いい湯だな 銭湯が舞台の作品10選
湯気と共に揺れる記憶、溢れる笑顔、そして人々のつながり。銭湯はそんな日常のドラマが繰り広げられる場所ですよね。今日は、そんな銭湯が舞台の作品10選を紹介します。男湯、女湯を行き来するコミカルな物語もありますし、若者が銭湯を再生する努力を描いた感動作も。畳んだ湯ふろしきの上に広がる人々の優しさや、ほのぼのした日常を感じることができますよ。大衆浴場の湯舟から広がる人情話や人間ドラマは、普段の生活で疲れた心を癒してくれます。一緒に湯船につかりながら、心温まる物語を楽しみましょう。
『おかえり水平線 1』
「だって俺ら子供やし誰も悪くないやん」
海辺の街で、祖父と銭湯を営む遼馬。いつものように学校帰りに開店準備をしていると、父の隠し子を名乗る玲臣という少年がやって来て──？ 銭湯を舞台に繰り広げられる高校生群像劇、開幕！
| 作者 | 渡部 大羊 |
|---|---|
| 価格 | 792円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2025年07月04日 |
『まゆりさんのいる銭湯 1』
のれんをくぐった先に見えたのは、番台にのっかった大きな大きなアレでした…
揺れるたわわに心癒され、体もほぐされちゃう…！？ほんわか銭湯コメディ！
| 作者 | ジェームスほたて |
|---|---|
| 価格 | 759円 + 税 |
| 発売元 | 少年画報社 |
| 発売日 | 2024年08月07日 |
『ババンババンバンバンパイア 1』
老舗銭湯で住み込みバイトをする蘭丸。彼の正体は齢450の吸血鬼。究極の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯の一人息子・李仁くん(15歳・童貞)の操を守り続けている。ところが、思春期を迎えた李仁くんに異変発生!! 同じクラスの女の子に一目ぼれしてしまったのだ!! 「李仁くんの童貞は絶対に死守する!!」。蘭丸、決死の童貞喪失阻止作戦が幕を開ける…!!
| 作者 | 奥嶋ひろまさ |
|---|---|
| 価格 | 759円 + 税 |
| 発売元 | 秋田書店 |
| 発売日 | 2022年03月08日 |
『アンダーカレント』
ほんとうはすべて知っていた。心の底流（undercurrent）が導く結末を。夫が失踪し、家業の銭湯も手につかず、途方に暮れる女。やがて銭湯を再開した女を、目立たず語らずひっそりと支える男。穏やかな日々の底で悲劇と喜劇が交差し、出会って離れる人間の、充実感と喪失感が深く流れる。 映画一本よりなお深い、至福の漫画体験を約束します。 「今、最も読まれるべき漫画はこれだ！すでに四季賞受賞作で確信していたその物語性と演出力に驚く。豊田徹也は心の底流に潜む、なにかの正体を求めるように静かに語る。」--（谷口ジロー）
| 作者 | 豊田 徹也 |
|---|---|
| 価格 | 1210円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2005年11月20日 |
『ゆとのと 1』
| 作者 | 泉,紗紗 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 日販アイ・ピー・エス |
| 発売日 | 2018年08月 |
『銭湯の女神さま(1)』
| 作者 | えのきづ |
|---|---|
| 価格 | 680円 + 税 |
| 発売元 | 芳文社 |
| 発売日 | 2018年09月06日 |
『おんな湯にっき 公衆浴場女子湯図鑑』
| 作者 | ふじたみき |
|---|---|
| 価格 | 649円 + 税 |
| 発売元 | 日本文芸社 |
| 発売日 | 2014年11月19日 |
『メゾン刻の湯』
| 作者 | 小野美由紀/丸紅茜 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2018年03月02日 |
『下町銭湯家族 1』
| 作者 | 大島,永遠 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 少年画報社 |
| 発売日 | 2017年10月 |
『風呂屋のフーコ（1）』
昭和後期、大阪にある銭湯「舟出湯」で働く少女・風呂宮風子は元気溌剌な小学5年生。番台についたり、釜場の掃除を手伝ったり、銭湯を行きかう町の人々と触れ合ったり。風子の目を通して見える、どこか温かく、ときに切ない、ささやかな日常の物語。
| 作者 | 鳴果なる |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 双葉社 |
| 発売日 | 2024年09月26日 |
いかがでしたでしょうか。ここまで日本全国の温情あふれる銭湯を舞台にした作品を10選、ご紹介させていただきました。この10作目に至るまで、さまざまな銭湯の物語が繰り広げられる作品群を紐解いてきましたが、全てに共通して言えることは、一風呂浴びることで心も体も癒される、そんな風味がしっかりと調合されていることではないでしょうか。
銭湯はただ湯を楽しむだけの場所ではなく、ちょっとしたコミュニティ、人々の交流の場ともいえます。彼らが戦うも良し、笑うも良し、時には涙を零すも良し、その時々の人間模様がドラマとなり、読者の心を潤すのです。それぞれの作品が提示する銭湯の風情は違えど、人と人とのつながり、心温まる「人間味」をきっと感じ取っていただけたことと思います。
なかには、現代では忘れられつつある銭湯文化を再認識させてくれたり、これまで知らなかった銭湯にまつわるエピソードを教えてくれた作品もあるでしょう。そうした知識があれば、次に銭湯を訪れる際にはまた違った価値観を持てるかもしれませんね。
物語の中の銭湯が、あなたの心に少しでも湯加減の良い時間を提供できたなら、幸いです。もし未読の作品があれば、ぜひ手にとって、その楽しさを実感してみてください。きっと、日本独自の文化である銭湯の魅力を再発見できるはずです。
これらの作品を通じて、銭湯に対する新たな視点が生まれ、そしてそれが日本の風呂文化への愛となることを心から願っています。今回の記事があなたの「いい湯だな」探しの一助になれば、これほどうれしいことはありません。
さあ、今日も一日頑張った自分へのご褒美に、ぜひ好きな作品を手に取り、心地よい時間を過ごしてみてくださいね。それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
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