平安貴族がわかる本 おすすめ6選
平安時代の彩り豊かな世界にタイムスリップ!見たこともない、知らない歴史の舞台、そんな想像超える世界がここにはあります。語り口は詩人のように優雅で、描写は典雅な美しさで満ちています。貴族たちの生活や思考を描いた物語は、まるで昔にタイムトリップしたかのような感覚を体験させてくれますよ。平凡な日常から一歩抜け出し、貴族の世界に浸りませんか?それぞれの作品には登場人物の深みがあり、心理描写が巧妙に描かれているのです。あなたもこのひととき、平安時代の貴族として生きる喜びを感じてみませんか。是非、手にとんでみてください。
『平安貴族とは何か : 三つの日記で読む実像』
「驕れる道長」は虚像?歴史の主役としては光の当たらない平安貴族。だが、武士が台頭し不安定化する世情にあって、彼らは国のために周到に立ち回り、腐心しながら朝廷を支えていた。NHK大河ドラマ「光る君へ」の時代考証も務める著者が、知られざる平安貴族の実像を、藤原道長『御堂関白記』、藤原行成『権記』、藤原実資『小右記』という三つの古記録から複合的に明らかにする。
作者 | 倉本一宏/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2023年10月10日 |
『平安貴族の仕事と昇進(570) どこまで出世できるのか』
みやびな印象の平安貴族だが、古記録からは任官や昇進に奔走し、連日政務に疲弊する過酷な日々が見えてくる。公卿と下級官人の人生サイクルの違いにも着目し、王朝文学には描かれない貴族社会のシビアな一面に迫る。
作者 | 井上 幸治 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2023年04月21日 |
『平安貴族列伝』
藤原道長が栄華を極める前の時代、古代の名族はどう栄え、滅んでいったのか?
正史に残された知られざる平安貴族の人生
日本の正史である六国史に載せられた個人の伝記「薨卒伝(こうそつでん)」。
本書では藤原氏などの有名貴族からあまり知られていない人物まで、興味深い人物に関する薨卒伝を取り上げ、平安京に生きた面白い人々の実像に迫る。
出世より仙人に憧れた風変わりな藤原氏の官人、菅原道真より優秀だった祖父の功罪、天皇に寵愛されながらも政争に翻弄された内親王、そして後世の伝説に繋がる空海の知られざる最期など、出世だけではない官人たちの豊かな感性とともに、千年の時を経ても変わらない人間の本質を描き出す。
「光る君へ」時代考証を担当する倉本一宏氏の書籍。原文はすべて現代語訳を掲げ、詳細な系図も掲載。
この書籍に登場する37人の藤原氏、古代氏族、皇親氏族、僧たち
・藤原仲成 天皇の後継争いに巻き込まれた、藤原式家の官人の最期
・藤原継彦 出世より趣味を選んだ藤原京家の始祖・麻呂の子孫
・藤原真夏 官歴を消された藤原北家の官人が残したもの
・藤原三守 ひとりの天皇に尽くした藤原南家最後の大臣
・藤原友人 出世より仙人に憧れた?風変わりな貴族
・酒人内親王 天皇に寵愛されながらも政争に翻弄された内親王
・空海 後世の伝説へ繋がる六国史に書かれた空海の最期
・菅原清公 菅原道真より優秀だった?祖父の功罪
・高階石河 唯一の特技?美声を誇った長屋王の子孫
・安倍真勝 没落する名族の中で僅かな出世を遂げた安倍氏の官人…etc
発行:株式会社日本ビジネスプレス
発売:ワニブックス
作者 | 倉本 一宏 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | JBpress |
発売日 | 2024年05月21日 |
『平安貴族』
作者 | 橋本,義彦,1924-2015 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2020年05月 |
『平安貴族サバイバル』
和歌を詠んだり楽器を奏でたり、恋愛に一喜一憂したりと、優雅な毎日を送っているように見える平安時代の貴族たち。
しかし実際は、セルフプロデュースやコミュニケーションのスキルがないと生き残れない過酷な世界で、様々な戦略を駆使してサバイバルを図っていた。
