資本主義の問題点を学ぶ本 おすすめ6選
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「資本主義」ってなんだかよくわからない…という方も、この6選を読むことで一気に理解が深まることでしょう。資本主義社会のドラマを軸に人間の業と決断を描く小説や、複雑に絡み合う政治経済のシステムを面白く解説する漫画もご用意。テーマは“資本主義の問題点”ですが、暗い話ばかりでなく、笑いのある作品も揃っています。資本主義の理論だけではなく、生々しい現実を体感することで、物事の本質を捉え、自身の思考を深められる一冊に出会えるかもしれません。
『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』
![資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのかの表紙](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/5659/9784480075659_1_460.jpg?_ex=325x325)
資本主義は私たちの生存基盤を食い物にすることで肥大化する矛盾に満ちたシステムである。世界的政治学者がそのメカニズムを根源から批判する。
なぜ経済が発展しても私たちは豊かになれないのか。それは、資本主義が私たちの生活や自然といった存立基盤を餌に成長する巨大なシステムだからである。資本主義そのものが問題である以上、「グリーン資本主義」や、表面的な格差是正などは目くらましにすぎず、根本的な解決策にはなりえない。破局から逃れる道はただ一つ、資本主義自体を拒絶することなのだーー。世界的政治学者が「共喰い資本主義」の実態を暴く話題作。解説 白井聡
作者 | ナンシー・フレイザー/江口 泰子 |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2023年08月07日 |
『漂流する資本主義 新たなパラダイムを求めて 現代資本主義全史』
![漂流する資本主義 新たなパラダイムを求めて 現代資本主義全史の表紙](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6412/9784502516412_1_4.jpg?_ex=325x325)
マルクス以後の欧米の資本主義と昭和からの日本の資本主義の歴史を振り返り、警鐘を鳴らす。さらに、人類の幸福とサステナブルのための新たな資本主義のパラダイムを探った。(発行=BOW&PARTNERS)
作者 | 太田 康夫 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 中央経済社 |
発売日 | 2024年12月02日 |
『資本主義と不自由』
![資本主義と不自由の表紙](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/9893/9784309419893_1_2.jpg?_ex=325x325)
世界経済は矛盾に満ちている。カネ、株式、エネルギーを独占する者たちの覇権争いに、私たちは巻き込まれたままだ。歴史的事実から紐解けば、やがて資本主義は終わりを迎えていく。帝国主義のイデオロギーにメスを入れ、西洋史の観点から解いた水野和夫の授業。東洋英和女学院大学大学院で行なわれた講義録を文庫化。
作者 | 水野 和夫 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2023年09月06日 |
『資本主義再興 危機の解決策と新しいかたち』
![資本主義再興 危機の解決策と新しいかたちの表紙](https://m.media-amazon.com/images/I/41TCWsRXiQL._SL500_.jpg)
作者 | コリン・メイヤー/宮島英昭/清水真人/馬場晋一 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | 日経BP |
発売日 | 2024年12月14日 |
『資本主義の終焉』
![資本主義の終焉の表紙](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6672/9784861826672.jpg?_ex=325x325)
資本主義は、20世紀において、1929年の世界恐慌、1971年のドルショックなど、いくつもの危機に見舞われながらも、ヴァージョンアップし、さらなる発展を遂げてきた。そして21世紀、資本主義は新たに危機に直面している。資本の動きをめぐる矛盾を17種に整理して、原理的・歴史的に分析。それをもって21世紀資本主義の未来について考察する。
作者 | デヴィッド・ハーヴェイ/大屋定晴/中村好孝/新井田智幸/色摩泰匡 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 作品社 |
発売日 | 2017年10月30日 |
『資本主義から脱却せよ : 貨幣を人びとの手に取り戻す』
![資本主義から脱却せよ : 貨幣を人びとの手に取り戻すの表紙](https://m.media-amazon.com/images/I/41LSOcbv1RL._SL500_.jpg)
作者 | 松尾,匡,1964- 井上,智洋 高橋,真矢 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2021年03月 |
これまでご紹介した6作品は、それぞれ違った視点から資本主義の問題点を描き出しています。重厚な評論による深淵な分析もあれば、登場人物たちの生活や問題を通して読み手に問いかける作品もあります。そして何より、これらの作品はただ単に問題を提示するだけでなく、読者自身がこれらの問題についてどう感じ、どう考えるべきなのかを自問自答するきっかけを与えてくれます。
たとえば、経済の波に翻弄される一人の人間の物語を追うことで、資本主義社会の冷酷さや不条理を身近に感じることができるでしょう。また、豊かさや便利さの裏に隠された矛盾や犠牲について思いを馳せることで、自己の価値観を再評価する機会ともなるでしょう。
もちろん、資本主義自体が全て悪い訳ではありません。我々が現在享受する生活の多くは、資本主義の恩恵を受けて維持されています。しかし、その過程で生じる問題について知ること、理解することは、より良い社会を作るためには不可欠なステップなのです。
資本主義の問題点を学べる作品には、決して楽なテーマは含まれていません。しかし、それだけに配下にある人間ドラマや考察の深さには魅力があります。各作品がそれぞれに持つ視点を通じて、読者は自分自身と社会という大きな枠組みとの関わり方を再考することを強いられます。
今回の6作品が、資本主義を理解する一助となり、また皆さん自身の人生観や社会観を広げるきっかけとなれば幸いです。最後になりましたが、社会問題を考えることはとても難しいかもしれません。しかし、それが真実の一部を捉えようとする試みでもあると思います。興味のある方はぜひ一読してみてくださいね。
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