資本論の本 おすすめ6選 わかりやすい

経済や資本主義に関連する内容が書かれた本は、専門性が高いために敬遠しがちですよね。でも、心配しないでください。今回は、わかりやすく資本論を解説したおすすめの6冊をピックアップしました。ストーリー性豊かで、著者の解釈が斬新な一冊、ビジュアルが豊富で理解しやすい一冊、独自の視点で資本論を読み解く一冊…。初心者でも安心して読むことができる一冊から、一歩進んだ内容を解説した一冊まで、幅広くセレクトしました。これらを読むことで、実社会に生きる私たちの「お金」と「生活」について、新たな視点を得ることができるでしょう。
『ゼロからの『資本論』』

作者 | 斎藤,幸平,1987- |
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価格 | 不明 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2023年01月 |
『図解 資本論 未来へのヒント』

資本主義社会を覆う貧困と格差、そして環境破壊を乗り越えるために、『資本論」は今こそ読まれるべき。「今の自分は世界経済の歴史の中のどこにいるのか」「今後、経済環境はどう変わるのか」「そして自分はどう生きるべきなのか」を見通すための、力強い味方です。
本書は長大かつ難解なカール・マルクス著『資本論』全3巻のうち、基本となる第1巻にしぼって紹介。「お金」「労働」「資本」など資本主義の基本事項を、パッとイメージで理解できる図解で見せながら、現代社会が抱える諸問題の理論的な背景をわかりやすく解説します。資本論のエッセンスと同時に、私たちの未来への展望が見えるつくりです。
はじめに これからの社会を考えるときに「資本論」が必要だ
第1章 まずは基本の基本、「商品」と「貨幣」を知ろう
第2章 資本主義は、どうにも止められないシステムだった
第3章 私たちが貧しくなるのは必然、とマルクスはいう
第4章 資本主義を乗り越えるシステムはどういうものになるだろうか
おわりに いまこの時代に、もう一度「資本論」を
作者 | 齋藤孝 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | ウェッジ |
発売日 | 2022年03月19日 |
『図解 超訳 資本論』

「資本」と「お金」はどう違う?
資本家と労働者はどう違う?
懸命に働いても楽にならないのはなぜ?
…答えはこの本でわかります。
「『資本論』なんて分厚くて難解で、とても読めない…」という多くの人のために、大事な部分だけを抽出し、超訳+図解のダブル手法を使って、世界一わかりやすくしたのが本書です。
お金に苦労しない人生を送るために、しくみを知って活用してください。
作者 | 許 成準 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 彩図社 |
発売日 | 2022年03月01日 |
『甦る『資本論』 若者よ、マルクスを読もう 最終巻』

13年続いたシリーズが、いよいよ最終巻へ!
『資本論』をめぐる著者の往復書簡で13年前に刊行開始のシリーズ最終巻。資本主義成立の仕組みとポスト資本主義の展望を語り合う。あなたがたの哲学的未来が豊かなものでありますように。
住復書簡を基に語られるマルクス論、資本論を読み解くための入門書
斎藤幸平さんが推薦!
マルクスが人生を捧げた150年前の著作が、2人の「達人」の手引きによって、現代に生き生きと蘇る。『資本論』をいつ読むの?そりゃ、今でしょ!
1 その沿革、概要、最近の研究成果
石川康宏第1書簡(2021年2月15日)
2 資本が初めて生身の人間にふれた時
内田樹第1書簡(2021年5月8日)
3 「未来社会」はどう描かれているか
石川康宏第2書簡(2022年6月27日)
4 「大洪水」とは何か 資本主義と世界の未来予測
内田樹第2書簡(2023年1月11日)
5 関連文献
『イギリスにおける労働者階級の状態』について
石川康宏書簡(2018年5月30日)
『若者よ、マルクスを読もう2』中国語版への序文
ぼくのマルクスへのアプローチの仕方 石川康宏(2021年3月31日)
日本におけるマルクス受容の特徴について 内田樹(2021年3月31日)
作者 | 内田 樹/石川 康宏 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | かもがわ出版 |
発売日 | 2023年08月02日 |
『高校生からわかる「資本論」』

作者 | 池上,彰,1950- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2019年05月 |
『超入門資本論』

作者 | 木暮,太一 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日本経済新聞出版社 |
発売日 | 2017年07月 |
今回紹介した6冊は、私がこれまでに目を通してきた中でも特にわかりやすく、各々の独自の視点から資本論を解説している本たちです。複雑な経済理論を、誰にでも理解できるよう言葉を尽くして書き綴られています。さまざまな実例を交えつつ、あなたに理論を伝えてくれるでしょう。
それぞれが個性豊かな視点を持っており、自分にとって何が新鮮で何が共感できるか、それぞれ発見していただけると思います。語り口の違いもまた、あなたが経済について深く考えるきっかけを創り出すことでしょう。
一方で、全ての人に万人受けするわけではないのが本の魅力でもあります。あなた自身がこれまでに経験してきたことや、これから考えていかなくてはいけないことなど、自分自身の問いかけや価値観によって、各々の本から得るものは大きく異なるでしょう。
全ての本が、資本論への理解を深めたいというあなたの旅をサポートしてくれます。基本的な知識から先進的な視点まで、幅広い領域をカバーしています。どれを手に取るかはあなた次第。初めて資本論に触れる人も、すでに基本的な知識を持っている人も、さまざまな視点から再考する機会になるでしょう。
とはいえ、知識は積み重ねて初めて理解に繋がるもの。一度読んだだけで理解できるものではなく、何度も読み返し、それぞれの本が提示する視点を考えることでより深く理解ができるはずです。ここで紹介した6冊は、その窓口の一つにすぎません。経済学は広大な学問ですから、足元を固めるための一助となれば幸いです。
長々と紹介させていただきましたが、最後になりますが、ぜひ一冊でも手にとってみてください。あなただけの「わかりやすい資本論」を見つける旅、それが始まる第一歩になることを願っています。
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