ダーウィンに関する本 おすすめ6選 進化論の提唱者

ダーウィンと聞くと、すぐに「進化論」を思い浮かべますよね。しかし、この革命的な発想を生み出した一方で、彼の人間性や生きざまにも注目すべき点が多いのです。今回は、ダーウィンの人となりから彼が提唱した進化論の深遠さまでが描かれている、厳選された6冊をご紹介します。のめり込んだ学問への熱意、独自の視点、そしてその成果に至るまでの道のり…。実は冒険小説のようにワクワクする作品もあるんですよ。また、漫画ならではのビジュアルで理解しやすく描かれているものもピックアップしました。サイエンスが好きな方はもちろん、ダーウィンの哲学に触れたい方もぜひ手に取ってみてください。
『チャールズ・ダーウィンの生涯 : 進化論を生んだジェントルマンの社会』

作者 | 松永,俊男,1939- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2009年08月 |
『ダーウィンと進化論 : その生涯と思想をたどる : ジュニアサイエンス』

作者 | Lawson,Kristan 大森,充香 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 丸善 |
発売日 | 2009年01月 |
『ダーウィンの呪い』

ダーウィンを祖とする進化学は、ゲノム科学の進歩と相まって、生物とその進化の理解に多大な貢献をした。一方で、ダーウィンが提唱した「進化論」は自然科学に革命を起こすにとどまらず、政治・経済・文化・社会・思想に多大な影響をもたらした。そして、悲劇的なことに、進化論を曲解した彼の後継者たちが「優生思想」という怪物を生み出した。〈一流の進化学者〉たちによって権威づけられた優生学は、欧米の科学者や文化人、政治家を魅了し、ついにはナチスの反ユダヤ思想とつながり「ホロコースト」という悲劇を生み出すことになる。
第一線の進化学者で、進化学の歴史に詳しい著者は、ダーウィンが独創した進化論は、期せずして3つの「呪い」を生み出したと分析する。「進歩せよ」を意味する〈進化せよ〉、「生き残りたければ、努力して闘いに勝て」を意味する〈生存闘争と適者生存〉、そして「この規範は人間社会も支配する自然の法則だから、不満を言ったり逆らったりしても無駄だ」を意味する、〈ダーウィンもそう言っている〉である。順に、「進化の呪い」「闘争の呪い」「ダーウィンの呪い」である。
本来、方向性がなく、中立的な進化が、なぜひたすら「進歩」が続くと信じられるようになったのか。ダーウィンとその理解者、そしてその志を継いだ後継者たちが、いかにして3つの呪いにかけられていったのか。稀代の書き手として注目される著者が、進化論が生み出した「迷宮」の謎に挑む。
第一章 進化と進歩
第二章 美しい仮説と醜い事実
第三章 灰色人
第四章 強い者ではなく助け合う者
第五章 実験の進化学
第六章 われても末に
第七章 人類の輝かしい進歩
第八章 人間改良
第九章 やさしい科学
第十章 悪魔の目覚め
第十一章 自由と正義のパラドクス
第十二章 無限の姿
作者 | 千葉 聡 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2023年11月16日 |
『ダーウィンの生涯 (岩波新書 青版 41)』

作者 | 八杉 竜一 |
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価格 | 902円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 |
『若い読者のための『種の起源』』

生物学の礎にして、「もっとも世界に影響を与えた本」といわれる『種の起源』。
地球の年齢も、遺伝の仕組みも知らなかったダーウィンは、
どのようにしてこの独自の思考を組み立て、歴史的名著を書き上げたのか?
本書は、チャールズ・ダーウィン著『種の起源』(1859年第1版)を、
レベッカ・ステフォフがリライトしたものである。
大幅にボリュームが圧縮され、言葉も平易に置き換えられて、
ダーウィンの思考過程がより明確になった。
さらに、現代科学の最新動向に関するコラムも加えられ、
21世紀にふさわしいコンパクト版にアップデートされている。
作者 | チャールズ・ダーウィン/著 レベッカ・ステフォフ/著・編集 鳥見真生/翻訳 |
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価格 | 不明 |
発売元 | あすなろ書房 |
発売日 | 2019年05月23日 |
『ダーウィンと進化論』

「人間はサルと同じ祖先」。科学界を激しくゆるがし、現在でも論議が交わされ続けている学説を生みだしたダーウィン。生涯と業績を当時の社会背景や理論がよくわかる豊富な写真・図版とともに新訳でいきいきと綴る。じっくりと観察を続け、綿密な記録から考えを導きだした研究生活から、人間の探究心や科学の方法に触れる。
はじめに(菊池由美)
1 ダーウィンがきずいた理論
2 幼年時代
3 ビーグル号の冒険
4 南アメリカ
5 ガラパゴス諸島、そしてふるさとイギリスへ
6 種の起源
7 晩年
ダーウィン略年表
索引
作者 | バーナード・ストーンハウス/菊池由美 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 玉川大学出版部 |
発売日 | 2015年12月22日 |
これらの書籍を読んで、一緒にダーウィンとその進化論の世界に浸り、新たな視点から生命や自然の姿を捉えてみませんか?今回ご紹介した6冊各々が、ダーウィンの人物像やその業績、そして我々が住む世界の理解に独自の角度でアプローチしています。つまり、それぞれが異なる視点からダーウィンを見つめ、解釈し、伝えてくれます。
人間という生物がなぜ存在し、なぜ進化し続けるのか。その背後にある進化論の深淵を、ダーウィンがどのように追求し、解明しようとしたのか。その過程自体が、非常に面白く、読むたびに新たな発見があります。
それぞれの作品が、異なる視点で描いているものの、全てがダーウィン、そして進化論への深い洞察と理解に基づいています。どこから読み始めても、必ずや進化論や生物学への興味が湧き上がってくることでしょう。
また、ダーウィンの思想を理解する事は、自然への理解を深め、自分自身の存在について考えるきっかけにもなります。なぜ私たちはここにいて、何のために生きているのか。そのような哲学的な問いに対しても、ダーウィンの進化論は適切な解答を与えてくれます。
「進化論って難しそう…」と感じる方も多いかもしれませんが、科学だけでなく、歴史や哲学、芸術など多角的な視点から考えることで、より深い理解へと繋がります。進化論が生物学だけの話ではなく、私たちの生活全般に影響を与える大いなる理論であることを理解するためにも、是非読んでみてください。
これらの書籍を読み進めて行くうちに、複雑で奥深い進化論の魅力に引き込まれること間違いなしです。進化論は我々の生きる世界を理解するために欠かせない視点であり、それを提唱したダーウィンの深遠な思索を追体験することで、多くの気づきと感動が待っています。楽しい読書ライフに、これらの作品が一役買ってくれること間違いありません。どうぞ、手にとってみてくださいね。
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