アンネ・フランクを知る本4選

アンネ・フランクの人間性や歴史を学ぶための数々の本がありますが、その中から4冊をご紹介します。まず1冊目、彼女自身の手紙形式で綴られた作品。戦争の中での日々をリアルに描き出しています。2冊目は彼女の生涯を詳細に描いた伝記。彼女の生まれ育った時代背景が深く描かれています。3冊目は彼女の日記と彼女を取り巻く状況を織り交ぜた歴史書。リアリティあふれる描写が引き立ちます。最後は彼女の日記を元にしたグラフィックノベル。絵と文章で彼女の内面を表現しています。
『アンネの日記 増補新訂版』

自分用に書いた日記と、公表を期して清書した日記ー「アンネの日記」が2種類存在したことはあまりにも有名だ。その2つを編集した“完全版”に、さらに新たに発見された日記を加えた“増補新訂版”が誕生した。ナチ占領下の異常な環境の中で13歳から15歳という思春期を過ごした少女の夢と悩みが、より瑞々しくよみがえる。
作者 | アンネ・フランク/深町 眞理子 |
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価格 | 1122円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2003年04月 |
『アンネの日記』

人はなぜ憎み、殺しあうの?世界じゅうに感動をよんだ50年前の少女の日記が、いま、新たに平和と差別を問いかける。
作者 | アンネ・フランク/大石好文 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 理論社 |
発売日 | 1996年11月 |
『かくれ家のアンネ・フランク』

明るく好奇心いっぱいの女の子アンネは、13歳のある日、家族でかくれひそんで暮らすことになります。外は戦争、でもアンネの心のなかはいつも自由でした。喜びや怒り、夢や恋の悩みを、アンネは親友に打ち明けるように日記帳につづります。戦争の時代に生きるとは。アンネが暮らしたオランダのジャーナリストによる伝記物語。
物語のまえに
地 図
アンネたちのかくれ家のようす
1 遊 ぶ……楽しみいっぱいの暮らし
2 家 族……ナチスに追われて
3 戦 争……スキポール空港への空爆
4 法 律……ユダヤ人に禁止されたこと
5 怖 れ……秘密のかくれ家
6 日 記……アンネの大きな夢
7 生きのびる……がんばる!
8 恋……… 屋根裏部屋でのキス
9 密 告……かくれ家にナチスが
10 戦 慄……アンネの死
その後
フランク家の写真アルバムより
本書の執筆にあたって・参考文献
引用リスト
日本の読者のための読書案内
作者 | ヤニー・ファン・デル・モーレン/西村 由美 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2019年08月09日 |
『アンネの童話』

作者 | Frank,Anne,1929-1945 中川,李枝子,1935- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2017年12月 |
次々と選んだ本書の中には、物語そのものがアンネ・フランクの実体験として描かれている本もありますが、その他の作品は彼女の思いを形にしたような、共感を呼ぶ力強さが詰まっています。さまざまな視点からアンネ・フランクを見つめ直すことで、それぞれの作品が持つ独特な色合いやメッセージがきっと感じられることでしょう。
私たちが何気なく過ごしている今この時代も、かつて彼女が生きた時代も、やはり同じく人々が喜びや悲しみ、愛や憎しみを感じながら生きているのだという共通点を、胸に刻み付けてほしいと思います。
そして何よりも、彼女の生きる力、抗う力、希望を信じ抜く力を、これらの作品から感じてほしいと願っています。彼女の日記から読み取れる生々しい人間性、時には苦しみながらも前向きに生きようとするその姿勢こそが、私達が彼女から学ぶべきものではないかと思います。
同じ空の下で、どんな困難に立ち向かいながらも希望を抱き続けるアンネ・フランクの言葉と人生が、私たちの日常や人生観に深く影響を与えてくれることでしょう。
人間としての素晴らしさ、情熱、希望、そして生の尊厳を学び取ることができる作品群。それぞれのページが、あなたにとって新たな発見と感動の源となればと思います。
どの作品も一瞥するだけでなく、じっくりと読み込み、味わい、理解することで本当の魅力が感じられるはずです。決して忘れてはいけない力強いメッセージを、心ゆくまで味わってください。
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