ニホンザルの生態が学べる本 おすすめ5選
日本独自の生物、ニホンザルの生態を学べる本を5冊厳選しました。一冊目は、ニホンザルの生物学について詳しく書かれた一冊。次に、一日の行動パターンを観察した研究に基づく本。三つ目は、人間と共生するニホンザルの姿を描いた物語形式の本。更には、ニホンザルが示す社会的な行動を考察した学術的な一冊。最後に、生態写真が豊富なビジュアルブックをピックアップ。どれも専門的な知識を必要とせず、誰でも楽しく学べる内容になっていますよ。
『ニホンザルの生態』
サルの社会に分け入り、文化を見出し、人間性の起源に迫るーー
世界をリードした日本の霊長類学(サル学)の原点がここにある!
今西錦司・伊谷純一郎らとともに日本の霊長類学のオリジネーターの一人として活躍した河合雅雄。意匠を凝らした筆致でもって生き生きと描かれる、サルの群れのリーダー交代劇、メスの巧みな繁殖戦略、イモ洗い行動の伝播などのありさまに、読者はきっと「息をのみ、眉をひそめ、思わず膝を打って微笑むことになる」(山極壽一氏解説より)でしょう。
加えて強調すべきは、何より研究者本人たちが実に生き生きと、楽しそうに研究に没頭している様子が紙面からありありと伝わること。ゆえに本書は、日本の学問が一番元気だった時代の「生きられた記録」でもあるのです。
解説:山極壽一
[目次]
○ニホンザルの生態
1 ニホンザル/2 ニホンザルの生活/3 ポピュレーションの動態
○社会構造
1 社会構造/2 群れ社会の諸形態/3 社会構造の変容
○社会構造を支えるもの
1 幸島の群れ/2 順位制/3 社会関係の調整機構/4 駆け落ちしたリーダー候補
○クラスとグループ
1 リーダークラス/2 サブリーダー/3 ナミオス/4 ヒトリザル/5 メス/6 母と子/7 社会的成長
○性
1 その生理/2 性行動
○ニホンザルの文化[カルチュア]
1 一般に見られるカルチュア的現象/2 幸島の群れのカルチュア/3 知能とカルチュア
○コミュニケーション
1 音声によるコミュニケーション/2 行動による伝達
○日本のサル学
○あとがき
○再版にあたって
○解説 ニホンザル研究の一里塚ーー河合さんのやり方 山極壽一
○ニホンザルの生態
1 ニホンザル/2 ニホンザルの生活/3 ポピュレーションの動態
○社会構造
1 社会構造/2 群れ社会の諸形態/3 社会構造の変容
○社会構造を支えるもの
1 幸島の群れ/2 順位制/3 社会関係の調整機構/4 駆け落ちしたリーダー候補
○クラスとグループ
1 リーダークラス/2 サブリーダー/3 ナミオス/4 ヒトリザル/5 メス/6 母と子/7 社会的成長
○性
1 その生理/2 性行動
○ニホンザルの文化[カルチュア]
1 一般に見られるカルチュア的現象/2 幸島の群れのカルチュア/3 知能とカルチュア
○コミュニケーション
1 音声によるコミュニケーション/2 行動による伝達
○日本のサル学
○あとがき
○再版にあたって
○解説 ニホンザル研究の一里塚ーー河合さんのやり方 山極壽一
| 作者 | 河合 雅雄/山極 壽一 |
|---|---|
| 価格 | 1551円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2022年01月13日 |
『仲間と暮らすニホンザル たより、たよられ、生きてます。』
仲間がいるから、生きてゆける。
世界でも、日本でしか見られないニホンザル。彼らが森で生きていくためには、なにが必要なのでしょう? 群れの一年を追いながら、仲間とのかかわり、群れの絆を紹介する写真絵本です。ニホンザルの生態や群れのルール、体の特徴についても詳しく解説しました。
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・「命のつながり」シリーズは、日本の山や海、森や川で暮らす野生生物の姿を通して、多様な環境やほかの生き物との関わりを学ぶことができる写真絵本です。
・野生動物たちの生き様を、長期取材によって撮影された貴重な生態写真を多数、使って紹介します。
