ヘーゲルに関する本 おすすめ8選 ドイツの哲学者

ヘーゲルの哲学に興味を持っているあなたに必読の8作品を紹介します。彼の思想は難解で、一度に理解することは難しいですが、それぞれの本がヘーゲルの世界への手引きとなること間違いなし!深遠な「精神現象学」から日常への影響まで、様々な視点から彼の哲学に迫れます。初めてヘーゲルに触れる方でも、徐々にその世界観に引き込まれることでしょう。読書は難しくなければ面白くない!そんな読者の皆さん、これらの本でヘーゲルの哲学に挑戦してみませんか?
『ヘーゲル「精神現象学」入門』

「意識」から「絶対知」へ
ギリシャ以来の壮大な知の体系の再構築に挑んだ、哲学史上最も難解にして重要な著作へのいざない
感覚、知覚、悟性、自己意識、理性、精神。意識は経験をとおして高次に向かい、「絶対知」へと到達するーー。近代西洋哲学史上、最も重要にして最も難解とされる大著の核心を、精緻な読解と丁寧な解説で解き明かす。「絶対的な真理」を秘めた神話的な書物という虚妄のベールを剥いで立ち上がる、野心的な哲学像の実現に挑んだヘーゲルの苦闘の跡とは。
非常に難解ではあるが、マルクスやサルトルを魅了し、ハイデガーもけっして無視することができなかった、この哲学史上の名著を、誰でも読めるように、引用と要約と解説を組み合わせて、全体の面白さがわかるようにしたいというねらいだった。さまざまな迷路があり、高台があり、行き止まりのところがあるという、複雑に入り組んだ『精神現象学』という世界の名所案内と地図とを兼ねた書物にしたいと思った。--本書「はしがき」より
※本書の原本は、1996年1月、有斐閣より『ヘーゲル「精神現象学」入門〔新版〕』として刊行されました。
はしがき
序にかえてーー『精神現象学』の意義と位置
序章 『精神現象学』の成立をめぐる謎
第一章 『精神現象学』の基本概念ーー「序文」と「緒論」
第二章 知と対象の関係構造ーー意識
第三章 他者との関係のなかで思索し、生きる自覚的な存在ーー自己意識
第四章 世界を自己とみなす自己意識(1)--観察する理性
第五章 世界を自己とみなす自己意識(2)--行為する理性
第六章 和解に至る「精神」の歴史
第七章 精神の自己認識の完成ーー宗教
第八章 精神の旅の終着駅ーー絶対知
あとがきにかえてーー『精神現象学』のアクチュアリティ
作者 | 加藤 尚武/原崎 道彦/伊坂 青司/栗原 隆/松山 壽一/座小田 豊 |
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価格 | 1353円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2012年05月 |
『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』

本書の目標は、19世紀ドイツの大哲学者・ヘーゲルの哲学を通じて、読者の皆さんが「考え抜く」ことの重要性を実感し、その経験値を積むことにある。「考え抜く力」は哲学の基本スキルである一方、これからのビジネスに欠かせない実践的スキルでもある。そして、考え抜くために必要なのは「結論が出ない苦しみに辛抱強く耐える」能力だ。本書では「生き方」「学問」「存在」「本質」「認識」「歴史」という六つのテーマに則してヘーゲルがいかにして「考え抜く」ことを成し遂げたかを見る。この思考を通じ、真に新たな価値を創造できる、人生100年時代の社会人力を身につけることができるはずである(「はじめに」より一部編集)。新進気鋭のヘーゲル研究者が21世紀のビジネスパーソンに贈る、実践的哲学新書。
はじめに 哲学を学んで何の役に立つのか?
第一章 「生き方」を考え抜く
第二章 「学問」を考え抜く
第三章 「存在」を考え抜く
第四章 「本質」を考え抜く
第五章 「認識」を考え抜く
第六章 「歴史」を考え抜く
おわりに 考え抜く人になるために
作者 | 川瀬和也 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2022年01月19日 |
『ヘーゲル』

作者 | 沢田,章,1921-1992 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 清水書院 |
発売日 | 2015年09月 |
『ヘーゲルとその時代』

作者 | 権左,武志,1959- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2013年11月 |
『ヘーゲルを読む』

ヘーゲル哲学は、いまこそ、私たちに必要な哲学だった!
カントの二元論を乗り越え、ヘーゲルが追求したのは、私たちが自由に生きる、その哲学的根拠だった。『精神現象学』をはじめ、難解で知られるヘーゲル哲学の全体像を「自由」の哲学として読みなおす。
作者 | 髙山守/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 左右社 |
発売日 | 2016年09月23日 |
『ヘーゲルを越えるヘーゲル (講談社現代新書)』

作者 | 仲正昌樹 |
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価格 | 913円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2018年10月17日 |
『国家はなぜ存在するのか ヘーゲル「法哲学」入門』

管理、統制しようとする権力といかに向き合うべきか?
知の巨人ヘーゲルの代表作の一つであり、西洋哲学史上、トップクラスに難解とされる『法の哲学』の核心に迫る! 「法」を通じて「自由」になる、とはどういうことなのか。そのとき、私たち個人と、大きな権力を持つ国家との関係はどうあるべきか。ヘーゲルが思い描いた国家体制の姿を、「ポリツァイ」「コルポラツィオン」といった概念に着目して読み解くことで、批判や誤解のあるヘーゲル「法哲学」から積極的意義を取り出した画期的入門書!
作者 | 大河内 泰樹 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2024年07月25日 |
『新しいヘーゲル』

作者 | 長谷川,宏,1940- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 1997年05月 |
以上、ヘーゲルに関するおすすめの本を紹介してきました。思索の旅に出るヘーゲルの厳密なる理論歩行を描いた作品や、彼の思想がどのように時代を超えて生き続けているかを考察した文献、さらには史上稀に見る複雑なヘーゲルの理論を平易に解説したものまで、バラエティ豊かな8つの本をピックアップしました。
それぞれの本は、一見難解に見えるヘーゲルの哲学を耽溺したり、理解を深めることを可能にする魅力いっぱいの内容だと思います。専門家であれば込み入った思考の過程を楽しめるでしょうし、初めて哲学に触れる方でも分かりやすい解説のおかげで、ドイツ古典哲学の一端を捉えることができるでしょう。
そして、ヘーゲルの哲学を学び、理解することは実はとても深い意味があります。それは、まさに人間自身や存在そのものについて、より深く、より広く考えるきっかけを与えてくれるからなんです。私たち自身がどういった存在であり、なぜ今、ここにいるのかという問いに対して、自分自身で考えるチャンスを与えてくれるのです。
ひとつひとつの本には、それぞれにヘーゲルの思想がしっかりと織り込まれています。本を読むことで、ヘーゲルの精神世界を垣間見れば、きっとあなた自身の世界観も広がることでしょう。これらの本たちは、それぞれを楽しみながら知識を深めるための手引きとなるに違いありません。今後も洞察力を磨き、大きな視野で物事を見るための知識として、これらの本から多くを学んでいけると良いですね。
これからもあなたの学びが楽しいひとときとなるよう、素敵な書物を紹介してまいりますのでどうぞお楽しみに。それではまた、次回の書評でお会いしましょう。
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