自殺を考える人が読む本10選

人生が辛くて自分の存在自体が悲しい…。そんな時に読んでほしい、元気をくれる本のご紹介です。登場人物が自分と同じように苦しんでいる様子を描いている作品や、逆境を乗り越えてきたヒーローが活躍する作品など、いろいろな角度から自分を救おうとする本たちです。明るく楽しいだけではなく、生きる苦しさを描いたものもありますが、必ずしも自らの命を絶つことが答えではないことを教えてくれます。希望や愛、友情といったテーマが深く掘り下げられており、どん底にいる自分を引き上げてくれる力をもらえるでしょう。また、孤独を感じているあなたに、きっと寄り添ってくれる一冊が見つかりますように。
『完全自殺マニュアル』

薬局で買える死ねるクスリから、最も安楽に死ねる方法まで、聖書より役に立つ、コトバによる自殺装置。
作者 | 鶴見済 |
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価格 | 1281円 + 税 |
発売元 | 太田出版 |
発売日 | 1993年07月07日 |
『自殺学入門 : 幸せな生と死とは何か』

作者 | 末木,新,1983- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 金剛出版 |
発売日 | 2020年05月 |
『自殺帳』

人はなぜ自殺するのか? 人はなぜ自殺しないのか?
そのあわいをみつめつづけてきた精神科医、春日武彦による
不穏で不謹慎な自殺論考。
自殺は私たちに特別な感情をいだかせる。もちろん、近親者が死を選んだならば、なぜ止められなかったのかと、深い後悔に苛まれ、悲しむことだろう。だが一方、どこかで覗き見的な欲求があることも否定できない。「自殺はよろしくない」「でも自殺せざるを得なかった人の辛さに思い巡らせるのも大切」「あなたの命は決してあなただけのものではない」など、さまざまな意見を持つ人に読んでもらいたい、自殺についての深掘りエッセイ。自殺されたクライアントとの体験や、さまざまな文学作品、遺書、新聞報道記事などを下敷きにした、自らも自殺に近い位置にいる精神科医による、自殺をめぐる集大成。
「強引に言い切ってしまうなら、人間そのものに対する「分からなさ」が身も蓋もない突飛な形で現出しているのがすなわち自殺ということになろう。その突飛さを前にして、動揺した我々は、(情けないことに)つい「ゲスの勘ぐり」やら下品な好奇心至上主義を全開にせねばいられなくことが稀ではない。悼んだり悲しむと同時に、無意識のうちにそんな方向に走ってしまう。だから「その不可解さがもはや珍味と化している事案」と表現してみても、あながち的外れではあるまい。
そんな次第で自殺に関して思うこと、感じること、精神科医としての意見、文学的関心などをだらだらと書き連ねていきたい。もっとも、それが正鵠を射た内容であるのか否かは、自殺を遂げた当人ですらはっきりとはしないであろうけれど。」
(「はじめに」別バージョンより)
はじめに
第1章 胃の粘膜
第2章 石鹸体験
第3章 登場人物を自殺させる
第4章 遺書のリアル
第5章 自殺の七つの型 1美学・哲学に殉じた自殺。
第6章 自殺の七つの型 2虚無感の果てに生ずる自殺。
第7章 自殺の七つの型 3気の迷いや衝動としての自殺。
第8章 自殺の七つの型 4懊悩の究極としての自殺。
第9章 自殺の七つの型 5命と引き換えのメッセージとしての自殺。
第10章 自殺の七つの型 6完璧な逃亡としての自殺。
第11章 自殺の七つの型 7精神疾患ないしは異常な精神状態による自殺。
第12章 漆黒のコアラ
おわりに
作者 | 春日武彦 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 晶文社 |
発売日 | 2023年10月12日 |
『バズる「死にたい」 : ネットに溢れる自殺願望の考察』

作者 | 古田,雄介,1977- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2024年08月 |
『自殺対策の政治学』

自殺の多い国、日本。私的領域分野の問題だと思われていた自殺の問題が、なぜ国家が担うべき「政策」となったのか。そして、どのように実施されてきたのか。詳細な文献・議事録研究およびインタビュー調査をもとにここに明らかにする。
作者 | 森山花鈴 |
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価格 | 3190円 + 税 |
発売元 | 晃洋書房 |
発売日 | 2018年03月 |
『「死にたい」と言われたら』

日本では人口の2%が自殺で死亡している。なぜ自殺は起こるのか、自殺は悪いことなのか、死にたい気持ちにどう対応するか――心理学の知見から考える。
作者 | 末木新/著 |
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価格 | 800円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2023年06月08日 |
『』

作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | |
発売日 |
『ヒトはなぜ自殺するのか : 死に向かう心の科学』

作者 | Bering,Jesse,1975- 鈴木,光太郎,1954- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 化学同人 |
発売日 | 2021年01月 |
『自傷・自殺する子どもたち』

作者 | 松本,俊彦,1967- 斉藤,万比古,1948- 市川,宏伸,1945- 本城,秀次,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 合同出版 |
発売日 | 2014年03月 |
『財産を失っても、自殺しないですむ方法 ――マーク・リッチーのトレーディングバイブル』

作者 | マーク・リッチー/山口雅裕/長岡半太郎 |
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価格 | 2156円 + 税 |
発売元 | パンローリング株式会社 |
発売日 | 2021年12月30日 |
これまでご紹介してきた10冊の作品を、心の中に深く沈んだ方々が読むとき、一つでも新たな視点や希望を見つけられると嬉しいです。どれもそれぞれの作者が、自身の経験や想像力を織り交ぜて描いた厳しい現実や人生の問題に対する答えを提示しています。
深淵から這い上がろうと跳躍する勇気、暗闇の中で小さな光を探し求める探究心、厳しい現宅を乗り越えるためのリアルな方法論...読むほどに生きる力が湧き、問題を攻略するヒントが散りばめられています。
それぞれの作品は、人間とは何か、人生とは何か、苦しみとは何か、という一見哲学的な問いを立てつつも、親友に話を聞くかのような身近さで、読み手の心に語りかけてきます。大切なことを伝えるためにあえて苦痛や悲しみというネガティヴな要素に触れられていますが、それはすなわち、人間が持つポテンシャルや生命力、希望を見つけ出すためのツールなのです。
「読む」という行為は、時に自分自身と向き合うきっかけになります。これらの作品を手に取り、読んでみて苦しくなった方は、まずは誰かに話しを聞いてもらうことをお勧めします。自分だけで抱え込まず、他人の助けを借りる強さを持つこともまた、生き抜くための力と言えるでしょう。
それぞれの作品が、読者一人一人にとって新たな道しるべとなりますように。それが私たちが本記事を作成した意図であり、一番の願いです。たとえ今、闇に包まれて見えないとしても、必ずどこかに出口はあるはずです。それを信じ続け、一緒に歩んでいきましょう。
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