薬剤師に関する本 おすすめ8選 仕事内容・スキルアップなど
薬剤師のお仕事が気になっている方、専門知識を深めたい方のために、今回は薬剤師について描かれた本を8冊ピックアップしました。知識が生々しく伝わるノンフィクションから、薬剤師同士の人間関係を描いたフィクションまで、幅広く楽しめる作品を集めてみましたよ。また、患者思いの薬剤師が人間力を磨く過程を描いた作品や、薬剤師としての専門スキルを磨くための本もご紹介。読んでいるだけで薬剤師への理解が深まるはずです。未経験者でも楽しめる内容ばかりなので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『これが私の薬剤師ライフ : 6年制卒50人がキャリアを語る』
作者 | 日経ドラッグインフォメーション‖編 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日経BPマーケティング(発売) |
発売日 | 2022年05月 |
『薬剤師の新しいキャリアデザイン戦略〜自分らしい人生を歩むために!‶33歳までに読む本”』
筆者の2人は、医療経営コンサルタント、キャリアパートナーというまったく別の立場ながら、仕事を通じて薬剤師と向かい合う機会が多い。そのなかで専門職としてのキャリア形成が不十分な薬剤師に頻繁に出会う。
薬剤師本人がスキルアップの方法を知らず、特に人員の少ない中小規模の医療機関や保険薬局では、目の前の業務をこなすことが最優先になり、十分な研修機会にさえ恵まれていない。
こうした現状を目の当たりにして、2人で議論するなかで、若い薬剤師にキャリアの考え方を伝える必要があるという結論にいたった。
薬剤師を取り巻く著しい環境変化のなかで、危機意識をもつ声を聞く機会は確実に増えた。薬剤師はこれからどうなっていくのか、自分はこれからどうなってしまうのか、そんな将来不安の表れである。
薬剤師になることを目指した学生時代
一人前の薬剤師になることを目指した就職後の3年間
次の目標が見えなくなってしまった30歳前後の今
今と変わらない日々が流れたまま40歳になっている10 年後の未来
この本を手に取った方は、まさにこの渦中いる薬剤師ではないだろうか。なんとなくわかってはいるものの、かといって明確に示されるものではない、そんな漠然とした不安に覆われてはいないだろうか。
ただし、この本が転職を促すための本ではないことは明確にしておく。転職はあくまでキャリア戦略上の手段の1つでしかなく、基本は職場を変えることなく、仕事の考え方、取り組み方を変えることでキャリアアップを図ることだ。現在の職場ではキャリアビジョンを実現できないと判断したときに、はじめて転職という選択肢が出てくるのだ。そのぐらいの感覚でとらえて欲しい。
この本では、薬剤師であり、医療経営コンサルタントとして多くの医療機関、薬剤部門で業務支援を行ってきた流石学と、キャリアパートナーとして数多くの薬剤師の転職を支援してきた長谷川周重が、薬剤師“あるある”な4つのケースを題材にして、いま薬剤師がおかれている環境、キャリアの考え方、市場からの客観的な評価を書いた。
薬剤師も、免許を持ってさえいれば引く手あまただった時代から、薬剤師が余りはじめ、これまでのように就職、転職ができない時代になってきた。相変わらず引く手あまたの薬剤師もいるが、転職したくても雇用条件を維持できない薬剤師、さらには転職先が見つからない薬剤師が大量発生している。
前者は言うまでもなく付加価値を生み出せる薬剤師であり、後者はその逆である。まさに「薬剤師格差」が始まったのだ。そして、付加価値を生み出せる薬剤師とは端的に言ってしまえば、医療の質向上に貢献できる薬剤師、地域から、多職種から必要とされる薬剤師である。
1人の薬剤師として、どのようにキャリア戦略を考えればよいのか、市場から高い評価を得られる薬剤師になれるのか、自分らしい生き方、働き方ができるのか。本書が30 歳前後の迷える薬剤師たちの道標になれば幸いである。
作者 | 流石 学/長谷川 周重 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | ロギカ書房 |
発売日 | 2022年06月28日 |
『薬剤師の知っておきたい型 達人の処方鑑査術 あなたにしかできない疑義照会をしよう』
作者 | 濱本幸広 |
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価格 | 3740円 + 税 |
発売元 | 金芳堂 |
発売日 | 2022年10月 |
『薬剤師のための医薬品情報のトリセツ』
作者 | 菅原 鉄矢 |
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価格 | 4400円 + 税 |
発売元 | 金芳堂 |
発売日 | 2023年03月23日 |
『薬剤師力がぐんぐん伸びる 総合診療医が教える検査値の活かし方』
薬局において、患者が持参した血液検査や尿検査などの臨床検査結果を薬剤師が目にする機会が増えています。しかし、検査結果の読み解き方や薬学管理への活かし方に関して、苦手意識を抱いている薬剤師は少なくありません。本書では、(1)処方から病態を推論する、(2)必要な検査値を考える、(3)検査値をアセスメントする、(4)医師への提案や薬学的管理を考えるーーという4つのステップに沿って、臨床現場で検査値を活用するノウハウを、総合診療医である岸田直樹氏が解説します。
岸田氏は、2020年9月号から23年7月号まで、月刊誌「日経ドラッグインフォメーション プレミアム版」(日経DI プレミアム版)で連載していた人気コラム「4つのステップで考えるDr.岸田の検査値の活かし方」でもおなじみのドクターです。
本書では、同連載のエッセンスを取り入れつつ、前述の4つのステップの考え方の他、疾患・病態別に押さえるべき検査値・データの読み方も網羅。臨床検査値に“強く”なりたい薬剤師必読の一冊です。
作者 | 岸田 直樹/日経ドラッグインフォメーション |
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価格 | 4950円 + 税 |
発売元 | 日経BP |
発売日 | 2024年05月24日 |
『アルゴリズムで考える薬剤師の臨床判断 : 症候の鑑別からトリアージまで』
作者 | 木内,祐二 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 南山堂 |
発売日 | 2022年07月 |
『薬剤師のための ナレッジベース』
●55疾患!薬剤師業務に沿って薬剤とガイドライン情報を一挙収載!
