夏川草介の小説 おすすめ6選 読む順番が気になる人へ

夏川草介氏の作品は、読む者をどこまでも引き込む絶妙なストーリーと独特のユーモラスな語り口が魅力です。氏の作品では日常に蔓延る小さな不条理をみつめ、その中に潜む人間の愚かさや哀しみを描き出しています。そんな彼の作品の中から、特におすすめの6作品をピックアップしました。親子関係に焦点を当てた感動作から、さまざまな社会問題を織り交ぜた作品まで多種多様。どれも一度読むと忘れられない、深い余韻を残す作品ばかりです。どれも一風変わった視点からの物語で、思わず読み終えた後も考え込んでしまいますよ。夏川氏の作品にまだ触れたことがない方は、是非この機会に楽しんでみてくださいね。
『』

作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | |
発売日 |
『神様のカルテ』

作者 | 夏川,草介 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2011年06月 |
『君を守ろうとする猫の話』

お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。
幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。その図書館で、最近本がなくなっているらしい。館内の探索を始めたナナミは、青白く輝いている書棚の前で、翡翠色の目をした猫と出会う。
なぜ本を燃やすんですか?
「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った時に、誰もそれを教えてくれないこと。誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと。つまりひとりぼっちだってこと」
ようこそ、新たな迷宮へ。
【編集担当からのおすすめ情報】
世界40カ国以上で翻訳出版!
奇跡のロングセラー
『本を守ろうとする猫の話』
シリーズ最新作!
『神様のカルテ』著者、
第2のライフワーク!
作者 | 夏川 草介 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2024年02月28日 |
『始まりの木』

神様を探す二人の旅が始まる。
「少しばかり不思議な話を書きました。
木と森と、空と大地と、ヒトの心の物語です」
ーー夏川草介
第一話 寄り道【主な舞台 青森県弘前市、嶽温泉、岩木山】
第二話 七色【主な舞台 京都府京都市(岩倉、鞍馬)、叡山電車】
第三話 始まりの木【主な舞台 長野県松本市、伊那谷】
第四話 同行二人【主な舞台 高知県宿毛市】
第五話 灯火【主な舞台 東京都文京区】
藤崎千佳は、東京にある国立東々大学の学生である。所属は文学部で、専攻は民俗学。指導教官である古屋神寺郎は、足が悪いことをものともせず日本国中にフィールドワークへ出かける、偏屈で優秀な民俗学者だ。古屋は北から南へ練り歩くフィールドワークを通して、“現代日本人の失ったもの”を藤崎に問いかけてゆく。学問と旅をめぐる、不思議な冒険が、始まる。
“藤崎、旅の準備をしたまえ”
【編集担当からのおすすめ情報】
生きること学ぶこと問う、新世紀の“遠野物語”。
カバーイラストは、絵本作家のいせひでこさんが担当します。
作者 | 夏川 草介 |
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価格 | 869円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2023年08月04日 |
『臨床の砦』

小さな病院は命がけでコロナに立ち向った。
『神様のカルテ』著者、最新作!
感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける
現役医師が自らの経験を克明に綴った記録小説!
「対応が困難だから、患者を断りますか? 病棟が満床だから拒絶すべきですか? 残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。筑摩野中央を除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?」--本文より
【編集担当からのおすすめ情報】
80以上のメディアで絶賛された
夏川草介氏の最新作、文庫化!
一番の敵はウィルスではなく人の心の中にある。
ーー谷原章介氏(俳優)
人間が、利己的遺伝子の乗り物ではなく、
利他的共存の中でしか生きられない生物であることを
改めて知らしめてくれた、優れて現代的な物語。
ーー福岡伸一氏(生物学者)
最前線でコロナと戦う
医療従事者たちの真実の姿にふれ、
己の無知と無関心を恥じた。
私たちはこの記憶を、忘れてはならない。
ーー宇垣美里氏(フリーアナウンサー)
作者 | 夏川 草介 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2022年06月07日 |
『勿忘草の咲く町で 安曇野診療記(1)』

美琴は松本市郊外の梓川病院に勤めて3年目の看護師。風変わりな研修医・桂と、地域医療ならではの患者との関わりを通じて、悩みながらも進む毎日だ。口から物が食べられなくなったら寿命という常識を変えた「胃瘻」の登場、「できることは全部やってほしい」という患者の家族……老人医療とは何か、生きることと死んでいることの差は何か? 真摯に向き合う姿に涙必至、現役医師が描く高齢者医療のリアル! 解説・佐藤賢一
プロローグ 窓辺のサンダーソニア
第一話 秋海棠の季節
第二話 ダリア・ダイアリー
第三話 山茶花の咲く道
第四話 カタクリ賛歌
エピローグ 勿忘草の咲く町で
解 説 佐藤賢一
作者 | 夏川 草介 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年03月23日 |
以上、私がおすすめする、夏川草介さんの作品集でした。彼の作品はどれも独特の世界観とキャラクターが魅力的で、一度読み始めると止まらなくなってしまうほどです。その中でも特におすすめしたいのは、夏川さんの語り口。彼の特性である緻密な描写と心地よいリズム感により、リアルかつ効果的に描かれた物語に自然と引き込まれます。
夏川さんの作品はすべて眼福といえるほど、美しい文章で綴られています。さらに、その手に取るようなリアルさが、登場人物たちの心情を読者に伝え、感情移入を容易にしています。ストーリーテリングの技法として見ても、その緻密さは一流、個々のキャラクターの感情への洞察力は他の追随を許さないレベルで、その全てが一つのストーリーを作り上げています。
そして何より、「人間」という存在を深く見つめた夏川さんの作品は、読む者自身にとっても「人間」であることを改めて考えさせてくれます。その鋭利な視点と、「ありのままの人間像」を描くことへの拘りは、読後の余韻も含めて心に温かく響きます。
夏川草介さんの作品をこの6作品でご紹介しましたが、これらは氷山の一角に過ぎません。まだまだ素晴らしい作品が詰まった彼の世界観を、どうかあなた自身の目と心で感じ取ってみてください。それぞれのストーリーが提供する洞察や感動が、あなたの日常に新しい風をもたらすことを願っています。この機会にぜひ、夏川草介さんの作品と出会ってみてはいかがでしょうか。想像以上の物語の世界が、あなたを待っています。
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