ワルシャワの歴史を学べる本5選

ワルシャワ、ポーランドの首都であり、豊かな歴史を持つこの街の魅力を学べる、5冊の本をご紹介します。一冊目は、美しいルネサンス建築を再現した写真集。二冊目は、ワルシャワの起源から現代までを解説した歴史書。三冊目は、二度の世界大戦を経験したワルシャワの苦難と復興を描いたノンフィクション。四冊目は、日常生活から見たワルシャワの人々の生活を描いたエッセイ集。最後に、ワルシャワ共和国時代の詩や文学を翻訳したアンソロジー。これらの本ごとに、ワルシャワの違った面を楽しむことができますよ。
『歴史を歩くワルシャワ 国王選挙の始まりから1944年8月蜂起前まで』

※墓仕舞いとISBN間違い後、元のISBN978-4-7807-1965-9を他の書籍に使用することになり、あらためて修正登録いたしました。
「ワルシャワの記憶」をたどってきた。それは同時にワルシャワの街の「歴史歩き」でもあった。
人間の一生より長くかかって生まれてきた建造物はさらに破壊、修復、改築を重ね、
世紀をまたいで長く生き続けてきた。
それに比し、人間一人ひとりの生命はあまりにも短く、歴史的建造物や記念碑を目の前にすると、奥深い過去と現実のあいだの大きな隔絶を知るばかりである。
それでも、そうした場に身をおくと、長い歴史の深みのなか、
広大な空間と時間の懐の中にある人間ひとりの存在に孤独を感じながらも、同時に安堵を覚えるふしぎがある。(本書「はじめに」から)
作者 | 尾崎俊二 |
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価格 | 2970円 + 税 |
発売元 | 本の泉社 |
発売日 | 2020年05月20日 |
『ワルシャワ通信 日本人学校教師のポーランド体験』

本書は、2000-03年にワルシャワ日本人学校に勤務した梶原が、日本の前任校の生徒・教職員や知人・友人に宛てた「ワルシャワ通信」をまとめたもの。日本の一教育者が垣間見たワルシャワ・ポーランド観の素直なレポートである。ホロコーストの跡をたどる旅の記録を多数収録。加筆修正を最小限にし、日本人学校の教育現場についても当時の雰囲気をそのままに残して生き生きと伝える。
第二部では、2002-03年に科学アカデミーで研究生活を送った渡辺が、ポーランド史学の専門的立場から「ワルシャワ通信」に補足、解説を加えてある。
作者 | 梶原 衛/渡辺 克義 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 彩流社 |
発売日 | 2004年12月17日 |
『ワルシャワ・ゲットー―捕囚1940‐42のノート』

作者 | エマヌエル リンゲルブルム/スローン,ジェイコブ/Ringelblum,Emmanuel/Sloan,Jacob/かおり, 大島 |
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価格 | 8870円 + 税 |
発売元 | みすず書房 |
発売日 |
『ワルシャワ便り』

NHKラジオ深夜便の人気コーナー「ワールドネットワーク」ポーランド・ワルシャワからの報告。2008年から2018年に放送された全109回の元原稿を書籍化!優しい語り口、写真も多数!巻末に沼野充義氏との対談収録。
作者 | 岡崎恒夫 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 未知谷 |
発売日 | 2019年09月 |
『ワルシャワ蜂起 1944年の63日』

作者 | 尾崎俊二 |
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価格 | 5500円 + 税 |
発売元 | 御茶の水書房 |
発売日 | 2015年12月 |
以上、ワルシャワの歴史を学べるおすすめの本を5冊紹介してまいりました。それぞれの作品からは、ワルシャワだけでなく、ポーランド全体の歴史や風土、そして人々の思いや生きざまを垣間見ることができると思います。
そして、読むたびに感じるのですが、ワルシャワの歴史は過酷なものでありながら、その中に生き、歌い、戦い、愛した人々の力強さと美しさが溢れています。哀しみや絶望、苦闘といった厳しい状況の中からでも、人間の生命力や希望、愛情といったものが決して消えることなく続いていくことを、肌で感じることができます。
また、文学や歴史書籍を通じてワルシャワを知ることで、現代のワルシャワ、そしてポーランド全体の姿がより深く理解できるのではないでしょうか。過去から現在へ、そして未来へ続く一筋縄でない歴史をぜひ、この機会にたどってみてはいかがでしょうか。
そして、クラシックから現代作までバラエティに富んだ作品を選んでみましたが、それぞれがワルシャワの魅力を存分に表現していると思います。具体的な歴史の出来事とともに、人々の日常や感情、風景なども描かれており、まるで自分自身がワルシャワを訪れたかのような臨場感も味わえます。
今回紹介した本たちは、ワルシャワの歴史だけでなく、ポーランドの文化や人々の生活を知る入口にもなるでしょう。ワルシャワの持つ深い歴史とその魅力を感じ取るために、ぜひ一冊でも手に取ってみてくださいね。
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