蜂の生態を知る本 おすすめ4選

蜂の生態について知ろうとするなら、まずは絵本から始めてみるのはいかがでしょうか。分かり易い挿絵と共に、蜂の生態が詳しく紹介されている1冊をおすすめします。次に、驚くほどリアルで美しい写真を収めた写真集。ここでは、蜂の生活や行動が細部まで捉えられています。3つ目には、蜂の観察日記を綴ったエッセイ。体験を元にした実話なので、まるで自分が蜂の観察家になったかのような感覚を味わえますよ。最後に、蜂に関する最新の研究をまとめた科学書をピックアップ。これを読めば、蜂にまつわる驚きの事実を多数知ることができます。どれも本当に目から鱗の1冊ばかり。ぜひ、挑戦してみてくださいね。
『蜂の奇妙な生物学 = THE WONDER WORLD OF WASPS AND BEES』

作者 | 光畑,雅宏,1971- Coco |
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価格 | 不明 |
発売元 | 技術評論社 |
発売日 | 2023年08月 |
『ハチは心をもっている 1匹が秘める驚異の知性、そして意識』

ハチは「群知能」だけでなく、1匹1匹も高度に進化した心をもっていた! ハナバチの認知研究の権威である著者が、1匹の内にある驚くべき精神生活を説き明かす。
もちろん、ハチの心は人間の心とはまったく異なる。しかしハチの心が「原始的」だと思ったら大間違い。本書の読者はまず、ハチの賢さに驚嘆するだろう。どんな課題もたちどころに学習し、瞬時に効率のよい判断を下して問題解決する。数を数え、道具を使い、ほかのハチやほかの動物から問題解決の方法を盗みさえする、等々……。この速くて柔軟な心は、採餌や帰巣の必要、ハチの形態やサイズなどに適う方向へ、進化の手が精巧に磨き上げてきたものだ。
ファーブル、カール・フォン・フリッシュ、マルティン・リンダウアー、そしてもちろん著者自身も含め、数多の研究者たちがアイデアを凝らした巧妙な実験によって、その「異なる心」の解明に挑んできた。ハチの内面を探る実験のおもしろさも本書の大きな読みどころの一つだ。
著者はハチの個体が「パーソナリティ」をもち、「自他」を区別し、内的表象を形成し、苦痛や情動を経験するといった心的機能も探っている。本書を読む前と後で、ハチはもちろん、すべての昆虫への見方が変わらずにはいられない。
作者 | ラース・チットカ/今西康子/小野正人 |
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価格 | 3960円 + 税 |
発売元 | みすず書房 |
発売日 | 2025年02月19日 |
『ハチハンドブック 増補改訂版』