実務能力より見た目とセンスの男社会、教養を武器に女主人をサポートしたエージェント=女房、天皇の縁戚になるという一大プロジェクトにまつわる悲喜こもごも、乱れ飛ぶ愛情と呪詛……。
そこには、ジェンダーやルッキズム、シスターフッドといった現代にも通ずる問題も。
本書では古典文学だけでなく女性学などにも詳しい著者が、そんな弱肉強食な世界に翻弄されながらも意外とアグレッシブに生きた人たちの軌跡を、史実と文学作品をもとに解説。
歴史や古典文学への理解を深めるとともに、現代にも通じる人の生き様や心の動きを浮かび上がらせる。
【目 次】
はじめに
第1章 女にしてみたいほどいい男
第2章 差し向けられたエージェントとしての女性たち1
第3章 差し向けられたエージェントとしての女性たち2
第4章 差し向けられたエージェントとしての女性たち3
第5章 男性の寵愛を奪い合う女たちは恋愛脳か
第6章 妻・母として以外での女性の自己実現はあったか
第7章 平安時代にもシスターフッド= 女性同士の連帯はあったか
第8章 同性愛は純愛か異性の代わりか
第9章 どうしようもないときに頼る呪術や信仰
第10章 勝ち組の頂点周りの栄光と挫折
第11章 負け組の不遇と意外なしぶとさ
第12章 〝色好み〟の功績
おわりに
主な参考文献
作者 | 木村朗子/著 芦野公平/イラスト |
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価格 | 不明 |
発売元 | 笠間書院 |
発売日 | 2022年05月26日 |
『平安貴族の心得 「御遺誡」でみる権力者たちの実像』
御遺誡(ごゆいかい)と呼ばれる史料がある。遺詔や遺言とは異なり、多くは子孫や門下などの後人に遺した訓戒である。そのほとんどはいつしか失われてしまい、あらたな嫡流となった人物の「御遺誡」だけが後世まで残された。近年、平安時代の皇位や摂関の継承、さらには時代の深層に迫り得る史料として注目されている。千年以上も前の天皇や大臣が己の命より大事にしたものとは何か。子孫や門下に何を遺そうとしたのか。皇統の確立と摂関家の成立にはどんな関係があるのか。大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を務める日本古代政治史の大家が、嵯峨天皇、宇多天皇、菅原道真、醍醐天皇、藤原師輔の五つの御遺誡を通して案内する奥深い古典世界。
作者 | 倉本一宏 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2024年06月13日 |
さて、ここまで平安時代の華麗で独特な世界感を存分に味わえる作品を6つご紹介しました。これらの作品を通じて、貴族の生活に迫るとともに、その時代背景による人間ドラマ、政治の微妙な駆け引きなど、単なる歴史の枠を超えた醍醐味を感じられることでしょう。恐らく、これらの作品を一つひとつ読み進めることで、平安時代の雰囲気や文化、そして人々の生き様に対する理解が深まり、ますますその魅力に引き込まれること間違いなしです。
特に、怪異や神話が織り交ぜられた物語は、時に幻想的でありながらも、その背後にある人間の儚さや切なさを描き出しており、読者の心を強く惹きつけます。また、貴族たちの間の洗練された会話や、美しい風景描写も、平安時代の上品で趣のある美意識をより一層引き立てています。
創作の舞台に平安時代を選ぶことで、ただの架空の物語ではなく、過去の実際の生活や文化を間近に感じ、現代の私たちにも新たな視点を提供してくれるのです。これらの作品は、私たちの中に潜む歴史への好奇心を満たすだけでなく、平安時代を知る上での価値ある一冊となることでしょう。
そして、何よりも平安時代を知ることは、日本の伝統や文化、美意識を理解する第一歩となります。どうぞあなたご自身の手に取り、現代から千年以上も遡るこの時代の世界へ、足を踏み入れてみてください。きっと新たな発見や感動があなたを待っています。さあ、あなたの歴史探訪の旅が、今始まります。幸運を祈っています。
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