ヘボン博士に関する本 おすすめ4選 宣教医でヘボン式ローマ字の考案者
ヘボン博士についてもっと知りたい方必見!日本語をヘボン式ローマ字で世界に伝えた、その功績は計り知れません。彼の活躍はローマ字考案だけで無く、宣教医としての面も興味深いですよね。生涯にわたる彼の足跡を追った本は、口には出さずともグッとくるエピソード満載。歴史的観点から見ても、とても価値ある1冊です。また、別の本では、彼の人間性や信条を浮き彫りにした小説形式で描かれ、非常に読みやすいですよ。ヘボン博士が日本をどう見ていたのか、どう考えていたのかを知ることができます。最後に、彼が考案したヘボン式ローマ字の影響について詳しく書かれた本もおすすめです。各本、それぞれ魅力があり、読み応え十分。ぜひ手に取ってみてくださいね。
『ヘボン博士の愛した日本』
作者 | 杉田,幸子,1945-2012 |
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価格 | 不明 |
発売元 | いのちのことば社フォレストブックス |
発売日 | 2006年03月 |
『ヘボン伝 和英辞典・聖書翻訳・西洋医学の父』
開港直後の1859年10月、横浜。およそ180日の過酷な船旅を経て日本に上陸したアメリカ人宣教医・ヘボンと妻クララ。この時ヘボンは44歳、クララ41歳、共に1892年に帰米するまでの33年間、横浜に住み、多くの日本人と出会いながら、日本に新しい文化を伝えた。ヘボンの仕事は、福音伝道、西洋医学を基にした無料の医療活動(施療)、「コレハナンデスカ」と一つひとつ日本語を集め編纂した日本初の「和英辞典の出版」、「ヘボン式ローマ字」の開発、平易な日本語による「旧新約聖書の翻訳出版」、キリスト教学校、教会堂の建設など、どれも大きな労力を費やすものであった。本書はヘボンとクララの人と仕事を通して、日本での生涯を跡づけます。
まえがき
第一章 来日前のヘボン
1.ヘボンのルーツと人となり
ヘボンのルーツ/ヘボンの出自とクララとの出会い
2.中国への伝道
シンガポールから厦門へ/モリソン号事件と聖書
3.ニューヨーク開業時代
ニューヨークにおけるヘボン夫妻
第二章 日本の開国、開港、開教
1.ペリーとハリス
日米和親条約と日米修好通商条約/ヘボン夫妻の来日
2.神奈川成仏寺に住む
成仏寺の生活/日本語の学びと施療/井伊大老暗殺と生麦事件
3.横浜居留地
横浜居留地に移転/ 横浜英学所
4.施療と日本の伝道
再び施療/日本基督公会とヘボン
第三章 パイオニア・ヘボン
1.『和英語林集成』編纂
生きた日本語を集める/ウォルシュが出版費用を賄う/『和英語林集成』完成
2.聖書の和訳
聖書翻訳/漢訳聖書からの翻訳/共同訳聖書/
一七分冊になった新約聖書/旧約聖書とヘボン
第四章 ミセス・ヘボンの学校とミッション・スクール
1.ミセス・ヘボンの学校ー明治学院の起源
日本最初の女子教育/ヘボン塾と明治学院
2.クララとキダー -フェリスの起源
クララからキダーへ
3.クララ夫人を語る
夫人の愛と奉仕/愛する息子サムエル/
クララ夫人とクララ・ホイットニー
第五章 横浜在日三三年
1.ヘボンに連なる人びと
林董・高橋是清/ヘンリー・ルーミス/イザベラ・バード/
奥野昌綱/山本秀煌/西村庄太郎/成毛金次郎/村岡平吉
第六章 最後の仕事
1. 指路教会堂の建立
赤レンガの教会堂
2.ヘボンの信仰
禁欲的な労働倫理/ヘボンの信仰生活/ヘボンの女性感
第七章 日本との別れ
1.ヘボン夫妻帰国
送別の会
2.晩年
感謝状と日本の出来事/イースト・オレンジの生活とクララの死/
ヘボンの最晩年
あとがき
横浜居留地地図
参考文献
ヘボン略年譜
作者 | 岡部一興 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 有隣堂 |
発売日 | 2023年08月28日 |
『ヘボン博士の辞書物語』
作者 | 永島道男 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | つむぎ書房 |
発売日 | 2023年12月04日 |
『ヘボン物語 明治文化の中のヘボン像』
作者 | 村上文昭 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 教文館 |
発売日 | 2003年10月 |
今回ご紹介した4冊のヘボン博士に関する本は、宣教医であった彼の人生や仕事、そしてヘボン式ローマ字の考案を巡るエピソードについて非常に豊かな視点から知ることができる作品ばかりです。一つ一つの本が、独自のアプローチと視点でヘボン博士の足跡を追いかけていますから、一冊読んでみる度に、新たな発見があることでしょう。
また、これらの作品群から伝わってくる多面的なヘボン博士像は、ただ一人の偉大な人物を讃えるだけではなく、彼が活動した時代の社会や文化、技術、人々の思想等についても理解を深める契機となるでしょう。これはまさに、一人の人間がその生涯を通じて具体的な事柄にどう向き合い、それぞれの課題にどう立ち向かってきたかを知るという、歴史的な視野を広げるための実践的な学びそのものです。
ヘボン博士という一人の人間の生き様を通じて、私たち自身の生き方や人間性について、新たな気づきや考え方を得ることができるかもしれません。物語の中に描かれる彼の人間臭さや普遍的なテーマに触れることで、自分たち自身の生活や社会について深く思いを巡らせるきっかけになれば幸いです。
どの本も、読みやすさと独自の視点を兼ね備えていますので、初めてヘボン博士について読む方も、すでに知っている方も楽しく読み進められると思います。これを機にヘボン博士の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見や感動があなたを待っていますよ。
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