日本人の死生観に関する本 おすすめ6選
日本人独特の死生観をカギに握る本たちを、おすすめ6選として揃えてみました。歴史や医療現場からの視点で描かれたもの、詩的で美しい表現で紡がれたもの、現代社会の問題を浮き彫りにしたもの、etc. それぞれ切り口は違いますが、どれも日本人のライフとデスについて深い洞察を差し込んでいます。ハードなテーマですが、これらの一冊一冊と向き合うことで今に生きる意味が見えてくるかもしれません。恐れていた死が少しだけ身近に感じられれば、その本はきっとあなたのハートを動かすことでしょう。ぜひ、手に取ってご覧ください。
『日本人の死生観』
作者 | 五来,重,1908-1993 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2021年10月 |
『なぜ日本人はご先祖様に祈るのか : ドイツ人禅僧が見たフシギな死生観』
作者 | ネルケ無方 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2015年05月 |
『激変する日本人の死生観 人は死んだらどこへ行けばいいのか;第2巻』
私たちはいま「死後」のリアリティを共有できない時代を生きている。
日本思想史研究の第一人者が全国各地の霊場を踏査し、日本人の「他界観」の変化に各地の霊場がどのように対応してきたかが分かる、圧倒的ドキュメント。
佐藤教授独特の語り口で、日本列島に現前する霊場を一緒に旅し、生と死のありようを辿っている気持ちになります。
第1部 死者はこの世に帰ってこられるか
遠野のデンデラ野/黄泉の洞窟/六道珍皇寺/江ノ島・龍ノ口/慈恩寺
第2部 浄土への信仰はなぜ必要だったか
八葉寺/ 當麻寺/熊野/骨寺/岩屋寺/文永寺
第3部 紫式部はなぜ地獄に堕ちたか
川原毛地獄/愛宕山/紫式部の墓/別府の地獄めぐり
第4部 失われた極楽浄土
弥谷寺/ムカサリ絵馬/回向院/黒石寺/立山と芦峅寺
作者 | 佐藤弘夫 |
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価格 | 2310円 + 税 |
発売元 | 興山舎 |
発売日 | 2024年05月17日 |
『日本人の死生観を読む 明治武士道から「おくりびと」へ』
幅広く活躍する宗教学者が、柳田国男・折口信夫、吉田満、宮沢賢治などの作品をもとに、日本人の死の受容の変遷を読み解く。
作者 | 島薗進 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2012年02月 |
『日本人の死生観 蛇 転生する祖先神』
古代日本人は、木や山を蛇に見立てて神とした。そして、人の生誕は蛇から人への変身であり、死は人から蛇への変身であった…神道の底流をなす蛇信仰の核心へと迫り、日本の神イメージを一新。“吉野民俗学”への最良の入門書となる名著!
作者 | 吉野 裕子 |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2015年03月06日 |
『死をみつめて生きる 日本人の自然観と死生観』
自然を克服するのではなく師として学び、順応するための知識を積み重ねてきた日本人の自然観は、どのように作られたのか。神もその多くは死ぬと考えた日本人の死生観はどこから来るのか。木や山などの自然物を神体とする信仰、夕焼けへよせる格別な想いなど、私たちが古くから親しんできた自然観・死生観をキーワードに、自然を人間とともに生き、活用するものととらえ、今をよりよく生きる道を思索する。
作者 | 上田正昭 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 角川学芸出版 |
発売日 | 2012年08月 |
それでは、今回は死生観というテーマでございましたが、いかがだったでしょうか。今まで考えたことのなかった角度から自分自身の生死について思考するきっかけになればと思います。日本人特有の死生観が描かれた本は、一冊一冊の世界が独自の色を放っていますので、読み手自身がその世界に触れ、解釈を楽しむのも一つのポイントです。
日本の文化や伝統は、何気なく生きていると気づかない部分にもふんだんに散りばめられています。その中には、死生観というテーマ性が多くの作品に見られます。これからも、このようなテーマを解釈しやすい小説や漫画を探していくことは、自身の視野を広げる助けとなるでしょう。
また、小説や漫画はフィクションでありながら、その根底には作者のリアルな思考や哲学、時代背景が反映されていることを忘れてはいけません。そのため、読書の際には、作品だけでなくその背後にある考え方やメッセージにも注意を向けてみてください。そうすることで、より深く作品を理解し、自分自身の考え方に落とし込むことができるでしょう。
今回ご紹介した6作品はその一例です。ぜひ、一冊でも多くの作品に触れて、さまざまな視点から日本人の死生観を追求してみてください。最後になりましたが、読書は自分自身の内面をより深く掘り下げるツールでもあります。進んで新しい視点に触れることで、より豊かな人生を送るための一助になれば幸いです。
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