ジェンダーに関する本 わかりやすい おすすめ8選

こんにちは!今回はジェンダーについて学べる本をご紹介します。ジェンダーと一言で言っても、その内容は多岐にわたりますよね。男性と女性の立場、性自認、性の多様性やセクシュアリティまで、幅広く対象にしてます。ここでご紹介する8冊は、専門的な語句もわかりやすく説明してくれて、読みながら深く考えさせられます。漫画はビジュアルも供に楽しみながら理解できますし、小説は物語を通じてジェンダーについて見直すきっかけにです。色々なタイプがあるので、あなたの興味に合わせて読んでみてくださいね。
『ジェンダーがよくわかる本 : 多様性の時代のリテラシー』
| 作者 | 瀬地山,角,1963- 中村,圭,社会学 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 秀和システム |
| 発売日 | 2022年12月 |
『失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック』
悪気はなかったでは済まされない時代です
現役新聞記者たちが自省の念を込めて贈る「気づきの書」。
「美しすぎる○○」がダメな理由がわからない。女医、女子アナと無意識に言ってしまう。「女性ならではの気配り」はほめ言葉のつもりだった?「薄着の季節だから痴漢に注意」のどこが問題!?女児の出産祝いになんとなくピンクを選んでしまう・・・。ひとつでも当てはまる人、アウトです。ぜひ本書を一読することをおすすめします。
ジェンダー平等を日本で早く実現したい。それにはまず、メディアが発信する記事から見直さなければならないーーー。この本は、現役の新聞記者たちの強い危機感から生まれたものです。今やSNSや広告、宣伝で誰もが発信者になる時代、ジェンダー表現のリテラシーを高めることは必須。その手引き書的な一冊です。
無意識の偏見と男尊女卑、性別役割分業のすりこみなどジェンダーの視点で改めて見直すとたくさんの問題点がみえてくる。ウエブ記事もしかり。スマホアドバイザー・モバイルプリンスさん、ジャーナリスト浜田敬子さん、弁護士の太田啓子さん、武井由起子さんに聞くインターネットとジェンダー論。性暴力の報道や表現の問題、メディアの現状と取組まで徹底的に追求。
【編集担当からのおすすめ情報】
ジェンダー表現?知ってるし出来てるし。そう思っていました。ちなみに女性です。原稿を読んで、自分がいかに無知だったか、リテラシーが低かったか、思い知らされ、猛省しました。そして今まで無意識に書いてきた、発信してきたことの多さ、罪深さに愕然としました。でもその気づきと反省を経て、”新しいメガネ”を手に入れたような、そんな心持ちになりました。
この新しいメガネをかけて世界を見ると、今まで気がつかなかったいろんなことが見えてきます。当たり前のように繰り返されている小さな表現が、やがて大きな偏見や差別を育てていってしまう悪循環。でも一度それに気づくと、もう平気ではいられない。気づくことで次の世代、新しい世界をつくっていけるなら一刻も早く気づいたほうがいい。そう思います。
全国の新聞記者の皆さんが有志で集まり、自発的に制作したこの本。皆さんの勇気と行動力に敬意を表します。メディア側の人間に限らず、ほぼ全員が何らかの発信者である現代を生きるすべての方に読んでいただきたい一冊です。
| 作者 | 新聞労連ジェンダー表現ガイドブック編集チーム |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2022年03月22日 |
『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門 = INTRODUCTION TO GENDER & SEXUALITY STUDIES』
| 作者 | 三橋,順子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 辰巳出版 |
| 発売日 | 2023年12月 |
『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた あなたがあなたらしくいられるための29問』
日常の中の素朴な疑問から性暴力被害者の自己責任論までーー「ジェンダー研究のゼミに所属している」学生たちが、そのことゆえに友人・知人から投げかけられたさまざまな「問い」に悩みつつ、それらに真っ正面から向き合った、真摯で誠実なQ&A集。
はじめにーージェンダーってなに?
第一章 これってどうなの? 素朴な疑問
1.男女平等をめざす世の中で女子校の意義ってなに?