ミツバチやスズメバチなど、身近なハチ116種を紹介。形態も生態も多様なハチの世界を美しい生態写真で楽しめる図鑑。
増補改訂では9種増の116種を掲載し,写真や情報も多数を更新した。加えてツマアカスズメバチなど近年関心の高い外来バチに関するコラムや,スズメバチ・アシナガバチの識別解説ページも増設。危険なハチに遭遇した時の注意事項、刺されてしまった時の対処法などハチを安全に観察するための情報も紹介。
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・ 「ハチハンドブック」の増補改訂版。種類としては9種増の116種を掲載しています。
※新規掲載種:ニホンキバチ,キイロタマゴバチ,ウマノオバチ,ミツイロツメボソクモバチ,ムモントックリバチ,ツマアカスズメバチ,クロマルハナバチ,ルリモンハナバチ,スジボソフトハナバチ
・ ハチの生態をとらえた貴重で美しい生態写真を中心にした構成となっています。増補改訂では多くの写真を差し換え,写真を見るだけで多様な形態や生態をもつハチの世界を楽しむことができます。
・ 後付には新たに読者の関心の高いスズメバチとアシナガバチの識別に関するページを設けています。識別情報を1つにまとめることで使いやすさを向上させています。
・ コラムとしてツマアカスズメバチやセイヨウオオマルハナバチなど,ニュースで話題になる外来バチの情報を新規に掲載したほか,観察のネタになる「ハチに似た虫」を増ページ。充実したコラム群でハチ観察の奥深さを伝えます。
・ 「ハチ安全観察マニュアル」を追加しました。どんなハチが危険なのか,どうすればハチの危険を避けられるのか,もし刺されてしまったらどうすればよいのか,巣への対処法など,ハチ刺傷に関する話題をまとめています。
ハチとは・ハチの体
ハチの産卵管と毒針
用語解説・本書の使い方
日本産ハチ目の分類表
ハチの観察ポイント
ハチを安全に観察するには
ハチの恩恵
●広腰亜目(ハバチ・キバチ類)
ヒラタハバチ科
コンボウハバチ科
ミフシハバチ科
ハバチ科
キバチ科
ヤドリキバチ科
●細腰亜目(ヤドリバチ類)
ヒラタタマバチ科
タマバチ科
シリアゲコバチ科
タマゴコバチ科
アシブトコバチ科
オナガコバチ科
ヒメバチ科
コマユバチ科
カギバラバチ科
コンボウヤセバチ科
セダカヤセバチ科
●細腰亜目(有剣類)
セイボウ科
コツチバチ科
アリバチ科
ツチバチ科
クモバチ科
ドロバチ科
スズメバチ科
セナガアナバチ科
アナバチ科
ギングチバチ科
ドロバチモドキ科
フシダカバチ科
ムカシハナバチ科
ヒメハナバチ科
コハナバチ科
ケアシハナバチ科
ハキリバチ科
ミツバチ科
原寸標本一覧
スズメバチとアシナガバチの識別
●コラム
ハバチの幼虫の特徴
ハチの寄生とは
カギバラバチのちょっと変わった寄生
外来種のハチ
ハチに似ている虫
ハナバチの集粉毛
ヒメハナバチの特徴
セイヨウオオマルハナバチ問題とハチの利用
ハチの巣さがし
作者 | 藤丸篤夫 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 文一総合出版 |
発売日 | 2023年03月14日 |
『ハチのくらし大研究 知恵いっぱいの子育て術』

カリバチの狩りの仕方、ハナバチの蜜の集め方を多くの写真で解説。ハチの進化、植物との共存、生物多様性との関係についても紹介。
作者 | 松田喬 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2016年09月15日 |
以上、蜂の生態について、一味違った角度から描かれた4つの作品を紹介させていただきました。身近にいるけど意外と知らない蜂の世界を覗いてみたら、普段目にすることのない驚きの事実や感動が待っているかもしれませんね。
途中で出てきた壮大な物語も、実は全てが蜂たちの生態を基に描かれています。自然の摂理や生き物たちの驚くべき生存戦略を、文字通り「生」で感じられる経験は一読の価値ありです。
また、その中に登場する蜂たちと人間たちの交流からは、我々が持つ「自然への畏敬の念」や「生命への敬意」を改めて感じさせられます。現代社会で忘れがちな大切な価値観を再認識できるのも、また一つの醍醐味です。
とはいえ、知識を深めるだけでなく、単純に物語としての面白さも忘れてはいけません。それぞれが持つ独特の世界観ときちんとした物語展開により、一度読み始めたら最後まで放っておけないほど引き込まれること間違いなしです。
以上のような魅力を詰め込んだこれらの作品たちは、一体どの作品から手を付けるべきか迷うほど魅力的かと。しかし、それもまた楽しみの一つですよね。それぞれの作品が持つ世界を楽しみつつ、蜂という生き物についての深い理解を得ることができるでしょう。
どの作品もそれぞれに面白さを持ち、読む人によって受け取る印象やメッセージは十人十色。ぜひ一冊でも手にとって、あなた自身の目で、耳で、心で体感してみてください。
「知識は力」だとよく言われますが、それは衣食住と同じくらい重要な「理解」にも通じます。この機会にぜひ、無数に広がる蜂の世界に触れてみて、新しい視点や気づきを得ることで、一歩進んだ理解を深めてみてはいかがでしょうか。そして、その理解があなた自身の人生や日々の生活に、何かしらの「プラス」につながることを願っております。
以上、「蜂の生態を知る本 おすすめ4選」を締め括らせていただきます。皆様の読書ライフが、一層豊かで素晴らしいものとなりますように。
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