綾崎隼おすすめ小説④
皆さん、こんにちは!今回おすすめする綾崎隼の小説は、恋愛とサスペンスが見事に絡み合った作品です。まるで映画を見ているかのような、リアルで深みのある描写が魅力。ハラハラドキドキが止まらないストーリー展開に、きっと一気読みしてしまうはず。登場人物たちの心理描写も丁寧に綴られていて、感情移入しながら読むことができます。そして何より、終わり方が秀逸です。終盤に向けてどんどん加速していくストーリーの結末は、あなたの予想を裏切ること間違いなし。驚きのラストは、思わず拍手したくなるほど。一度読んだら忘れられない、その感動をぜひ味わってみてくださいね。
『死にたがりの君に贈る物語』
ベストオブけんご大賞受賞作! 大人気作待望の文庫化。
あなたがいるから、私は小説を書こうと思います。
ーー著者が、自身に、読者に問い掛ける衝撃の問題作!
全国に熱狂的なファンを持つ、謎に包まれた小説家・ミマサカリオリ。だが、人気シリーズ完結を目前に訃報が発表された。同時に作品は厳しい批判にさらされ、さらにはミマサカに心酔していた17歳の少女・純恋が後追い自殺をしてしまう。純恋の自殺は未遂に終わるものの、彼女は「完結編が読めないなら生きていても意味がない」と語った。
やがて、とある山中の廃校に純恋を含む七人の男女が集まった。いずれも作品のファンで、小説をなぞり廃校で生活することで、未完となった物語の結末を探ろうとしたのだ。だが、そこで絶対にありえない事件が起きてーー。
著者自身の根源的な問いを内包する、痛切な青春ミステリ。
NHK FMにてラジオドラマ化!
■著者プロフィール
綾崎 隼(あやさき・しゅん)
1981年新潟県生まれ。2009年、第16回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。受賞作を含む「花鳥風月」シリーズ、「君と時計」シリーズ(講談社)、『ぼくらに嘘がひとつだけ』(文藝春秋)、『それを世界と言うんだね』(ポプラ社)、『この銀盤を君と跳ぶ』(KADOKAWA)など著作多数。本作は著者にとって40冊目の刊行となった物語の文庫化となる。
| 作者 | 綾崎 隼 |
|---|---|
| 価格 | 836円 + 税 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2024年03月05日 |
『冷たい恋と雪の密室』
2018年1月11日。
新潟県三条市で、JR信越線が大雪で立ち往生するという事件が発生。
高校生男女たちも電車に閉じこめられ、
15時間”密室”となった車内で、熱い恋が動き出す……!
実際に起きた事件を基に、ラストの思いがけないどんでん返しまで鮮やかに描き切る、綾崎隼、待望の恋愛ミステリ。
センター試験2日前、歴史に残る最強寒波が新潟県全域を襲った。
放課後、受験勉強を終えた三条市の高校三年生、石神博人は大雪の中、最寄りの三条駅に着いたが大混雑で電車は全然来ない。自宅のある帯織駅までは2駅とはいえ約7キロあり、この天候で歩いて帰るのは難しい。
18時過ぎ、やっと来た電車に乗り込むと、大混雑の車内で偶然地元の友人、櫻井静時と遭遇する。久々の再会を喜んでいるとき、そのスマホに博人が想いを寄せる幼馴染み、三宅千春からメッセージが届いたのを見てしまう。しかも静時は気づいたはずなのにメッセージを開かず、通知は300を超えていた。密かに動揺する博人だったが、同じ電車に千春も乗っていて……?
はからずも雪の密室に囚われた夜、高校生たちは誰かを強く想った。逃げ出すことさえ許されない電車内で、祈るように未来を思った。
ーーこれはそんな夜に起きた、たった一晩の、まだ愛には至らない恋の物語。
装画:orie
■著者プロフィール
綾崎 隼(あやさき・しゅん)
1981年新潟県生まれ。2009年、第16回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。受賞作を含む「花鳥風月」シリーズ、「君と時計」シリーズ(講談社)、『盤上に君はもういない』『この銀盤を君と跳ぶ』(KADOKAWA)、『死にたがりの君に贈る物語』(ポプラ社)など著作多数。
| 作者 | 綾崎 隼 |
|---|---|
| 価格 | 1925円 + 税 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2024年10月03日 |
『雨のやまない世界で君は』
隕石の衝突により、雨のやまなくなった北半球。高校生の娘・茜と母の小夜子は、ある事件をきっかけに、スラムで暮らす樹希と行動を共にするようになる。そんな折、政府は国を挙げて、ブリスベンに移住する計画を発表するのだが……。
| 作者 | 綾崎隼 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 朝日新聞出版 |
| 発売日 | 2025年10月07日 |
これで、私が熱愛して止まない綾崎隼作品の推薦もついに4作品目を終えることができました。皆さんも素晴らしさに気づいてくれたでしょうか。それら全てが、独自の世界観とキャラクター達の魅力に溢れ、臨場感あふれるストーリーテリングで、まるで自分自身が作品の中にいるかのような感覚を我々読者に提供してくれる。
彼の作品には、たとえ登場人物たちが直面している状況が過酷であっても、必ずその中に小さな希望の灯火を見つけることが出来ます。登場人物たちが立ち向かう困難を乗り越えて進んでいく姿には、常に感動を覚えますし、自己の可能性について改めて考えさせられます。
また彼の作品では、綿密なプロットを見事に描き出す才能を十分に発揮し、一貫したテーマで読者を引きつけてやみません。ミステリアスな部分も見逃せませんよ、しっかりと紐解いてみると、より一層その魅力に引き込まれること間違いなしです。
私自身も何度も読み返しては新たな発見をしているほど、深みがあります。それぞれの作品を読み終えて、「ああ、また新しい作品を待ち焦がれてしまう」という思いにかられます。
皆さんもこれまでご紹介した作品をぜひ手に取ってみてください。きっと、その驚きと楽しみ、そして感動を味わうことができるでしょう。その時には、彼の新作が待ち遠しくなることでしょう。次回、また新たな綾崎隼作品をご紹介できることを楽しみにしています。それではまた、皆さんに良い読書体験を!
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