ウクライナの暮らしを知る本4選
ウクライナの暮らしに興味を持つ方におすすめしたい本が4つあります。1つ目は、地元の人々の視点から見た日常を描いた温かい小説です。2つ目は、ウクライナの文化、食事、風景を細部まで描写した旅行エッセイ。3つ目は、ウクライナの歴史を織り交ぜた歴史小説。言葉には力があると信じるあなたにおすすめの読み物です。そして最後は、ウクライナの若者たちの生活を描いた漫画。リアルで洗練されたタッチが魅力的です。ウクライナの暮らしを感じてみませんか?
『中学生から知りたいウクライナのこと』
生きることの歴史、生きのびるための道。
黒土地帯、第二次ポーランド分割、コサック…地理や世界史の教科書にも載っているこうした言葉に血を通わせる。
「ウクライナを知る」第一歩はここからはじまる。
二人の歴史学者が意を決しておこなった講義・対談を完全再現。緊急発刊!
MSLive! BOOKSシリーズ
「小国を見過ごすことのない」歴史の学び方を、今こそ!
・ロシアが絶対に許されない理由…?
・西側諸国、日本が犯してきた罪…?
・「プーチンが悪い」という個人還元主義では、負の連鎖は止まらない…?
【イベント参加者の声】
・歴史を知ることで、ニュースの解像度が上がり、そこに暮らす人びとの顔が見えてくるような感覚をおぼえました。
・軍事評論家や国際政治学者の解説ではなく、こういう話が聞きたかったです。
・「国」と「人」をいっしょくたにせず、どのように平和を築いていくのか。自分の姿勢を問い直す貴重な機会でした。
【MSLive! BOOKSとは?】
ミシマ社が2020年5月にスタートしたオンラインイベント、「MSLive!」。
「MSLive! BOOKS」は、オンラインイベントのライブ感をそのまま詰め込んだ書籍シリーズです。イベントに参加くださった方々から、イベントの内容を活字化したものを販売してほしいというリクエストをたくさんいただき、実現することになりました。
はじめに
1 ウクライナの人びとに連帯する声明(自由と平和のための京大有志の会)
2 ウクライナ侵攻について(藤原辰史)
3 講義 歴史学者と学ぶウクライナのこと
地域としてのウクライナの歴史(小山哲)
小国を見過ごすことのない歴史の学び方(藤原辰史)
4 対談 歴史学者と学ぶウクライナのこと(小山哲・藤原辰史)
5 中学生から知りたいウクライナのこと
今こそ構造的暴力を考える(藤原辰史)
ウクライナの歴史をもっと知るための読書案内(小山哲)
おわりに
作者 | 小山哲/藤原辰史 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | ミシマ社 |
発売日 | 2022年06月14日 |
『ウクライナ・ファンブック 東スラヴの源泉・中東欧の穴場国』
旧ソ連・共産主義体制
チェルノブイリ・クリミア占領
う、暗いな…
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素敵カフェ・お洒落レストラン
カラフルな街並み・美男美女
明るいな!
写真家としても活躍するウクライナ国営通信の日本人編集者がその魅力を余すこと無く伝えるフルカラー教養ガイドブック!!
一人あたりGDPがブータンやイラク、フィリピンよりも低い一方、
外国人旅行客数はチェコやベルギーを超えて世界26位の人気渡航先に!
カラフルに塗り替えられたソ連式アパートの壁画やSNSで話題になった「愛のトンネル」、宮崎駿監督『ナウシカ』と繋がりのある腐海、そして一面のひまわり畑など想像以上に明るく、綺羅びやかな国ウクライナ。かねてから「欧州のパンかご」と呼ばれ、ボルシチ発祥の地であり、ウクライナ産ラーメンが登場するほどの美酒美肴なグルメ大国。子音・母音の連続を避ける音重視の響きが美しい言語。バンドゥーラやトレンビータで知られ、記録民謡数世界最大級の音楽大国。PayPalやWhatsAppの創始者を輩出するIT立国で、世界最大の輸送機ムリーヤを製造したアントノウ社の拠点。「自由の人」と呼ばれたコサックの末裔達はマイダン革命を成し遂げ、新大統領ゼレンシキーを選出後、いよいよ成長軌道に乗った!
直行便がないのが最大の欠点の、VISAなしで行ける格安天国!
作者 | 平野高志 |
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価格 | 2530円 + 税 |
発売元 | パブリブ |
発売日 | 2020年02月10日 |
『ウクライナを知るための65章』
2014年ウクライナのクリミアをロシアが併合したことは全世界を驚かせた。そもそもウクライナとはどういう国なのか。本書は、ウクライナを自然環境、歴史、民族、言語、宗教など様々な面から、ウクライナに長らくかかわってきた執筆者によって紹介する。
作者 | 服部 倫卓/原田 義也 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2018年10月25日 |
『魔女のひつぎ』
小学中級から。
作者 | ニコライ・ヴァシ-リエヴィチ・ゴ-ゴリ/那須辰造 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 1996年07月05日 |
さて、今回紹介した4つの作品を通じて、皆さんはウクライナの少々異なる側面を覗き見ることができましたね。彼の地に暮らす人々の日常、風土、食文化、歴史、そして抱える問題について学べたのではないでしょうか。私たちが日常的に接している情報でウクライナを知るというのは、一面的なことでしかありません。
それぞれの作品は、それぞれ自由度の高い視点からウクライナを描き出していて、私達に彼らの生活、喜び、悲しみ、困難、そして愛について考えるきっかけを与えてくれます。それは、まるで遠く離れた場所、見知らぬ人々の生活に対する敬意と理解を深める旅のようです。
ウクライナという小さな国は、多くの人々にとって、その存在すらあまり知られていませんが、こうした作品を通して少しずつ理解を深めていくことは、今まで知らなかった世界を開拓する一歩、そしてこれからの新たな可能性を見つけ出すヒントになるかもしれません。
彼らがどんな思いで生活し、どのように歴史を紡いできたのか。現在はどのような生活を送り、どのような思いを抱いているのか。それぞれの作品が、その一端を描き出しています。あなたもぜひ、これらの作品を手に取って、ウクライナの日常を垣間見てみてはいかがでしょうか。
「ウクライナの暮らしを知る」というテーマは、広範で深いものです。一冊の本や一つの漫画で全てを理解することは難しいかもしれません。しかし、これらの作品を通じて、少なくとも私たちは、遠くにある彼の地の「空気を味わい」、人々の「風情を感じる」ことができます。
これからも新たな視点に触れながら、自分だけのウクライナ像を作り上げていただけたら幸いです。
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