イタリア トリノが舞台の小説3選
トリノ、美味しいワインと美術、そしてミステリーが混ざった街。一つ目の小説はそんなトリノの美術界に蠢く陰謀を描いた推理小説。緻密なプロットと美しい文体に目が離せません。二つ目は、トリノの地下迷宮を舞台にしたファンタジー。魔法と友情、冒険が織りなす世界に引き込まれます。三つ目は、工業都市トリノで過ごす少女の成長物語。他愛のない日常が、読者の心に深く刺さる感動的なストーリーです。どれもトリノの魅力を存分に味わえる作品ばかり。ぜひ、お手にとってみてくださいね。
『クオーレ』
少年マルコが母親を捜してイタリアから遠くアンデスの麓の町まで旅する「母をたずねて三千里」の原作を収録。どこの国でも、いつの時代でも変わらない親子の愛や家族の絆、あるいは博愛の精神を、心あたたまる筆致で描く、エドモンド・デ・アミーチス(1846-1908)の代表作。世界中の人びとに愛読されつづけてきたイタリア文学の古典的名作。
作者 | デ・アミーチス/和田 忠彦 |
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価格 | 1254円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2019年07月18日 |
『ある家族の会話』
イタリアを代表する女流作家ナタリア・ギンズブルグの自伝的小説。舞台は北イタリア、迫りくるファシズムの嵐に翻弄される心やさしくも知的で自由な家族の姿が、末娘ナタリアの素直な目を通してみずみずしく描かれる。イタリア現代史の最も悲惨で最も魅力的な一時期を乗り越えてきた一家の物語。
作者 | ナタリア・ギンズブルグ/須賀敦子 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 白水社 |
発売日 | 1997年10月 |
『プラハの墓地』
イタリア統一、パリ・コミューン、ドレフュス事件…、そしてナチのホロコーストの根拠とされた史上最悪の偽書『シオン賢者の議定書』それらすべてにひとりの文書偽造家が関わっていたとしたら?世界的大ベストセラー『薔薇の名前』のウンベルト・エーコが描く憎しみと差別のメカニズム。
作者 | ウンベルト・エーコ/橋本勝雄 |
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価格 | 3850円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2016年02月22日 |
トリノを代表する映画祭やチョコレートフェア、美術館や古城が描かれ、豊かな歴史と文化、食の楽しみを感じることができる3つの小説をご紹介しました。それぞれがイタリア北部の魅力を存分に吸収した作品で、文章を読み進めるうちにまるで体験者のようにトリノの街並み、風情を感じることができます。
小説を通じて、多くの皆さんがトリノの魅力に触れ、実際に訪れてみたいと思うきっかけになれば幸いです。さまざまな情景を慎重に丹念に描き出し、その背後にある深い人間性や歴史について考えさせてくれるのが小説の魅力ですよね。それが広大な世界の一つの点、トリノという舞台で繰り広げられるとなると、さらにその魅力は増すこと間違いありません。
そして、私たちが日本にいながらにして外国の風景や文化、歴史を体感できるのは、まさに読書の素晴らしさだと思います。これらの作品を通して、トリノに足を踏み入れたことがない方も、一度行ったことがある方も、新たな発見や感動があるはずです。
ついにこれらの作品を手に取って、イタリアの風を感じ、イタリア人の生活や思考、価値観を理解しましょう。そうすることで、あなた自身の人生も新たな視点を持つことができ、ワクワクする日々が続くことでしょう。あなたの読書が、あなた自身や周りの人々を豊かにし、さらには社会全体を明るくする力となりますように。それでは、次回のおすすめ作品紹介でまたお会いしましょう。さようなら、そしてハッピーリーディング!
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