2.「〇〇男子/〇〇女子」って言い方したらダメ?
3.男女平等は大事だけど、身体の違いもあるし仕事の向き不向きはあるんじゃない?
4.ジェンダーを勉強したら、イクメンにならないといけないんでしょ?
5.専業主婦になりたい人もいるよね?
6.男女平等っていうけど、女性も「女らしさ」を利用しているよね?
コラム1 女子力って……?
第二章 セクシュアル・マイノリティについてもっと知りたい!
7.テレビにはゲイや女装家、トランスジェンダーが出ているけれど、違いはなんなの?
8.「ホモ」、「レズ」って呼び方はダメなの?
9.子ども産めないのに、同性婚って必要あるの?
10.人を好きになったりセックスしたくなったりするのは誰でも自然なことだよね?
11.日本はLGBTに寛容な国だよね?
12.友達だと思ってたのに告られた……誰かに相談していい?
コラム2 多数派の人たちの幸せは?
第三章 フェミニズムって怖いもの?
13.フェミニズムって危険な思想なんでしょ?
14.どうしてフェミニストはCMみたいな些細なことに噛みつくの?
15.どうしてフェミニストは萌えキャラを目の敵にするの?
16.どうしてフェミニストはミスコンに反対するの?
17.フェミニストはなにかと女性差別というけど、伝統や文化も重んじるべきじゃない?
18.ジェンダー研究に関心をもっている人とフェミニストとは別なんでしょ?
コラム3 ジェンダー研究は女性の学問?
第四章 めざしているのは逆差別?
19.男だって大変なのに、女がすぐハラスメントと騒ぐのって逆差別では?
20.管理職の女性を30%にするって、女性だけを優遇する逆差別じゃない?
21.東大が女子学生だけに家賃補助をするのって逆差別じゃない?
22.女性専用車両って男性への差別じゃない?
23.女性はバリキャリか専業主婦か選べるのに、男性は働くしか選択肢がないのっておかしくない?
24.恋愛のハードルって男の方が高い。女ってだけでモテるんだから女はずるくない?
コラム4 なんでジェンダーのゼミにいるのに化粧してるの?
第五章性暴力についてもっと考えたい!
25.性欲って本能でしょ、そのせいで男性が女性を襲うのも仕方ないよね?
26.性暴力って被害にあう側にも落ち度があるんじゃない?
27.性暴力の被害者って女性だけだよね?
28.性行為しておいて後から「あれはレイプだった」っておかしくない?
29.性暴力ってある日突然見知らぬ人からレイプされることだよね?
コラム5 ジェンダーを勉強するとつらくなる?
読書案内
おわりに
| 作者 | 佐藤 文香/一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 明石書店 |
| 発売日 | 2019年06月21日 |
『性とジェンダー新版』
| 作者 | 日経サイエンス編集部 |
|---|---|
| 価格 | 2420円 + 税 |
| 発売元 | 日経サイエンス社 |
| 発売日 | 2023年06月21日 |
『炎上CMでよみとくジェンダー論』
| 作者 | 瀬地山,角,1963- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 光文社 |
| 発売日 | 2020年05月 |
『ジェンダーと脳ーー性別を超える脳の多様性』
【性差はある。だが女脳/男脳は存在しない。】
30分間、ストレスを受けたからといって、あなたの生殖器が女性から男性へ、男性から女性へと変わることはありえない。だが、このありえないことが脳の神経細胞では起こりうる。脳はホルモン、ストレス、薬物、環境などあらゆる影響を受けて驚くほど柔軟に変化する。脳に見つかる男女間の平均的な性差は、現れてはまた消える。だから、脳に性別はないのだ。人の脳は、一人ひとり異なっており、様々な特徴の入り混じる《モザイク》になっている。
【人間の脳や心の複雑さは女/男という二分法ではとらえきれない。】
画期的な「脳モザイク論」で脳の性差をめぐる議論に一石を投じた気鋭の神経科学者が、性別とジェンダーに対する固定観念を打ち砕くサイエンス読み物。9か国で刊行が決定している注目の書。
【目次】
1 性別と脳
第1章 覚醒
第2章 ねじ曲げられた事実の歴史
第3章 脳の性差が積み重なると
第4章 生まれか育ちか
2 人間はモザイク
第5章 変化する脳
第6章 性別がすべてではない
第7章 脳のモザイク
第8章 現れては消えるわけ
第9章 ブラインドデートに何を期待する?
