新自由主義に関する本 おすすめ6選 問題点は?
新自由主義について知りたい方へおすすめの本をご紹介します。新自由主義とは、自由競争を重視し、市場原理を信奉する思想です。しかし、一方で経済格差を生み出すなどの問題点も指摘されています。その理論の発展、効果、問題点について分析した一冊は、読むだけで新自由主義の歴史と現状を把握することができます。また、新自由主義がどのように生活や社会に影響を及ぼすかを具体的に描いた作品もあります。この本は、非常にリアルでわかりやすいです。新自由主義について深く理解したい方は、ぜひチェックしてみてください。
『暴走する新自由主義』
作者 | ポール・クレイグ・ロバーツ/小谷力 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 株式会社経営科学出版 |
発売日 | 2023年01月16日 |
『新自由主義の終焉』
作者 | ゲイリー・ガーストル/田口未和 |
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価格 | 4180円 + 税 |
発売元 | 経営科学出版 |
発売日 | 2023年08月25日 |
『新自由主義の暴走 格差社会をつくった経済学者たち』
1960年代以降、アメリカの市場原理主義を推し進めた経済学者たち
がどのように政府の政策決定に影響を及ぼしたかを検証し、経済保
守主義者が規制緩和を唱え自由競争を称揚した結果、超格差社会が
生まれた過程を明らかにする。解説:前田裕之(日本経済新聞社)
作者 | ビンヤミン・アッペルバウム/株式会社アマナイメージズ/藤井 清美 |
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価格 | 4290円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2020年12月17日 |
『新自由主義と日本政治の危機』
小選挙区制の導入から三〇年。「政治改革」を熱烈に支持した知識人たちの変節、左派論壇を牽引した渡辺治・後藤道夫氏らによる「開発主義」論の陥穽から、閉塞状況にある現代日本の病理まで。現在の政治的危機の全体像を歴史的に把握する、舌鋒鋭い論考群。
作者 | 森田 成也 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 花伝社 |
発売日 | 2023年07月10日 |
『新自由主義の廃墟で 真実の終わりと民主主義の未来』
排外主義や権威主義、ウルトラナショナリズムにフェイクニュース……それらの根源はどこにあるのか。
ハイエクなど初期新自由主義者たちの論考を辿りながら、世界に吹き荒れる政治言説の布置を問い直す、政治哲学者による批判の書。
「本書の主張は(…)、新自由主義的な合理性や価値づけの様式の影響を受けていないものはないということであり、新自由主義による民主主義への攻撃は、あらゆる場所で法、政治文化、そして政治的主体性を変容させてしまったということだ。(…)白人ナショナリズム的な権威主義的政治の隆盛を、(…)三〇年以上にわたる新自由主義による民主主義、平等、そして社会への攻撃によって形づくられてきたものとして理解することを意味する。」(本書より)
◎目次
序論
反民主主義的な政治の隆盛
新自由主義とは何か?
第一章 社会は解体されなければならない
民主主義、平等、そして社会的なもの
社会は解体されなければならない
今日のハイエク──自由と社会的なもの
ハンナ・アーレントは助けにならなかった
社会的なものの政治的想像領域の喪失
第二章 政治は退位させられなければならない
新自由主義的な反政治
どこでボタンをかけ間違えたのか?
第三章 個人の保護領域は拡大されなければならない
道徳的伝統主義を新自由主義の要素として理論化する
フリードリヒ・ハイエクの伝統論
現実に存在する新自由主義
国民国家を家族そして私企業として描き直す
第四章 表現するウェディングケーキと祈る妊娠相談センター
──新自由主義的法学における宗教の自由と表現の自由
表現するケーキ──〈マスターピース・ケーキショップ対コロラド州市民権委員会〉裁判
祈る妊娠相談センター──〈家族および生命の擁護全米協会(DBA NIFLA)他
対ベセラ(カリフォルニア州法務長官)〉裁判
第五章 白人男性に未来はない──ニヒリズム、宿命論、そしてルサンチマン
ニヒリズムと脱昇華(desublimation)
ニヒリズムとルサンチマン
空間
作者 | ウェンディ・ブラウン/河野 真太郎 |
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価格 | 3740円 + 税 |
発売元 | 人文書院 |
発売日 | 2022年05月26日 |
『新自由主義にゆがむ公共政策 生活者のための政治とは何か』
この国の政治思考の特徴として、「大状況思考」と「小状況思考」の分裂が挙げられると著者は言う。憲法「改正」、一大政界スキャンダルといった大状況に、野党、マスメディア、市民は敏感に反応する。だが、すぐに平穏を取り戻す。一方、種子法廃止、水道法改正など小状況から政治の構造や政策の指向性を問うことはまれだ。政治は、一見小さくみえる「改革」を積み上げながら市民の生活を脅かしてきた。だからこそ、日々の生活に密着する政策や行動に関心を注ぐべきだろう。政治や政策の「公共性」の実像が鮮明になって初めて、新しい政治の選択肢を描くことができる。小泉政権、第一次・第二次安倍政権、菅政権に至る「政と官」の関係をたどりながら、新自由主義にブレーキをかけ、生活者が政治を取り戻すための方策、野党や自治体に問われる思考と行動について提言する。
作者 | 新藤宗幸 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2020年12月10日 |
新自由主義、一見難しそうなテーマですが、今回ご紹介した書籍たちはそれぞれ分かりやすく問題点を浮かび上がらせ、話題を深く掘り下げています。経済の流れ、政策の影響、そして私たち個々人の生活にどのように関わり、影響を及ぼしているのか。それぞれの視点から、深くそして広く新自由主義を理解することができるでしょう。
また、この一覧を読み終え、どの本から手をつけるか迷ったら、まずは自分の興味のあるテーマや視点から始めるといいかもしれません。経済の話が好きならば、経済研究者の視点から見た新自由主義の流れを解説する本、社会問題に興味があるならば、社会全体に及ぼす影響を扱った本など、自分の関心に合わせて選ぶことが大切です。そして、それぞれの本が持つ視点と、自分自身の考えを照らし合わせながら、新自由主義というテーマを探求してみてください。
新自由主義が持つ問題点を理解することは、私たちがこれからどのように社会を理解し、どのような行動をとるべきかを考える上で、大変重要です。新たな視点を得ることは、世界をより深く理解するための第一歩であり、私たち自身が現代社会に生きる意味を再考するきっかけとなるでしょう。
今回、おすすめの書籍として選んだ6作品は、そんな新自由主義について、読む人それぞれに異なる視点を提供してくれます。一つの本を読み終えた後でも、まだまだ新自由主義について知りたいという方は、ぜひ次の本に手を伸ばしてみてください。新しい発見や考えがあなたを待っていますよ。
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