死を題材にした絵本3選

死を題材にした絵本は、重い話題が多く、子どもには適していないと思われがちですが、実はそんなことはありません。むしろ、自分や周りの人の命や大切さを知ることができる、教育的な内容に溢れています。
その中でも、特におすすめなのは、死を前提に描かれた物語が原作や映画化された作品。感動的なストーリーに涙しながら、命の尊さを改めて実感できます。
また、苦笑しながら読んでしまうような風刺的な絵本もあります。死への視点を変えさせられ、少し考えさせられる作品です。
死というテーマは、大人にも子どもにも関係なく誰しもが必ず直面するもの。そんな現実を、絵本を通して優しく伝えてくれる作品たちがあります。是非手に取ってみてください。
『ほろづき: 月になった大きいおばあちゃん (のびのび・えほん 7)』

作者 | 沢田 としき |
---|---|
価格 | 792円 + 税 |
発売元 | 岩崎書店 |
発売日 |
『葉っぱのフレディ いのちの旅』

この絵本を、自分の力で「考える」ことをはじめた子どもたちと、子どもの心をもった大人たちに贈ります。わたしたちはどこから来てどこへ行くのだろう。生きるとはどういうことだろう、死とは何だろう。人は生きているかぎりこうした問いを問いつづけます。この絵本が自分の人生を「考える」きっかけになってくれることを祈ります。
この本はアメリカの著名な哲学者レオ・バスカーリア博士が書いた、生涯でただ一冊の絵本です。
この絵本の原書を手にしたとき、編者はすぐに出版を決意し、契約にサインしました。絵本の中には編者の決意をうながすキーワードがありました。
CHANGE IS NATURAL
作者のバスカーリア博士は敬虔なクリスチャンです。変わることは自然なことだ、死もまた変わることの一つだ、と書いています。
日本人の死生観と同じです。そして、物語は、春に生まれた葉っぱのフレディが、夏にはよく働き成長し、秋には紅葉し、冬には死ぬけれど、また春に生まれるという、いのちの循環を書いたものです。出版後、原書をあらためて読み直して、このフレーズを探したのですがどこにもありません。未だもって不思議なことだと思っています。
この地球上では太古の昔から、いのちの循環が行われています。バスカーリア博士は、子どもたちに向かって絵本を作るとき、哲学のみならず自然節理の観点からも、生態系循環の真実を語りました。
2004年3月、「葉っぱのフレディ」は出版累計100万冊に達しました。真実に根ざした絵本ですから、これからもたくさんの読者の方に読まれていくのだと思います。
作者 | レオ・バスカーリア/みらい なな/島田 光雄 |
---|---|
価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 童話屋 |
発売日 | 1998年10月 |
『わすれられないおくりもの』

アナグマは、もの知りでかしこく、みんなからとてもたよりにされていた。冬のはじめ、アナグマは死んだ。かけがえのない友を失った悲しみで、みんなはどうしていいかわからない…。友だちの素晴しさ、生きるためのちえやくふうを伝えあっていくことの大切さを語り、心にしみる感動をのこす絵本です。
作者 | スザン・ヴァーリ/小川仁央 |
---|---|
価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 評論社 |
発売日 | 1986年10月 |
以上、死を題材にした絵本3選をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?それぞれ異なるアプローチで死について描いた作品たちですが、どれも深く考えさせられる内容でした。
死というテーマは、誰にとっても避けて通れないもの。しかし、子どもたちに対しては特別な配慮が必要です。こうした死に直面することのない我々大人にとっては、そんな子どもたちへの見守り方も、少し考えさせられる作品群でもありました。さまざまな感情が交錯する死について、深く考えてみませんか?
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。