今村翔吾の小説 おすすめ6選 直木賞作品も☆

今村翔吾さんの作品は、リアリティあふれる文章と独特の視点が魅力ですよね!彼の物語の中で、繊細に描かれる人間の心情や葛藤が、読者の心を揺さぶります。直木賞を受賞した作品はもちろん、これまでに発表された6つの作品を厳選しました。
確かな筆致で描かれる様々な人間ドラマは、読み終わった後も心に残ること間違いなしです。切なさ、喜び、怒り…それら全てを感じさせてくれる今村さんの作品、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『塞王の楯』

どんな攻めをも、はね返す石垣。
どんな守りをも、打ち破る鉄砲。
「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!
越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。
幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。
匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に破られない「最強の楯」である石垣を作れば、戦を無くせると考えていた。両親や妹のような人をこれ以上出したくないと願い、石積みの技を磨き続ける。
秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次(きょうごくたかつぐ)より琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。
一方、そこを攻めようとしている毛利元康は、国友衆(くにともしゅう)に鉄砲作りを依頼した。「至高の矛」たる鉄砲を作って皆に恐怖を植え付けることこそ、戦の抑止力になると信じる国友衆の次期頭目・彦九郎(げんくろう)は、「飛田屋を叩き潰す」と宣言する。
大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開けるーー。
【プロフィール】
今村翔吾(いまむら・しょうご)
1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビューし、同作で第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。2018年「童神」(刊行時『童の神』に改題)で第10回角川春樹小説賞を受賞、同作は第160回直木賞候補となった。『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。2020年『じんかん』で第11回山田風太郎賞を受賞、第163回直木賞候補となった。2021年、「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第6回吉川英治文庫賞を受賞。他の文庫書き下ろしシリーズに「くらまし屋稼業」がある。
作者 | 今村 翔吾 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2021年10月26日 |
『童の神』

「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我々の戦いだ」
ーー平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛……などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。
一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐を誓っていた。
そして遂に桜暁丸は、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むがーー。
差別なき世を熱望し、散っていった者たちへの、祈りの詩。
第一○回角川春樹小説賞(選考委員 北方謙三、今野敏、角川春樹 大激賞)受賞作にして、第一六◯回直木賞候補作。
作者 | 今村翔吾 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2020年06月15日 |
『じんかん』

作者 | 今村,翔吾,1984- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2020年05月 |
『幸村を討て』

作者 | 今村,翔吾,1984- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2022年03月 |
『ひゃっか!』

「全国高校生花いけバトル」。即興で花をいける、5分の勝負。
二人一組でエントリー。花をいける所作も審査対象。──高校二年生の大塚春乃はこの大会に惹かれ、出場を目指していた。
だが生け花は高校生にとって敷居が高く、パートナーが見つからない。
そんな春乃の前に現れた転校生・山城貴音。大衆演劇の役者だという彼は、生け花の素養もあると聞き……。
高校生たちの花にかける純粋な思いが煌めく、極上の青春小説。
作者 | 今村 翔吾 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2023年10月14日 |
『八本目の槍』

石田三成とは、何者だったのか。 加藤清正、片桐且元、福島正則ら 盟友「七本槍」だけが知る真の姿とは……。「戦を止める方策」や 「泰平の世の武士のあるべき姿」 を考え、「女も働く世」を予見し、 徳川家に途方もない〈経済戦〉を 仕掛けようとした男。誰よりも、 新しい世を望み、理と友情を信じ、 この国の形を思い続けた熱き武将を、感銘深く描き出す正統派歴史小説。吉川英治文学新人賞受賞。
作者 | 今村 翔吾 |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2022年04月26日 |
今村翔吾さんの小説を皆さんにおすすめしましたが、いかがだったでしょうか。様々なテーマを巧みに描いた作品群から、あなただけのお気に入りを見つけるのは、読者としての一大イベントだと思いますよ。これらの中には、直木賞を受賞した作品も含まれています。その深遠な世界観と緻密な描写によって読者を引き込み、心を揺さぶる力を持っています。
なんといっても今村さんの作品の魅力は、丁寧に描かれた人間模様と劇的な物語の展開でしょう。彼の作品を読むと、登場人物たちの感情が伝わってきて、まるで自分自身がその一部になったような感覚に浸ることができます。また、読み進めるごとに新たな発見があったり、自分自身を見つめ直すきっかけになったりすることでしょう。
そして作品を読み終えた時の満足感と感動、それはまさに特別な体験。文学の力で人間の心を動かし、思考を深める、それが今村さんの作品には詰まっています。その骨太な物語と繊細な心情描写は、どの作品ても一度読み始めたら止まらない魅力を持っていますよ。
皆さんにとって、今日ここで紹介した作品が少しでも新たな「読む楽しみ」を増やしてくれたら嬉しい限りです。読書の旅は人それぞれ、そして出会いは無限大。今村翔吾さんの作品との出会いが、新たな一歩になりますように。そして作品を通して、読者自身の心も豊かな色彩を増してくれることでしょう。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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