・「命のつながり」シリーズ第2巻は、世界では日本でしか見られないニホンザルが登場します(日本固有種)。
・ニホンザルは群れを作って暮らしています。群れでは、なかまを思いやり、たよったりたよられたりしながら、生きていくために必要なことを学びます。
・ニホンザルの一年の暮らしを追いながら、群れの仲間たちと、どのようにかかわり、関係を築いているのか? ニホンザルの知られざるコミュニケーション術に迫ります。
・ニホンザルの分布や観察できる場所の紹介、顔やお尻が赤い理由、オスとメスの違い、群れのルールなどについては、Q & A形式でより詳しく、ていねいに解説します。
・森の豊かさやニホンザルの生活を守るために、どんなことを知っておかなくてはいけないのかを考える第一歩となります。
・小学校3年生の道徳で学習する「命のつながり」を補足、発展させるための教材としても活用できます。
| 作者 | 福田幸広/ゆうきえつこ |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 文一総合出版 |
| 発売日 | 2021年09月18日 |
『写真でつづるニホンザルの暮らしと心 岡山・神庭の滝の群れの60年』
おっぱいをやめられない子ザル、孫を可愛がるおばあちゃんザル、養子を育てるサル、老眼ザル、子どもの世話に熱心なオスザル、メスザルに支えられる老オスザルの地位…
ニホンザルの様々なエピソードを、豊富な写真と簡明な文章によって活写する。サルの暮らしを満喫できるとともに、サルと人の近さも感じられる一冊であり、子どもから大人まで楽しめる。岡山・神庭の滝のニホンザル集団は半世紀以上、個体識別に基づいた行動研究が継続され、世界的にも大変貴重な群れである。本書ではこの群れに生きたサルたちの歴史を伝える。巻末には霊長類の特徴についての解説も付し、霊長類学、行動研究の入門書としても最適である。
◆はじめに
◆第1章 子ザルの四季ー最初の1年
春ー生まれたての赤ん坊
夏ー広がる子ザルの世界
秋ー冬支度を整えた子ザル
冬ー初めての雪
◆第2章 子ザルたちの成長ー1歳からワカモノまで
おっぱいをめぐる母ザルと子ザルのせめぎ合い
1歳の子ザルになっても続く背中でのおんぶ
弟、妹が生まれたとき
おっぱいをあきらきれない1歳の兄や姉
赤ん坊の妹と一緒におっぱいを飲む2歳の姉
子ザルの遊び
赤ん坊に関わる年長のメスの子ザルやワカメス
オトナに近づいたワカメス
群れを離れるワカオス
◆第3章 おとなのメスの暮らし
メスの一生
母系血縁メスたちの結びつき
優劣順位
毛づくろい
出産
死んだ赤ん坊を抱く母ザル
ケガをした子ザルへの世話
養子を育てる
草の根を洗って食べるメスたち
老メスの暮らし
生後2カ月の孫の世話をする老メスのマッチ
1歳の孫の世話をする老メスのテラ
老メスのバーチャンの最後
◆第4章 おとなのオスの暮らし
群れから出るオス、残るオス
オスの順位と行動
オスの毛づくろい相手と交尾相手
子ザルの世話をするオス
ボス、それとも第1位オス
第1位オスの変遷
17年間も第1位オスだったリキニオ
群れに再び戻ってきたオス
◆解説 霊長類の特徴
ニホンザルとヒトは「進化の隣人」
握る手、つまむ指
顔の前面にある並んだ2つの目と毛のない顔
◆おわりに
◆付録 写真に写っているサルたちの名前一覧
| 作者 | 中道正之 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 大阪大学出版会 |
| 発売日 | 2019年04月10日 |
『サルはどのように冬を越すか: 野生ニホンザルの生態と保護 (人間選書 177)』
| 作者 | 和田 一雄 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 農山漁村文化協会 |
| 発売日 |
『日本のサル 哺乳類学としてのニホンザル研究』
ニホンザル研究の最前線ーー生態学,行動学,認知科学など,多様な分野の気鋭の研究者が執筆.伝統的な日本の霊長類研究の歴史をふまえて,これからのニホンザル研究を展望し,新しい野生動物学の地平を拓く.野生動物の研究や保護管理に携わる人たちの必読書.
