【ウルフファン必読】ヴァージニア・ウルフをさらに深く知るための本5冊
ヴァージニア・ウルフ、その作品達は、紛れもなく現代文学の偉大なる一角を担っていますよね。この女性作家の更なる側面を探るなら、これらの5冊には絶対に目を通すべきです。その中には彼女の日常や思想を垣間見られる自伝的作品や、彼女と交流の深かった親しい友人たちが語るエピソード集など、彼女の人間性やその時間背景に迫る一冊も。もちろん、文学評論家による分析をまとめた一冊もピックアップしています。どれもが、ウルフを更に理解するための鍵となりますよ。ウルフファンなら、是非手に取ってみてください。
『灯台へ』
作者 | ヴァージニア・ウルフ 鴻巣友季子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 |
『幕間(897;897)』
スターリンがムッソリーニが、ヒトラーが台頭しつつあった頃、イギリス内陸の古い屋敷で上演される野外劇に集った人々──迫り来る戦争の気配と時代の気分を捉えた遺作の新訳。
作者 | ヴァージニア・ウルフ/片山 亜紀 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2020年02月13日 |
『ある作家の日記 新装版』
「私はいま、『ダロウェイ夫人』をはじめから全部タイプし直して、大速力でやっている。これは『船出』でも多少ともやったことで、いい方法だと思う。なぜならこうすれば、いわば全体をしめった筆で書きなでて、ばらばらに作られ、乾いてしまった部分を融合させることになるからだ。じっさい、正直言って、これは私の小説の中でも最も満足すべきものだと思う(でも私はまだこれを冷たい眼で読んではいない)。」(1924年12月13日)
いま読んでいる本、創作過程の実際、本の評判や売上げ、エリオットやフォースターとの交友など、1918年36歳の年から1941年自殺する直前までの日記。死後、夫レナードによって文学活動を中心に編纂された本巻は、創造の苦しみと楽しみを生き生きと伝える。
序文 レナード・ウルフ
日記で用いられている人名・地名の小辞典
1918年 36歳
1919年 37歳
1920年 38歳
1921年 39歳
1922年 40歳
1923年 41歳
1924年 42歳
1925年 43歳
1926年 44歳
1927年 45歳
1928年 46歳
1929年 47歳
1930年 48歳
1931年 49歳
1932年 50歳
1933年 51歳
1934年 52歳
1935年 53歳
1936年 54歳
1937年 55歳
1938年 56歳
1939年 57歳
1940年 58歳
1941年 59歳
『ある作家の日記』解説
一般索引
著作索引
著作の年代順一覧表
作者 | ヴァージニア・ウルフ/神谷美恵子 |
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価格 | 4840円 + 税 |
発売元 | みすず書房 |
発売日 | 2020年05月28日 |
『病むことについて【新装版】』
病気にかかったときの心象を描く表題作ほか。小説家ウルフによるアイロニーとユーモアに充ちたエッセイ・短編。
作者 | ヴァージニア・ウルフ/川本静子 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | みすず書房 |
発売日 | 2021年05月27日 |
『波 : 新訳版』
作者 | Woolf,Virginia,1882-1941 森山,恵 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2021年06月 |
あらゆる小説家の中でも、ヴァージニア・ウルフは特異な才能と深い洞察力を持った作家で、彼女の作品を読むことは私達に新たな視界を開かせます。それはまるで、日常の中に隠れていた奇跡を見つけ出すような感覚です。今回ご紹介した5冊の本は、ウルフの世界観や思想をさらに深く知るための一助となるでしょう。
それぞれの本は、ウルフの人生や作品への異なる視点からアプローチを試みており、それぞれが彼女の多面性を見事に描き出しています。本ごとに違う見方ができるので、一冊ずつじっくりと読んでいくことで、ウルフの豊かな表現と思索の奥深さが感じられると思います。
ウルフはまるで魔法使いのように、言葉の力で我々の心を揺さぶります。そして、その魔法の鍵は彼女自身の経験や視点、思考が深く絡み合って生まれています。これら五冊の本を読むことで、その鍵を握る手がかりを得られることでしょう。
ただし、いくら参考書を読んでも、やはりウルフの作品自体を直接読むことが一番です。彼女から直接話を聞くような感覚で、言葉から彼女の世界を感じ取ってみてください。それぞれの作品に込められたメッセージや、その背後にある思考を探るのも一興です。
本当のウルフファンであるあなたなら、これらの本を手に取り、新たなウルフの世界を探求することで、さらに深い理解を得て、彼女の人生と作品に対する敬意を深めることができるでしょう。それでは、ウルフの深淵への旅を、お楽しみください。
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