明治時代が舞台のミステリー小説 おすすめ8選

舞台は見慣れた明治時代、しかし織り込まれる謎や事件がこの時代を新たな視点で見せてくれます。そう、今回紹介するのは、明治時代が舞台のミステリー小説8選。着物姿の探偵が名探偵として活躍する物語、新興宗教の陰で起こる事件を描いた作品、殖民地時代の都市を舞台に謎を解き明かすストーリーなど、バリエーション豊かに揃っています。エンタメ要素溢れるものから、歴史的背景を感じさせる作品まで、一つ一つの物語が持つ独自の世界観に引き込まれること間違いなし。ミステリー好きの皆さん、ぜひこの機会に、明治の時代を舞台に繰り広げられる驚きと感動に触れてみてください。
『浄天眼謎とき異聞録 : 明治つれづれ推理 上』
| 作者 | 一色,美雨季 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | マイナビ出版 |
| 発売日 | 2016年12月 |
『松籟邸の隣人(一) 青夏の章』
明治時代の湘南といえば、大磯だった!
この地には、明治20年代後半から、伊藤博文、大隈重信、陸奥宗などの大物政治家や、岩崎弥之助など経済人が別荘を建て、そこを目指して多くの人が集まるようになった。
また大磯は、日本初の海水浴場として、老若男女が集う一大リゾート地だったのである。
本書は、この地をこよなく愛し、後に宰相となる少年・吉田茂と、謎の隣人・天人(あまと)の二人が、別荘地で起きる様々な事件を解決していく連作活劇ミステリー。
茂が少年時代を過ごした吉田家の別荘は、父・健三によって「松籟邸」と名付けられていた。一方、隣人・天人が住んでいたのは、瀟洒な洋館。アメリカ帰りとも思えるこの若者は、一体何者なのか。そんな天人によって人間性を育まれた茂は……。
『天離(あまさか)り果つる国』で注目を集めたエンタメ作家が、虚と実を巧みに織り交ぜて紡ぎ出した「明治浪漫」。
| 作者 | 宮本 昌孝 |
|---|---|
| 価格 | 2310円 + 税 |
| 発売元 | PHP研究所 |
| 発売日 | 2023年11月15日 |
『開化鉄道探偵 第一〇二列車の謎』
明治18 年。6年前に逢坂山トンネルの事件を解決した、切れ者と名高い元八丁堀同心の草壁賢吾は、井上勝鉄道局長に「大宮駅で何者かによって脱線させられた貨車から、謎の千両箱が発見された事件について調査してほしい」と新たな依頼を受ける。警察は千両箱を、江戸幕府の元要人で官軍に処刑された小栗上野介の隠し金と見ているらしい。事件の鍵は荷積みの行われた高崎にありと、草壁と相棒の鉄道技手・小野寺乙松は同地に向かうが、乗っていた列車が爆弾事件に巻き込まれてしまう。更に、千両箱を狙う自由民権運動家や没落士族が不穏な動きを見せる中、ついに殺人事件が!
| 作者 | 山本 巧次 |
|---|---|
| 価格 | 858円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2021年08月12日 |
『少年泉鏡花の明治奇談録』
| 作者 | 峰守,ひろかず |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2023年08月 |
『博物館の少女 = A Girl at the Museum : 怪異研究事始め』
| 作者 | 富安,陽子,1959- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 偕成社 |
| 発売日 | 2021年12月 |
『乙女椿と横濱オペラ』
| 作者 | 水守,糸子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2020年11月 |
『かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖』
明治末期、木下杢太郎や北原白秋、石川啄木ら若き芸術家が集ったサロン「パンの会」。彼らは会合のたび、趣向を凝らした料理を味わいながら、推理合戦を繰り広げていた。生まれたての赤ん坊が目玉と臀部をくり貫かれ殺された事件(「さる華族の屋敷にて」)。陸軍士官学校の校長はなぜ自決したのか ――(「未来からの鳥」)など六篇。傑作ミステリ。
| 作者 | 宮内悠介/著 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 幻冬舎 |
| 発売日 | 2023年10月05日 |
『明治殺人法廷』
| 作者 | 芦辺,拓,1958- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2024年09月 |
それでは、明治時代を舞台にしたミステリー小説の紹介を終わりにしましょう。今回ご紹介した8作品はすべて、明治時代という特異な時期に描かれた物語です。洋風の新たな文化が芽吹き、伝統的な日本文化と接触・融合する中で生み出された独自の世界観。その中にある人々の生き様、そして巧妙に絡まったミステリー要素は、読む者の心を強く掴みます。
それぞれの作品には、著者が思い描いた明治時代の風景や人々の営みが描かれています。洋行帰りの異色な探偵、庶民の生活に根付いた怪事件、近代化へのまごつきから生まれるデカダンス……。時代の移り変わりを反映しつつ、深淵なる人間の心情や欲望も見事に描き出しています。その鮮やかな筆致は、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような感覚を読者に与えてくれるでしょう。
また、これらの作品はただのミステリー小説だけでなく、社会や文化、歴史についても考えさせてくれます。明治時代の日本という舞台を通じて、私たちはさまざまな視座から現代社会を見つめ直すきっかけを得られるのです。登場人物たちが直面する葛藤や選択は、彼ら自身だけでなく、その時代を生きる全ての人々の物語でもあります。
非常に個性的かつ魅力的な8作品を今回ご紹介しましたが、それぞれの作品には明治時代という時代背景を利用した独自の世界観と、その時代ならではの深みがあるため、満足すること間違いなしです。今回ご紹介した作品を是非一読し、その濃密な世界観と物語に触れてみてください。そして、自分だけの一番のお気に入りを見つけていただければ幸いです。
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