孔子を知る本 おすすめ6選 生涯や思想など
思想家として名高い孔子。その生きざまや思想を描いた書籍は多数存在しますが、その中から特におすすめの6冊をピックアップしました。古代中国の風俗や歴史背景を詳しく描いたものから、現代のビジネスマンが学べる普遍的な教えまで、多様な視点で孔子を紐解くことができます。初心者でも手軽に哲学に触れられる一冊や、孔子思想の深層をじっくり考察するための本格的なものまで、幅広い層に対応したラインアップになっています。
『孔子に学ぶ「五常の教え」』
人生を導く珠玉の名言
戦が強い武将でも、国王でもない。
思いやりの心を説いて歴史に名を刻んだ偉人・孔子。
みんなを幸せにする、その考え方とは???
| 作者 | 吉原 二郎 |
|---|---|
| 価格 | 880円 + 税 |
| 発売元 | 幻冬舎 |
| 発売日 | 2021年11月12日 |
『孔子の生涯』
信念を貫く生き方。世界四大聖人の一人孔子は、２５００年後の今も「論語」を通して、世界中の人に精神的影響を与えています。仁の政治を求めて遍歴を重ね、弟子の教育に心血を注いだ全生涯。
| 作者 | 三戸岡道夫 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | 栄光出版社 |
| 発売日 | 2021年05月 |
『孔子（1）』
「儒家の祖」「聖人」とあがめられる孔子。しかしその実像は、己の才能が認められない〈生の世界〉に抗い、晩年は近づく〈死の世界〉と対決し、自他への心安らぐ解釈を求めた生涯だった。
中国哲学史の泰斗が、「死」と「儒教」とをめぐる独自の学説と徹底したリアリズムで、野心と自戒とを胸に不遇の運命と闘い続けた人間像を追究。その生涯と言葉とのなかに、人間や現代社会がもつ普遍的問題を見いだす、比類なき孔子伝の決定版。
【時 代】
落日の王者ーー周王
諸侯の覇者
魯の国
【出 生】
出生の秘密
儒ーー死者と交わる者たち
異形の子
【青 春】
十有五にして学に志す
儒の二重構造
三十にして立つ
【野 望】
男児の悲哀
魯国の現実
四十にして惑わず
【不 遇】
旧勢力と新勢力と
空白の十年
五十にして天命を知る
【権 力】
仕官と善政と
謀略と成功と
粛清と失脚と
【流 浪】
三人の弟子
諸国遍歴
喪家の狗のごとし
【弟 子】
孔子の学校
孔子の生活
愛されなかった弟子たち
【対 話】
政治について
ことばについて
人間について
【終 焉】
死の自覚
孝の意味、愛の意味
愛と死と孝と
| 作者 | 加地 伸行 |
|---|---|
| 価格 | 1056円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2016年04月23日 |
『図説孔子 生涯と思想』
『史記』『春秋左氏伝』『春秋公羊伝』など多くの史書をもちいて孔子の生涯と言葉を再構成した類例のない孔子伝。また、孔子の思想が日本やほかのアジアの国に与えた影響についても広く解説。
| 作者 | 孔祥林/三浦吉明 |
|---|---|
| 価格 | 8800円 + 税 |
| 発売元 | 科学出版社東京 |
| 発売日 | 2014年12月 |
『孔子伝改版』
理想を追って、挫折と漂泊のうちに生きた孔子。中国の偉大な哲人の残した言行は、『論語』として現在も全世界に生き続ける。史実と後世の恣意的粉飾を峻別し、その思想に肉薄する、画期的孔子伝。
| 作者 | 白川静 |
|---|---|
| 価格 | 984円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2003年01月25日 |
『マンガ孔子の思想』
| 作者 | 蔡,志忠,1948- 和田,武司,1933- 野末,陳平,1932- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2021年05月 |
今回は、古代中国の偉大な思想家である孔子について描かれた本を6作品ご紹介しました。伝統や文化、道徳観といったものに対する視点が独特の孔子。昔から彼の言葉や教えは世界中で引き継がれ、今なお私たちの日常生活の中に息づいています。
各作品はそれぞれ、孔子の人間性や哲学、政治思想など、異なる側面から彼を描き出しています。それぞれの孔子の魅力を端的に感じ取ることができるでしょう。もちろん、すべての作品が肌触り良く、何度でも読み返すことができると思います。
また、これらの本を読むことで、孔子の思想がここ日本でも、それも長く大切に受け継がれてきたことを実感できるでしょう。それぞれの作品が、その接点を見つける手がかりとなることでしょう。
孔子の哲学は、ある意味で普遍的です。時代や地域を超え、私たちの心に響く何かを持っています。それは、私たち自身の心の中に転がっている疑問や思いを見つめる鏡のようなものかもしれません。
「孔子」。古くて新しい、未だ色褪せぬ哲学が詰まった名をぜひ共有してみてはいかがでしょうか。それぞれが持つ独自の視点から孔子を読み解き、自身の生きる拠り所や指針を見つけることができるかもしれません。そして、それがまた新たな自己理解へと繋がるでしょう。
人は一人ひとり、異なる道を歩んでいますが、そこには共通する気持ちや経験も存在します。孔子の言葉や、孔子を描いたこれらの作品を通して、人と人とを繋ぐ架け橋として、新たな視野を広げてみてください。
今回は以上です。次回もあなたにとって有益な本を紹介できるよう努力します。それでは、またお会いしましょう。読んでいただき、ありがとうございました。
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