読むことで見えてくる!おすすめの哲学絵本10選「二番目の悪者」「りんごかもしれない」など話題作をご紹介
問題の根底に迫る哲学絵本をお探しですか?子供だけでなく、大人も引き込まれる素晴らしい作品を厳選しました。一見、シンプルな物語が、実は奥深いテーマを抱えています。二番目の悪者とされる存在が、実は人間社会を映し出す鏡だったり、りんごがただの果物でなく世界観そのものを象徴していたり。子供の目線で読めば違う角度から問いかけてくる、そんな作品ばかりです。これからの読書の一冊にいかがでしょうか。きっと新しい発見があるはずですよ。
『【大型判】二番目の悪者』
ロングセラー『二番目の悪者』に大きなサイズ【タテ26センチ×ヨコ18㎝】が新登場です。
読み聞かせにぜひご利用下さい。帯にタレントのイモトアヤコさんからの推薦コメントを掲載しています。
A5判(税込1540円)も引き続き好評販売中です。
【あらすじ】
金色のたてがみを持つ金ライオンは、
一国の王になりたかった。
自分こそが王にふさわしいと思っていた。
ところが、街はずれに住む優しい銀のライオンが
「次の王様候補」と噂に聞く。
ある日、金のライオンはとんでもないことを始めた――。
登場するのは動物ばかり。人間はひとりも出てきません。
けれど1ページ目はこの言葉から始まります。
「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」
作者 | 林木林/著 庄野ナホコ/イラスト |
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価格 | 1800円 + 税 |
発売元 | 小さい書房 |
発売日 | 2021年04月26日 |
『りんごかもしれない』
作者 | ヨシタケ,シンスケ,1973- |
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価格 | 不明 |
発売元 | ブロンズ新社 |
発売日 | 2013年04月 |
『葉っぱのフレディ いのちの旅』
この絵本を、自分の力で「考える」ことをはじめた日本の子どもと、子どもの心をもった大人たちに贈ります。わたしたちはどこから来て、どこへ行くのだろう。生きるとはどういうことだろう。死とは何だろう。人は生きているかぎりこうした問いを問いつづけます。この絵本が自分の人生を「考える」きっかけになることを祈ります。本書は、アメリカの著名な哲学者レオ・バスカーリア博士が「いのち」について子どもたちに書いた生涯でただ一冊の絵本です。
作者 | レオ・バスカーリア/みらい なな/島田 光雄 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 童話屋 |
発売日 | 1998年10月 |
『オオカミがキケンってほんとうですか?』
「オオカミ キケン!」のはりがみをみたひつじは、オオカミがほんとうにキケンなのか、しらべることにしました。「ねえねえ、おまわりさん、オオカミがキケンってほんとうですか?」「オオカミ〜!?オオカミにあったらこうしてやる!こうしてやる!」おまわりさんはこうふんして、けいぼうをふりまわしました。ひつじはこわくなってにげだしました。オオカミはきらわれもの?4〜5歳から。
作者 | せきゆうこ |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2016年03月03日 |
『おこる』
まいにちおこられてばかりのぼく。なんで、ぼくはおこられるんだろう?なんで、ひとはおこるんだろう?ドキュメンタリーTV番組「情熱大陸中川ひろたか編」から生まれた絵本。
作者 | 中川ひろたか/長谷川義史 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 金の星社 |
発売日 | 2008年09月 |
『へいわとせんそう』
くらべてみると、みえてくる。「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにが変わるのだろう。同じ人や物や場所を見開きごとにくらべると、平和と戦争のちがいがみえてくる。これまでになかった平和絵本!
作者 | たにかわしゅんたろう/Noritake |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | ブロンズ新社 |
発売日 | 2019年03月13日 |
『このよでいちばんはやいのは』
この世でいちばん速いものは何でしょう?ウサギよりチーターは速い。チーターより新幹線、新幹線よりジェット機、ジェット機よりお寺の鐘の音…まだまだ続きます。音より光より速いのは?意外だけど納得の答えが、絵本の中で待っています。原作は1960年代アメリカの作品。その作品をコラムニストの天野祐吉氏が、新しい作品に仕上げました。
作者 | ロバート・フローマン/天野祐吉 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 福音館書店 |
発売日 | 2011年01月 |
『セミ』
セミおはなしする。よいおはなし。かんたんなおはなし。ニンゲンにもわかるおはなし。トゥクトゥクトゥク!
作者 | ショーン・タン/岸本 佐知子 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2019年05月14日 |
『ウーギークックのこどもたち』
病院の地下のボイラー室には、こどもの魂を食べる怪物・ウーギークックが住んでいるー。生まれた時からずっと病院で暮らしている女の子・るるは、こどもの魂を食べるのをやめてもらおうと、ウーギークックに会いに階段をおりていくのだが…。
作者 | 坂元裕二/林田秀一 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2014年03月05日 |
『キツネとねがいごと』
死ぬことがなければ、ずっと幸せでいられるの?「いのち」について考える絵本。
作者 | カトリーン・シェーラー/松永美穂 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 西村書店 |
発売日 | 2017年05月24日 |
それぞれの作品がまるで哲学の玄関口のよう。一度開けば、これまで見えていなかった風景が目の前に広がる。難解で堅苦しいと思われがちな「哲学」が、こんなにも身近で、心に静かに響くものであると感じさせてくれる絵本は、まさに価値ある一冊です。
特に、日常生活の一部に思えるような描写から生まれる哲学的な疑問や考察は、私たちの視野を広げ、これまで気づかなかった新しい視点をもたらしてくれます。当たり前のことを当たり前と思わなくなる、そんな経験を通じて、物事を深く考える機会を増やすことは、自己の成長にも無くてはならない要素でしょう。
また、これらの絵本は子どもから大人まで、年齢を問わず楽しむことができるという点でも素晴らしいものです。子どもにとって、絵本は言葉とイメージを通して世界を知るツール。一方で大人にとっては、新たな視点とリフレッシュの場を提供してくれます。そして、それぞれの作品が心に残るヒントを与えてくれ、私たちの生き方や考え方を再考させてくれる。その中には、ささやかながらも確実に、人生を豊かにする力が詰まっています。
私達の生活の中にある、見過ごしがちな疑問や感情。それらを深掘りしてくれるのが哲学絵本の魅力です。そしてまた、それが単なる抽象的な哲学の問いだけでなく、個々の人生や問題に直結する具体的なものであるからこそ、この絵本はまさに私たちの「生きるヒント」を与えてくれます。
今回ご紹介した10冊は、まさしくそのような絵本たちです。ぜひ一冊、手に取ってみてください。きっと深淵なる世界が広がり、あなたの心に何かを残してくれるでしょう。そして次のページをめくる楽しみと、自分自身と向き合う時間を持つことが出来ることでしょう。今日も新たな一冊と、新たな一日が素晴らしいものであることを願っています。
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