●薬剤師のための “新定番” 誕生!
“薬のスペシャリスト”としての役割が求められる薬剤師ですが、医療用医薬品の品目数は約16,000。この膨大な薬剤情報に加え、“医療のスペシャリスト”として疾患・症状を網羅するには、途方もない時間と労力が必要です。
本書は、薬剤師がよく出合う55疾患のガイドライン情報や、各疾患で使用される薬剤情報を「特徴」、「処方監査」、「モニタリング」、「服薬指導」といった薬剤師業務の流れに沿って解説。時間がないときはチェックリストで要点をピックアップ、もっと詳しく知りたいときは詳細情報から知識を補強できます。
現場に出る前のチェックツールとしても、疾患を勉強するための参考書としても使える1冊です。
作者 | 石井 伊都子/鈴木 貴明 |
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価格 | 5500円 + 税 |
発売元 | じほう |
発売日 | 2020年05月19日 |
『薬剤師レジデントマニュアル 第3版』
疾患や治療薬に関する基本的な情報に加え、現場で役立つ「薬剤師による薬学的ケア」「処方提案のポイント」も充実したマニュアル。1現場で役立つ実践的な情報を、2箇条書きで歯切れよく、3ポケットに入るサイズにまとめた。総論は調剤、DI、高齢者、検査、薬剤管理指導の要点を簡潔に記載し、各論は感染症、糖尿病、高血圧など主要54疾患を解説。卒後1,2年目の若手薬剤師はもちろん、実務実習の薬学生にもおすすめ。
作者 | 橋田 亨 |
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価格 | 3850円 + 税 |
発売元 | 医学書院 |
発売日 | 2021年03月08日 |
今回は、おすすめの薬剤師に関する8つの本を紹介させていただきました。一冊一冊、それぞれが独特の視点で薬剤師の世界を描いています。幅広い視野を持つことが求められる薬剤師の仕事は、人々の健康と直接関わるために非常に重要です。それぞれの本には、薬剤師がどのように患者さんと対話し、どのように医療チームと協力し、どのように新しい知識を身につけていくか、そして、どのように専門的なスキルを磨いていくかなどが詳細に描かれています。
そして何より、これらの本を通じて薬剤師の仕事に対する情熱やミッションを感じることができます。医療的な知識だけでなく、コミュニケーション力や思いやりの心も必要とされるこの職業は、とてもやりがいのあるものです。しかし、それは同時に大きな課題や問題に直面することも意味します。そんなチャレンジに立ち向かう薬剤師たちの姿を垣間見ることができます。
また、ただの仕事の技術的な側面だけでなく、個々の薬剤師が抱く業界への希望や憂い、喜びや苦悩を共有するためにも、これらの本は非常に価値があります。そして将来薬剤師を目指す人たちや、スキルアップを目指す現役の薬剤師たちにとって、彼ら自身の道筋をつけるための参考になるはずです。
私たちが毎日手にする薬剤師について、深く理解することは、私たち自身の健康管理にも役立つのではないでしょうか。薬剤師の仕事や役割を知ることで、彼らのアドバイスを的確に理解し、より楽に病気と向き合うことができます。それゆえ、これらの本は薬剤師の方々だけではなく、私たち一般人にとっても有益なものになります。
今回紹介させていただいた本たちは、きっと皆さんの生活や視野を広げ、深く考えるきっかけを提供してくれることでしょう。ぜひ、自分のペースでじっくりと楽しんでみてくださいね。楽しみながら、薬剤師の大切な仕事を理解し、尊敬の念を深めていただければと思います。それでは、皆さんの読書時間が充実したものになることを願っています。また、新たなおすすめをお届けしますので、お楽しみに!
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