エロとグロと因習と。岩井志麻子のおすすめ小説10選

岩井志麻子の作品世界を綴るのは楽しい挑戦だよ。彼女の描くエロティシズム、グロテスクさ、時に描かれる因習への鋭い描写は、読み手を強く引きつけるね。社会的タブーに果敢に踏み込み、人間の本質を洗練された文字でえぐり出す岩井の作品は、まるでダークチョコレートのよう。一片口に含むと、初めは苦みが広がるけど、時間が経つにつれ甘さがじわりと溶けだす。10作品をピックアップしてみたんだけど、目を逸らしたくなる瞬間もあるけど、結果的には彼女の世界に深く没入し、豊かな感情を味わえるはずだよ。興味があるなら、早速一冊手に取ってみてほしい。
『ぼっけえ、きょうてえ』

作者 | 岩井,志麻子,1964- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 1999年10月 |
『べっぴんぢごく (新潮文庫)』

作者 | 志麻子, 岩井 |
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価格 | 3630円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 |
『黒焦げ美人』

ー大正初年の岡山。妾稼業の姉の家には近在の高等遊民たちが集って、優雅なサロンのような様相を呈していた。しかし、ある夜、姉は惨殺された。それも、全身を黒焦げに焼かれて…。田舎に広がる波紋、そして意外な犯人像!岡山で実際に起きた猟奇事件に取材した、岩井版「冷血」と呼ぶべき力作長篇。
作者 | 岩井志麻子 |
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価格 | 440円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2005年08月03日 |
『魔羅節 (新潮文庫 い 77-1)』

作者 | 岩井 志麻子 |
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価格 | 1円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 |
『おんびんたれの禍夢』

作者 | 岩井,志麻子,1964- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年07月 |
『でえれえ、やっちもねえ』

コレラが大流行する明治の岡山で、家族を喪った少女・ノリ。
ある日、日清戦争に出征しているはずの恋人と再会し、契りを交わすが、それは恋人の姿をした別の何かだった。
そしてノリが生んだ異形の赤子は、やがて周囲に人知を超える怪異をもたらしはじめ……(「でえれえ、やっちもねえ」)。
江戸、明治、大正、昭和。異なる時代を舞台に繰り広げられる妖しく陰惨な4つの怪異譚。
あの『ぼっけえ、きょうてえ』の恐怖が蘇る。
作者 | 岩井 志麻子 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年06月15日 |
『岡山女 新装版』

妾として囲われていたタミエは、ある日旦那に日本刀で切り付けられ左目と美しい容貌を失った。
代償に彼女が手にしたのは、
この世ならざる魑魅魍魎と死霊の影を捉える霊能力だった。
「霊感女性現る」と町でも評判となるタミエ。
やがて彼女の許へは、おぞましい事情を抱えた依頼客達が次々と集まってくるようになりーー。
明治の岡山を舞台に、隻眼の女霊媒師の怪異との邂逅を精妙な筆致で描き上げた至高の幻妖怪奇小説。
解説・池澤春菜
岡山バチルス
岡山清涼珈琲液
岡山美人絵端書
岡山ステン所
岡山ハイカラ観商場
岡山ハレー彗星奇譚
解説 池澤春菜
作者 | 岩井 志麻子 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年06月10日 |
『月夜に鴉が啼けば (幻冬舎文庫 い 37-1)』

作者 | 岩井 志麻子 |
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価格 | 1円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 |
『瞽女の啼く家 (集英社文庫)』

作者 | 岩井 志麻子 |
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価格 | 320円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 |
『夜啼きの森』

作者 | 岩井,志麻子,1964- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 2004年05月 |
以上、岩井志麻子さんの作品から10冊、私のオススメをご紹介させていただきました。これらの小説は、エロとグロ、そして古い因習やタブーにしっかりと踏み込んだ作品たちです。一冊一冊が力強く、ややどうしようもない感じがするほどにリアルで生々しい。そのリアルさが、読んだ者の中に強い感情を呼び覚ますのです。
それぞれの作品がテーマにしているのは、人間の根源的な欲望や、社会の矛盾、さらには人間が抱える孤独など、かなり重いテーマばかりです。でもそこで描かれる人間たちは、そのつらさや苦しさを抱えながらも、必死に生きていく姿が確かに描かれています。必ずしもハッピーエンドにはならないけれど、そこには生々しい人間ドラマがあります。
また、岩井さんの鮮烈な筆致によって、読者はそれらのテーマに対して深く考えるきっかけを与えられます。だからこそ、彼女の作品はエンターテイメントという枠を超え、一種の社会派リテラチャーとも言えるんじゃないでしょうか。エロティシズムとグロテスクさだけでなく、深い思索を引き立てるその描写力によって、読む人に多大なる影響を与え、心の中に深い余韻を残します。
これらの作品を読んで、私たちは自分自身を鑑み、人間や社会に対する新たな見方を得られるかもしれません。そしてなにより、これらの作品は、単純に楽しむだけでなく、読み終えた時には何かを考え、感じることのできる作品ばかりです。ついつい手離さずに一気読みしちゃうかもしれないけど、たまには、ページを閉じて、その感触を噛みしめてみるのもいいかもしれないですね。
どの作品も読む人によって感じること、受け取るメッセージは異なるでしょう。だからこそ、自分なりの解釈を楽しんでみてください。エロもグロも、人間の美しさも醜さも全てを包み込む、そんな岩井志麻子さんの世界を、ぜひ味わってみてくださいね。
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