自動運転、その現在地を知るための本4選
自動運転の世界は現在どこにあるのかを温故知新したいあなたのための一冊目。事故のリスクと過大報道に迫った社会学的な一面を提示。一度目を通せば、考え方が一変するかもしれません。二冊目は自動運転技術の歴史を詳細に描いた書籍。こちらは背景知識をしっかり把握したい方に是非手に取っていただきたい逸品。
三冊目に注目が集まるのは、先進国での自動運転導入による社会変動と経済への影響をテーマにした1作。日本だけでなく、世界の流れを知ることができます。最後に、私たちの日常生活に自動運転がどのように影響を与えるのかを描いた一冊。自動運転の現在地を知り、未来を想像するのに一役買うでしょう。
『トコトンやさしい自動運転の本』
作者 | Kraisorn,Throngnumchai,1958- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日刊工業新聞社 |
発売日 | 2022年08月 |
『自動運転レベル4 どうしたら社会に受け入れられるか』
23年4月法改正で可能となった自動運転レベル4では「運転手がいない!」。誰が事故の責任を負うのか。飛び出してきた子供を避けるため誰かを犠牲にしなければならなくなったらAIにどう判断させるのか。市民が求める安全性のレベルはどうか?世界の動向も踏まえ倫理、法、市民意識から社会に受けいれられる方策を探る。
はじめに
1章 自動運転レベル4の準備はどこまで進んでいるか
1.1 日本の取り組み 〜世界に先駆けてレベル4に挑戦
1.2 世界の取り組み 〜欧米はどれくらい進んでいるか
1.2.1 ドイツ
1.2.2 フランス
1.2.3 アメリカ
1.2.4 中国
2章 誰の命を優先するかをAIに委ねられるか
2.1 トロッコ問題 〜人命と人命の選択
2.2 日本における解決 〜無罪にできるか
2.3 ドイツの倫理規則 〜ガイドラインによる解決
2.4 EUの倫理提言、イギリス倫理提言、ISO 39003 〜広域的な提言の意味
2.4.1 EUの倫理提言
2.4.2 イギリス倫理提言
2.4.3 ISO 39003
2.5 ELS(Ethical, Legal and Social Issues)と自動運転 〜なぜ自動運転だけ倫理問題が起きる?
2.5.1 理想の人命保護とは
2.5.2 想定される事例
2.5.3 事例に対する検討「人間」
2.5.4 事例に対する検討「システム」
2.5.5 「人命最優先」の意味とは
2.5.6 誰の人命が保護されるべきか
3章 自動運転では誰が事故時の責任を負うのか
3.1 自動運転レベル0〜2の刑事責任 〜一番普及している車の事故時の責任とは?
3.2 自動運転レベル3の刑事責任 〜いま最新の事故ケースは?3.3 自動運転レベル4の刑事責任 〜運転者不在の事故モデルと責任は?
3.3.1 特定自動運行実施者の教育義務
3.3.2 特定自動運行主任者の配置
3.3.3 特定自動運行主任者の義務
3.3.4 乗客の義務と刑事責任
3.4 自動運転に関するデータ 〜何をどれだけ記録すれば良いか?
3.4.1 日本におけるデータの取り扱い
3.4.2 ドイツにおけるデータの取り扱い
3.5 民事責任と保険 〜自動車保険が自動運転にどうかかわるか
4章 自動運転レベル4が社会に受容されるために必要なこと
4.1 安全性に対する厳しい市民の目 〜一般市民と専門家の溝
4.2 社会が受容するために何をすべきか 茨城県境町・栃木県の自動運転バス実証実験の成果から
おわりに
作者 | 樋笠 尭士 |
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価格 | 2310円 + 税 |
発売元 | 学芸出版社 |
発売日 | 2023年03月24日 |
『自動運転の技術開発ーその歴史と実用化への方向性』
世界が自動運転車の開発を競う中、条件付き自動運転のレベル3や先進運転支援システムの実用化が話題となっている。本書では、自動運転車の概念の起源から発展の歴史をたどり、先進運転支援システムにつながる基礎研究や開発過程を自動運転の研究開発責任者として、長く携わった著者が綴る。
作者 | 古川 修 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | グランプリ出版 |
発売日 | 2022年01月04日 |
『自動運転&MaaSビジネス参入ガイド 周辺ビジネスから事業参入まで』
自動運転・MaaSビジネスが加速!
新モビリティ産業へ参入しよう!
【本書の概要】
本書は、自動運転にかかわるビジネスを考えている方に向けて、
自動運転およびMaaSビジネスの基礎知識と各分野における事例、
および業界・サービスへの参入方法について解説します。
【本書で扱う業界・サービス】
本書では、注目されている10の業界・サービスに目を向け、
これから自動運転・MaaSビジネスを始めたい人が、
どのようにすれば市場に参入できるか、具体的な方法を解説します。
・注目の5つの業界
小売業
物流業
不動産業
農業
BtoG業界(行政・官公庁向けビジネス)
・注目の5つのサービス
広告
金融・決済
エンタメ・コンテンツ
情報セキュリティ
カーシェアリング
【対象読者】
・自動運転ビジネスを考えている経営者・起業予定者
・新規参入を考える企業のプロジェクト担当者
【著者プロフィール】
下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)
大手デジタルマーケティングエージェンシーの株式会社アイレップにて取締役CSOとして、
SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。
2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーションを支援すべく、
株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ5社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。
2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、
自動運転領域専門メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、国内業界最大級のメディアに成長させる。
講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
作者 | 下山 哲平(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人) |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 翔泳社 |
発売日 | 2020年11月05日 |
これらの作品を通して、自動運転技術の現在、そしてその先の未来をはっきりと眼に見える形で捉えていただけたら幸いです。速やかに進化を遂げる現今の自動運転技術。その進歩は決して停まることなく、日々の生活をどんどん変えていきます。
今回紹介した4冊は、その自動運転の世界を多角的に理解する手助けになると確信しています。グラフィカルな漫画の世界を通じて降り注ぐ専門的な情報は、一枚の絵が何千もの言葉に勝ると言うように、わかりやすくて深く、心に残るものです。
それぞれの作品が、自動運転に興味を持つ方々にとって、まさに“ガイドブック”の役割を果たしてくれることでしょう。現代社会で急速に変化する自動運転の世界を、これらの作品を通じて一緒に学び、理解を深めましょう。そしてその先に広がる未来を想像するための旅路の一歩を、ここから踏み出していただけたらと思います。
自動運転という、身近なテーマ。しかし実は、その内実を理解するのはなかなか難しいものです。しかし、楽しみながら、漫画や小説を通して学ぶことで、その難しさを一緒に乗り越えることができるはずです。一読するごとに、新たな発見があるかもしれません。今一度、その手に取ってみてはいかがでしょうか。
今後も、皆さんが自分自身で「知る」ことに新たな楽しさを見つけ、「学ぶ」ことの喜びを味わうための手助けができれば、これほど嬉しいことはありません。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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