三島由紀夫の小説 おすすめ6選 読む順番が気になる人へ
三島由紀夫さんの作品を読んでみたいと思っている方、まずはどれから手を付ければいいか迷っている方へ。この記事では、三島作品の中から厳選した6作品を、初めて読む方にも分かりやすい順番で紹介します。三島作品の魅力、それは深い人間描写と緻密なストーリー、そして日本文化への深い洞察による土着的な世界観。ある作品では繊細な心情描写に引き込まれ、またある作品ではエキゾチックな世界に足を踏み込むかのような感覚になります。そして、それらが深い洞察力と筆力によって織り成された物語を楽しむことができます。まずはどの作品から読むべきか、そんなお悩みを解決するための一助となれば嬉しいです。
『金閣寺』
作者 | 三島,由紀夫,1925-1970 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2020年11月 |
『潮騒』
古代の伝説が息づく伊勢湾の小島で、逞しく日焼けした海の若者新治は、目もとの涼しげな少女初江に出会う。にわかに騒ぎだす新治の心。星明りの浜、匂う潮の香、触れ合う唇。嵐の日、島の廃墟で二人きりになるのだが、みずみずしい肉体と恋の行方はー。困難も不安も、眩しい太陽と海のきらめきに溶けこませ、恩寵的な世界を描いた三島文学の澄明な結晶。その火を飛び越して来い。永遠の青春がここにー。その名を不動のものとした、29歳の作品。
作者 | 三島 由紀夫 |
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価格 | 649円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2020年10月28日 |
『仮面の告白』
女に魅力を感じず、血に塗れた死を憧憬しつつ自らの性的指向に煩悶する少年「私」。軍靴の響き高まるなか、級友の妹と出会い、愛され、幸福らしきものに酔うが、彼女と唇を重ねたその瞬間「私には凡てがわかった。一刻も早く逃げなければならぬ」-。少年が到達した驚異の境地とは?自らを断頭台にかけた、典雅にしてスキャンダラスな性的自伝。詳細な注解付。“この告白によって、私は自らを死刑に処すー”初の書き下ろし長編。のちのすべてが包含された代表作。
作者 | 三島 由紀夫 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2020年10月28日 |
『花ざかりの森・憂国 自選短編集』
二・二六事件で逆賊と断じられた親友を討たねばならぬ懊悩に、武山中尉は自刃を決意する。夫の覚悟に添う夫人との濃厚極まる情交と壮絶な最期を描く、エロスと死の真骨頂「憂国」。16歳の実質的デビュー作「花ざかりの森」、著者の生涯にわたる文学的テーマを内包した「中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」等13編。多彩な魅力の自選短編集。
作者 | 三島 由紀夫 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2020年10月28日 |
『女神 改版』
作者 | 三島 由紀夫 |
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価格 | 781円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2002年11月 |
『命売ります』
「命売ります。お好きな目的にお使い下さい。当方、二十七歳男子。秘密は一切守り、決して迷惑はおかけしません」目覚めたのは病院だった、まだ生きていた。必要とも思えない命、これを売ろうと新聞広告に出したところ……。危険な目にあううちに、ふいに恐怖の念におそわれた。死にたくないーー。三島の考える命とは。「案外、純文学作品ではない、したがって誰もそこに魂の告白を期待していない、『命売ります』のような小説のなかでこそ、こっそり本音を漏らしていたのではなかろうか。」(種村季弘「解説」より)1998年刊行の本書が2015年紀伊國屋書店 新宿本店の文庫年間売上ランキング1位に。「こんな面白い作品、ほっといていい訳ない」。隠れた怪作小説 30万部突破! !「仮面の告白」「潮騒」「金閣寺」といった代表作もすごいけど、いまの気分はコレでしょ。
作者 | 三島 由紀夫 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 1998年02月01日 |
それぞれ異なる視点から三島由紀夫の世界に触れることができるこの6作品。一冊ずつ読み進めていくと、彼が描き出す美と死、その背景にある哲学や信念が見えてきます。初めて三島作品に触れる方も、既に何冊か読んだことがある方も、どの作品から手をつけても新たな発見があるはずです。
そこに描かれる緻密な人間ドラマや三島独特の絶妙な表現に魅了され、一冊読み終えるごとに次回作への期待が膨らんでいくことでしょう。それぞれの作品が織りなす彼の世界観に触れ、自分なりの解釈を楽しんでみてください。
さらに、この6作品があなたに与える影響も見逃せません。人間の内面に踏み込んだ作風は、思わず自己省察に向かわせ、自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれます。
もちろん、一冊一冊をゆっくりと味わって読むのもオススメですが、一気読みすることで三島由紀夫の世界にどっぷりと浸る感覚は、まさに他の何物にも代え難い体験となるでしょう。それぞれの作品を読み終えた時、心の中に残る何かがあるはずです。
まだ三島由紀夫の作品を読んだことがない方、これを機にぜひ彼の世界へ足を踏み入れてみてください。そして、一度読んだことがある方も、再度この6作品に触れることで新たな発見があるかもしれません。
この6作品があなたの読書時間を豊かなものにし、また新しい視点を提供できればと願います。それでは、一冊ずつ、ゆっくりと三島由紀夫の世界をお楽しみください。
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