女性作家が織りなすおすすめフェミニズム小説集8選

女性作家たちが展開するフェミニズムの世界、私たちが推薦する8作品は、胸を打つ感動から笑いを誘うユーモラスな一面までを描いています。それぞれの作品は、性別の問題を考えるきっかけを提供し、思考を深めるためのインスピレーションになります。美しい言葉と共に、女性の立場、女性の感情、社会に対する女性自身の関わり方など、あらゆる角度からフェミニズムを表現しています。繊細な感情から強靭な意志まで、そこには女性のリアルな姿が描かれています。これらの作品を通じて、より深い理解と共感を得ることができるでしょう。
『フェアな関係』
| 作者 | 兼桝綾 |
|---|---|
| 価格 | 1683円 + 税 |
| 発売元 | タバブックス |
| 発売日 | 2022年11月24日 |
『持続可能な魂の利用 (中公文庫)』
| 作者 | 松田青子 |
|---|---|
| 価格 | 819円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2023年05月25日 |
『ナイルパーチの女子会 (文春文庫)』
| 作者 | 柚木 麻子 |
|---|---|
| 価格 | 815円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2018年02月09日 |
『ピエタとトランジ : 完全版』
| 作者 | 藤野,可織 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2020年03月 |
『82年生まれ、キム・ジヨン (ちくま文庫)』
| 作者 | チョ・ナムジュ/斎藤真理子 |
|---|---|
| 価格 | 715円 + 税 |
| 発売元 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2023年02月13日 |
『脱コルセット:到来した想像』
脱コルセット運動は、苦痛や搾取、虐待を今、この場所で経験している女性たちの人生を変える最適のツールだった
韓国フェミニズム、最大のムーブメント「脱コルセット」とは何か。
『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』『失われた賃金を求めて』に続く、イ・ミンギョン第3弾。
ルックス至上主義、規範的女性性に抵抗する脱コルセット運動。韓国の若い女性たちが化粧品を捨て、髪を短くした写真をSNSにアップ、急速に広まった。女性らしさを「電撃的に打ち切る」強いアプローチを取った背景とは。イ・ミンギョンが「脱コル」実践者たちと対話し、読解を試みた渾身の1冊。
日本の読者のみなさんへ イ・ミンギョン
0 観念から感覚へ
1 女から人へ
2 する自由からしない自由へ
3 努力から忘却へ
4 美しさから痛みへ
5 平面的な自我イメージから立体的な自分へ
6 美の観点から機能の観点へ
7 男性の他者から、女性として同一視された女性へ
8 画一的な日課から多様な日常へ
9 順応から違反へ
10 分裂から統合へ
11 今、ここから、別の世界へ
12 死から生へ
13 さあ、次の世代へ
| 作者 | イ・ミンギョン/生田美保/オ・ヨンア/小山内園子/木下美絵/キム・セヨン |
|---|---|
| 価格 | 2200円 + 税 |
| 発売元 | タバブックス |
| 発売日 | 2022年03月30日 |
『かたづの! (集英社文庫)』
| 作者 | 中島京子 |
|---|---|
| 価格 | 770円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2017年08月04日 |
『失われた賃金を求めて』
| 作者 | イ・ミンギョン/小山内園子/すんみ |
|---|---|
| 価格 | 1683円 + 税 |
| 発売元 | タバブックス |
| 発売日 | 2021年02月19日 |
さて、今回は日本と海外の数々の女性作家によるフェミニズム小説を8冊ピックアップしてご紹介してきました。自己開示、女性たちの生き方、恋愛観に至るまで、それぞれが独自の視点をもって問題提起を行っています。これらの作品を通して、ジェンダーや女性という視点からの世界を描き出す彼女たちの鋭角度な観察眼に触れ、リアルで深みのある人間ドラマを体感してもらえたらと思います。
また、これらの作品は「フェミニズム」という言葉だけでくくってしまうにはあまりにも視野が広い。様々な生き方や価値観が存在する現代社会において、一人一人が自分自身の生き方を見つめ直してみるきっかけになるかもしれません。性別を問わず、読んでくれたあなた自身がどう感じ、どう思うか。そこにあるのはきっと、あなただけの物語なのです。
最後に、紹介した作品集が、少しでも多くの方々にとって新たな視点や発見、そして自己の成長への一助となりますように。これらの物語が人々の琴線に触れ、世界を見る視角をちょっとでも広げるきっかけになれば幸いです。
話の主人公が女性であるというだけでなく、女性を取り巻く社会や立場、様々な問題について深く考えさせられる作品ばかりです。知らず知らずのうちに読書の時間があっという間に過ぎていくことでしょう。また、新たな視点から自分自身を見つめなおし、自己理解を深めるきっかけにもなるはずです。
それでは、次回もまた、心に残る作品をご紹介できますように。皆さまの読書ライフがより一層豊かで、楽しいものとなりますように。今回ご紹介した8冊、是非手に取って読んで見てくださいね。
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