第10章 脳のタイプーー典型的な脳と稀な脳
第11章 ストレス下の女と男
第12章 健康のモザイク
第13章 心のモザイク
3 ジェンダーの何が問題か
第14章 男女というバイナリーから多様性のモザイクへ
第15章 ジェンダーという幻想
第16章 バイナリーの洗脳
4 ジェンダーのない世界へ
第17章 ジェンダーという神話にどう対処するか
第18章 混ざりあうジェンダー
第19章 ジェンダーフリーの教育
第20章 子どもたちをジェンダーから解放する
第21章 ジェンダーへの気づき
第22章 行動に移す
第23章 未来の展望
原注
参考文献
索引
謝辞
| 作者 | ダフナ・ジョエル/ルバ・ヴィハンスキ/鍛原 多惠子 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 紀伊國屋書店出版部 |
| 発売日 | 2021年08月31日 |
『論点・ジェンダー史学』
ジェンダーで歴史を読み解こう
ジェンダーの視点は、歴史の見え方を変えてきました。本書は、歴史学に新しい地平を開いてきたジェンダー史研究の「論点」を集めています。日本を含むアジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカを中心に、「社会」「家族」「身体」「文化」「政治」などからバランスよく精選された全113の論点と、各時代及び地域の特色溢れるトピックとして36のコラムを収載。語句解説やクロスレファレンス、映画や小説を使ったアクティヴィティ、巻末資料も充実しています。
| 作者 | 山口 みどり/弓削 尚子/後藤 絵美/長 志珠絵/石川 照子 |
|---|---|
| 価格 | 3520円 + 税 |
| 発売元 | ミネルヴァ書房 |
| 発売日 | 2023年06月01日 |
さて、今回はジェンダーに関するおすすめの本を紹介させていただきました。それぞれの作品を手に取って読むことで、ジェンダーとは何か、ジェンダーに立ち向かう方法や、ジェンダーについて語るための導入編が見つかることでしょう。
ジェンダーについて学ぶことは、自分自身を見つめ直すきっかけになるかもしれませんし、誰かの意見を理解する窓口になるかもしれません。大切なのは、このテーマが自己理解や対人理解に深く寄与することです。また、多様な視点から物事を捉えることで新たな価値観や認識を獲得することができます。
私たちは、実は無意識のうちにジェンダーの概念に囚われ、多くの決断をしていることに気付くでしょう。誰でも無意識にジェンダーに囚われてしまうことはあるので、それに気づくこと自体が大きな一歩です。
また、ジェンダーについて学ぶことで、社会全体が抱える問題についても目を向けることが可能になります。性別や性自認を超えて、人間とは何か、個々の人格やら生き様について考える機会が得られるのも、これらの本の力です。
私たちが生きていく上で、できるだけ多くの視点を持つことはとても重要だと思います。自分の経験や立場だけでなく、他の人がどのような感じ、考え、行動しているのか知ることは、私たちは私たち自身を深く理解するために役立ちます。
今回ご紹介した作品は、一人でも多くの方の心の中に新たな視点を提供し、深い人間理解の一助となることを願います。また、ジェンダーとは何かについて深く掘り下げることで、多くの方が自分自身の生き方や価値観を再考するきっかけとなればと願っています。
それぞれの作品から得られるメッセージに接しながら、自己理解や理解力の向上に努めていきましょう。そして、理解をもとにした包容力をもって、さらに豊かで平等な世界を創造することに貢献できたらと思います。
それでは、皆さんにとって有意義な読書になりますように。次回のおすすめ紹介もお楽しみに。
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