどなので歩くしかない。
「陸の孤島」とも呼ばれる秘境駅のまわりにはなにがあって、どんな人が暮らしているのだろうか……。現場を実際に訪れて歩いてみなければわからない、想像を上回る世界が広がっていた。
【CONTENTS】
JR室蘭本線小幌駅
JR宗谷本線(前編/名寄発着)
JR上越線 土合駅
南海高野線
JR宗谷本線(後編/稚内発着)
JR羽越本線
三陸鉄道リアス線/JR八戸線
野岩鉄道/会津鉄道
JR奥羽本線
都心から日帰り秘境駅 箱根登山鉄道/小湊鉄道&いすみ鉄道
JR飯田線
JR芸備線
JR土讃線
JR日豊本線/JR肥薩線
作者 | カベルナリア吉田 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | イカロス出版 |
発売日 | 2023年06月30日 |
それでは、「秘境駅の本 おすすめ6選」、いかがだったでしょうか。本日ご紹介した小説や漫画たちは、人々の営みが希薄な場所に位置する秘境の駅を舞台に、人間ドラマが繰り広げられます。日常では体験することのない、非日常的な状況や人との出会いを通じ、主人公たちが成長していく様子を描いています。
秘境の駅が背景になるだけで、いつもと全く違うユニークな世界観が広がりますよね。開放感あふれる大自然、時には厳しい環境、そこに生きる人々の暮らしと温もり、駅という閉じられた空間ながら広大な世界を垣間見ることができます。それぞれの作品に描かれている駅や人々は違えど、登場人物たちが向き合う苦難や喜び、そして駅という場所との絆は、まさに人間の生きる姿そのものです。
人との出会いや別れ、そして時には自身と向き合うことで見つけ出される新たな可能性や成長、本来の自分自身を見つめるきっかけとなることでしょう。また、知らなかった世界の存在や人々の暮らしを知ることは、視野を広げるだけでなく、自身の価値観を再考するきっかけにもなります。
どれも一読の価値がある作品ばかりですから、ぜひ手に取ってみてください。あなたがどこにでもいそうな人間のひとりとして、そして一人の個として、どのようにその場所や登場人物たちに感じ入るのか、その感想を聞くのが楽しみです。
以上、「秘境駅の本 おすすめ6選」をお送りしました。駅という一見、単調な場所ほど、新たな世界、驚き、感動が待ち受けていることを再認識していただけたら嬉しいです。次回も新たなテーマで、おすすめの作品をご紹介することをお約束しましょう。お楽しみに!
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