序 章 日本の哺乳類学とニホンザル研究の過去から現在(中川尚史)
第I部 ニホンザル研究の再考
第1章 食性と食物選択(澤田晶子)
第2章 毛づくろいの行動学(上野将敬)
第3章 亜成獣期の存在に着目した社会行動の発達(勝 野吏子)
第4章 行動の伝播,伝承,変容と文化的地域変異(中川尚史)
第5章 オスの生活史ならびに社会構造の共通性と多様性(川添達朗)
第II部 ニホンザル研究の新展開
第6章 中立的・機能的遺伝子の多様性(鈴木ー橋戸南美)
第7章 四足歩行や二足歩行による身体の移動(日暮泰男)
第8章 コミュニケーションと認知(香田啓貴)
第9章 群れの維持メカニズム(西川真理)
第10章 寄生虫との関わり(座馬耕一郎)
第11章 他種との関係(辻 大和)
第III部 人間生活とニホンザル
第12章 動物園の現状と課題(青木孝平)
第13章 共存をめぐる現実と未来(江成広斗)
第14章 福島第一原発災害による放射能汚染問題(羽山伸一)
終 章 これからのニホンザル研究(辻 大和)
あとがき(辻 大和・中川尚史)
Monkeys of Japan: A Mammalogical Studies of Japanese Macaques
Yamato TSUJI and Naofumi NAKAGAWA, Editors
| 作者 | 辻 大和/中川 尚史 |
|---|---|
| 価格 | 5280円 + 税 |
| 発売元 | 東京大学出版会 |
| 発売日 | 2017年05月15日 |
この度は、「ニホンザルの生態が学べる本 おすすめ5選」を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。知的な興奮を共有できたらと思っております。
さて、以上の五つの作品それぞれが、私たちが普段生活している都市の喧噪から離れ、ニホンザルたちが過ごす静かな自然界へと誘ってくれたことでしょう。この生き物たちが普段どのようにして食事をし、どのようにして季節の変化を乗り越え、またどのようにしてコミュニケーションを取り、生存しているのかといったポイントが詳細に描かれています。これらの事実を知れば、きっと私たちは日本に生息する動物たちを、これまで以上に深く理解することができるでしょう。
さらに、同時にニホンザルたちが抱える問題にも目を向けましょう。生息地の減少や食物獲得への困難など、種々のチャレンジに立ち向かっている彼らに対し、私たちは無力であってはなりません。ニホンザルたちが直面している課題について理解を深めることで、私たちは保護活動への理解や環境問題への意識を高めるきっかけにもなります。
本当に必要なのは、ただ観察するだけではなく、彼らの生活に対する敬意と尊重を持つことです。一度そうしてみれば、私たち自身の視点が大きく変わるかもしれません。人間だけでなく、地球上のすべての生物に対する思いやりの気持ちを持つことは、一人ひとりの責任であり、その一歩を踏み出すのに、この本を一つのきっかけにしていただけたら幸いです。
「ニホンザルの生態が学べる本 おすすめ5選」をご紹介した今日この頃。どれもこれも素晴らしい本ばかりで、私自身も再読するのが楽しみです。これらの作品を通じて、多くの方々がニホンザルへの興味や理解を深めてくれたらと思います。追求の旅は終わらない。このページをめくった後も、あなたの探求心が続きますように。
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