『知ってる？ 偉人たちのこんな名言』シリーズは、日本の歴史上の偉人たちをとりあげて、かれらが語ったことばなどを紹介しています。

偉人たちのことばには、いまのわたしたちにもためになる真理や教訓が多くふくまれています。

歴史のおもしろさをたのしみながら、時代を懸命にかけぬけた人たちの思いを感じてください。

また、かれらに学んだことを、みなさんの将来にぜひいかしてほしいと願っています。

「戦国武将編」全3巻の第1巻では、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗などの有名武将や、山中鹿介や鍋島直茂など知られざる武将が残したことばもとりあげます。現代に通じる身近な教訓が満載の一冊。

［この巻に登場する戦国武将たち］

武田信玄／武田典厩／上杉謙信／毛利元就／伊達政宗／北条早雲／北条氏綱／北条氏康／山中鹿介／島津忠良／鍋島直茂

戦国時代って、どんな時代？

この本に登場する武将たち

武田信玄のことば1

「自分がしたいことよりも……」

武田信玄のことば2

「学問がある人というのは……」

武田典厩のことば

「他人の忠告に……」

　○ちょっとより道　武田信玄の超豪華なトイレのひみつ

上杉謙信のことば1

「無欲な心であれば……」

上杉謙信のことば2

「わたしは正々堂々……」

　○ちょっとより道　自らをいくさの神という上杉謙信

毛利元就のことば

「あなたたち三人のあいだで……」

　○ちょっとより道　一代で中国地方を平定した毛利元就

伊達政宗のことば1

「まだわからない将来のことを……」

伊達政宗のことば2

「人生の一大事は……」

伊達政宗のことば3

「軽い病気だから……」

　○ちょっとより道　伊達政宗の機転

北条早雲のことば1

「いつも本を……」

北条早雲のことば2

「仕事に出かけるとき……」

北条氏綱のことば

「勝ったからといって……」

北条氏康のことば

「むすこ氏政の食事のようす……」

山中鹿介のことば

「どうかわたしに……」

島津忠良のことば

「昔の立派なおしえをきいても……」

鍋島直茂のことば

「何事も……」

　○ちょっとより道　なぜ戦国時代はみそが好まれたのか

もっと知りたい

さくいん

常に自らの死に直面した戦国武将。その緊張感は、彼らをして現代にも通じる多くの警句を残させた。例えば、「敵に塩を送る」という言葉がある。上杉謙信のエピソードに由来し、「苦境にある敵を助ける」という意味で人口に膾炙している。しかし、彼の本心は、人の弱みに付け込んで姑息な手段を取るものではないというところにあったのではないか。「言葉は人なり」の事例を掘り起こした歴史読本。