宗教団体が舞台の小説5選!

宗教団体が舞台の小説って聞くと、ちょっとヘビーなイメージがありますよね。でも、そこには神秘的で不思議な世界観が広がっているんです。今回はそんな特別な世界を描かれた5つのおすすめ作品を紹介します。一つ目は宝探しアドベンチャーと深淵な信仰が融合した作品。想像力が刺激されること間違いなしです。二つ目は、社会派ミステリー。宗教に取り憑かれた人々の心情を描き出しています。三つ目は、コミカルな視点から宗教を捉えた作品。笑いと共に宗教の新たな一面を発見できるでしょう。四つ目は、恋愛要素もあるファンタジー。宗教と恋が交錯する切なさが素敵です。最後は、宗教組織に立ち向かう青春ストーリー。ちょっと疲れた時に読むと元気がもらえますよ。
『邪教の子』

『ぼぎわんが、来る』(『来る』とタイトルを変えて映画化)で衝撃のデビューをした澤村伊智さん。
次々とホラー、ミステリーの力作を発表し続ける澤村さんの、新たな代表作が誕生しました。
舞台はどこにでもある平凡なニュータウン。そこにカルト教団の信者の家族が引っ越してきます。その家族は明らかにご近所から浮き上がっていて、しかも娘の茜はどうやら虐待を受けているらしい。主人公の慧斗は、茜の現状を見かねて救出に乗り出すが……こう書くと悪の組織から「お姫様」を救い出す子どもたちの冒険物語が展開されるのかと思いきや、そこが一筋縄でいかないのが澤村伊智さんの魅力です。
どんな風に「一筋縄でいかない」のかは是非ご自身の目で確かめてみてください。
作者 | 澤村 伊智 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2021年08月24日 |
『その可能性はすでに考えた』

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。唯一生き残った少女には、首を斬られた少年が自分を抱えて運ぶ不可解な記憶があった。首無し聖人伝説の如き事件の真相とは? 探偵・上苙丞(うえおろじょう)はその謎が奇蹟であることを証明しようとする。論理(ロジック)の面白さと奇蹟の存在を信じる斬新な探偵にミステリ界激賞の話題作。
第16回 本格ミステリ大賞候補
ミステリが読みたい! 2016年版(早川書房)
2016本格ミステリ・ベスト10(原書房)
このミステリーがすごい! 2016年版(宝島社)
週刊文春ミステリーベスト10 2015年(文藝春秋)
読者に勧める黄金の本格ミステリー(南雲堂)
キノベス!2016(紀伊國屋書店)
次々とランクインを果たした注目作がついに文庫化!
山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。
唯一生き残った少女には、首を斬られた少年が自分を抱えて運ぶ不可解な記憶があった。
首無し聖人伝説の如き事件の真相とは?
探偵・上苙丞(うえおろじょう)はその謎が奇蹟であることを証明しようとする。
論理(ロジック)の面白さと奇蹟の存在を信じる斬新な探偵にミステリ界激賞の話題作。
第一章 吉凶莫測
第二章 避坑落井
第三章 坐井観天
第四章 黒寡妃球腹蛛
第五章 女鬼面具
第六章 万分可笑
作者 | 井上 真偽 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2018年02月15日 |
『信仰』

作者 | 村田沙耶香 |
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価格 | 不明 |
発売元 | |
発売日 |
『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』

奇蹟 VS 探偵! ロジックは、カルトの信仰に勝つことができるのか? 病気も怪我も存在せず、失われた四肢さえ蘇る、奇蹟の楽園ジョーデンタウン。調査に赴いたまま戻らない助手を心配して教団の本拠地に乗り込んだ探偵・大塒は、次々と不審な死に遭遇する。奇蹟を信じる人々に、現実世界のロジックは通用するのか? 圧巻の解決編一五〇ページ! 特殊設定、多重解決推理の最前線!
作者 | 白井 智之 |
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価格 | 2255円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2022年09月15日 |
『ハチ公の最後の恋人』

霊能者の祖母が遺した予言通りに、インドから来た青年「ハチ」と巡り会った私は、彼の「最後の恋人」になった…。運命に導かれて出会い、別れの予感の中で過ごす二人だけの時間ー求め合う魂の邂逅を描く愛の物語。
作者 | よしもとばなな |
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価格 | 502円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 1998年08月18日 |
それでは、今回は宗教団体が舞台の小説5作品を紹介しました。あらゆる信仰、組織、信徒の考え方を切り取った各作品は、読者の心に新たな理解や視点をもたらしてくれることでしょう。宗教団体と一言で言っても、その存在形態や信仰心は多種多様です。非現実的で神秘的な要素から、人々の日常に根付いた信仰まで、そして時にそれがもたらす混沌とした結果まで、描き出される宗教の風景は大変奥深いものがあります。
一部の作品では、宗教団体という特異な環境下で生き抜く人々の生きざまを描いたものもありました。信念に基づいて行動する彼らの姿は、自身の生き方を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。また別の作品では、宗教と社会の摩擦を描いており、それが人々の思想や価値観にどのように影響するのかを考えることが求められます。
読んだ後もなお、頭の中に余韻を残し、テーマについて深く考えさせてくれる作品ばかりです。それぞれの小説は独自のメッセージを持っていて、一読すればその世界観に引き込まれるはずです。
ひとつひとつ作品を読み進めていく中で、自分自身の信仰や価値観についても考える機会を得られるでしょう。そして読み終えた後に感じる多様な感情は、語り尽くすことのできない、宗教というテーマの奥深さを改めて感じさせてくれることでしょう。
リアルでもフィクションでも、宗教は我々の文化を豊かに彩る大切な要素ですから、これまで馴染みのなかった方もぜひ読んでみてください。それが新たな扉を開く一歩になるかもしれませんよ。次回もまた、違う視点から新たな作品を紹介させていただきますので、お楽しみに。
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