文化と芸術の交差点!おすすめの江戸時代文化人物語歴史小説10選「化け者心中」「絵金、闇を塗る」など話題作をご紹介
文化と芸墓の交差点、江戸時代。そこには常識を破り、芸術に心を捧げる個性派たちが溢れていました。彼らの独特な世界観を描いた歴史小説たちは、まさに時空を超えて読者に密接なエネルギーを伝えます。
画家、歌舞伎役者、文人、らくがき師など、様々な職業の人々が活躍する作品たちは、当時の生活や文化、感情を丁寧に描き出しています。それぞれが抱える思い、喜び、哀しみ、栄光、挫折など、人間のありのままの姿が見えてきて、数百年先の今を生きる私たちにも共感を覚えることでしょう。
鮮やかな浮世絵の世界を描き出す作品もあります。彼らが何を思い、どう描いたのか? その背景にあるストーリーは、きっと皆さんを揺さぶることでしょう。
『化け者心中』
作者 | 蝉谷,めぐ実,1992- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年10月 |
『絵金、闇を塗る』
作者 | 木下,昌輝,1974- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2018年07月 |
『福袋』
今、いちばん勢いのある時代小説作家・朝井まかてが、こよなく愛する江戸の町を舞台に、歌舞伎役者や職人、商売人など様々な生業の人々の姿を、中身の詰まった8編の人情話に仕立てた傑作短編集。
1編目の「ぞっこん」では、「筆」が語り手になる。看板書きだったあるじと「筆」との出会いや情の深まりを、緩急をつけた落語調の文体で読ませる。2編目の「千両役者」は、ぱっとしない歌舞伎役者に千載一遇のチャンスが巡ってくる。もう後がない役者の焦りと、破滅と背中合わせの功名心が生々しく伝わる。3編目の「晴れ湯」は、湯屋(銭湯)を営む家に生まれた少女が主人公。客の戯作者や長屋のおかみさんたちのふるまい、子どもなりの家業への意気込み、江戸で恐れられた火事……。少女は大小のドラマに遭遇しながら、道楽者の父と働きづめの母という夫婦を、一つの男女の形として受け入れていく。続いて、自分のやりたいことを見つけた古着屋の少女が巻き込まれた揉め事に、愉快なオチを付けた4編目「莫連あやめ」。離縁された大喰らいの姉と、彼女を馬鹿にしながら利用する弟の、それぞれの顛末を活写した5編目「福袋」。さらに、女絵師が描いた枕絵が、昔の恋を照らす6編目「暮れ花火」。堅物の家主が、神田祭のお祭掛になってしまった7編目「後の祭」。その日暮らしの遊び人、卯吉と寅次の二人が助けた男からお礼にもらった品で商売を始める8編目「ひってん」。と、まさに福袋のように、何が入っているかわからないワクワク感とお得感。直木賞作家・朝井まかて初の短編集にして、第11回舟橋聖一文学賞を受賞した傑作!
作者 | 朝井 まかて |
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価格 | 913円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2019年07月12日 |
『飛燕の簪 神田職人えにし譚』
財布や煙草入れなど、身につける小物に刺繡と金銀の箔をあわせて模様を入れる、縫箔師の咲。
両親を亡くし、弟妹の親代わりとなって一生懸命に腕を磨いてきた。
ある日立ち寄った日本橋の小間物屋で、咲はきれいな飛燕の簪に魅了される。
気になって再び店を訪れると、その簪を手掛けたという錺師の修次と出会った。
しかし二人が話している隙に、双子の子供が簪を奪って逃げてしまい……。
咲が施す刺繡が人々の縁をやさしく紡ぎます──江戸のお仕事人情小説、装いを新たにシリーズ開幕!
作者 | 知野みさき |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2020年07月15日 |
『子育て飴 : 江戸菓子舗照月堂』
作者 | 篠,綾子,1971- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2020年07月 |
『群青の闇 薄明の絵師』
町絵師の子として育った諒は、京狩野家の絵師・五代目狩野永博の許へ弟子入りをする。諒の才能に惚れこんだ永博は自分の娘・音衣と結婚させ婿養子として迎えた。京狩野家の六代目絵師として邁進していたが、妻との関係が冷めていくうちに、諒を兄と慕う幼馴染みの夜湖といつしか男女の関係になっていたー。一方で、「豊臣家の宝」とも呼ばれ、岩絵具にすると深い群青色を出すといわれた幻の輝石「らぴす瑠璃」が京狩野家に密かに伝えられているという噂を耳にする。「絵師とは何ぞや」。その答えを求め続ける男たちと、様々な思惑の中で苦悩する女たちを描いた、書き下ろし時代小説。
作者 | 三好昌子 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2019年07月13日 |
『結ぶ菊 上絵師 律の似面絵帖』
律に着物を注文してくれた裕福な後家の千代は、女の身ながら女郎を身請けするという。千代とともに吉原へと足を運んだ律は、女郎の足抜き騒ぎに巻き込まれてしまう。一方、料亭・尾上の娘で小町と評判の綾乃に上方の男との縁談が持ち上がり、粋人の雪永と彼の長年の想い人、千恵との間もついにー。律の周りで様々な恋模様が動きだす、人気シリーズ第九弾!
作者 | 知野みさき |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2023年05月10日 |
『うばたまの : 墨色江戸画帖』
作者 | 佐倉,ユミ |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2018年12月 |
『カナリア恋唄』
作者 | 杉本,章子,1953-2015 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2016年02月 |
『似せ者』
作者 | 松井,今朝子,1953- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2005年08月 |
さあ、いかがでしたか?江戸時代の文化と芸術が交錯する舞台を描いた驚きに満ちた作品群をご紹介しました。どの作品も、画家、彫刻家、美術商など、さまざまな文化人が登場し、生身の人間としての苦渋と奮闘、そしてその成果をリアルに伝えてくれます。彼らが生きた時代とは何十年という時を超え、現代までその息吹は続いています。思えば、現代の私たちも彼らと同じく時代の中で生き、苦しんでいます。
これらの作品が描くのは、度重なる困難を乗り越えて成果を上げた一人一人の人間の生き様です。彼らの歩みは茶の湯、浮世絵、狂歌、能楽など、江戸の独特な文化と芸術が背景となって描かれます。その中には、現代にも通じる普遍的なものが散りばめられているのです。
また、それぞれの作品には、時代を駆け抜ける人々の情熱や葛藤、生活の詳細といった、ストイックでリアルな描写が満載です。そこには、現代の私たちが忘れがちな「生きる力」や「創造の喜び」が詰まっています。
独特の文化と芸術が鮮やかに描かれたこれらの小説を通じて、ぜひ一度江戸時代の息吹を感じてみてください。あなた自身の生活に新たな視点や刺激を与えてくれるかもしれません。読み進めてみれば、まるでタイムスリップしたかのような感覚に包まれますよ。
さて、次回はまた違った切り口で新たなおすすめ作品をご紹介します。ぜひ楽しみにお待ちくださいね。それでは、良き読書ライフをお過ごしくださいませ。
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