深夜に読むと眠れない!短編おすすめホラー小説10選「押し入れのちよ」「抱卵」など注目作をご紹介

みなさん、こんにちは。今回は深夜に一人で読んでみたくなるような短編ホラー小説を10選ピックアップしましたよ。心の準備ができている方だけ、ぜひ進んでみてくださいね。
まずは、日常の中にひそむ恐怖を描いた作品。押し入れの中から聞こえてくる何かが描かれていて、この先何が起こるのかわからなくて怖いですよね。そして、異形の存在と対峙する作品。本来愛おしいはずの生命が、恐怖の源となって描かれています。どちらも一見、普通の日常から一歩踏み出した世界が広がっています。
様々な形で日常の中の異常を描くこの10作品。それぞれに鮮烈なインパクトがあるので、心臓に悪いという方は注意してくださいね。普通の日常が一変する瞬間、その恐怖を味わってみてください。
『押入れのちよ』
| 作者 | 荻原,浩,1956- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2009年01月 |
『抱卵』
| 作者 | 堀真潮 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | キノブックス |
| 発売日 |
『影踏亭の怪談』
| 作者 | 大島,清昭 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2023年06月 |
『異形のものたち』
母の遺品整理のため実家に戻った邦彦は農道で般若の面をつけた女とすれ違うーー(「面」)。“この世のものではないもの”はいつも隣り合わせでそこにいる。甘美な恐怖が心奥をくすぐる6篇の幻想怪奇小説。
| 作者 | 小池 真理子 |
|---|---|
| 価格 | 704円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2020年01月23日 |
『居心地の悪い部屋』
| 作者 | 岸本,佐知子,1960- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2015年11月 |
『きのうの影踏み』
あるホラー作家のもとに送られてきた手紙には、存在しない架空の歌手とラジオ番組のことが延々と綴られていたという。編集者たちの集まりによると、チェーンメールのように、何人かの作家にも届いているという。かくいう私にもその手紙は届いていた。その手紙のことを調べるうちに、文面の後ろのほう、文字が乱れて読み取れなくなっていた部分が、徐々に鮮明になってきている……。ある日、友人作家が手紙のことで相談があると言ってきた。なんと、その手紙、サイン会で手渡しされたという。誰がその人物だったかはわからない。けれど、確実に近づいてきているーー。(「手紙の主」)。その交差点はよく交通事故が起こる。かつてそこで亡くなった娘の霊が、巻き添えにしていると、事故死した娘の母親は言っているという。その娘が好きだったという「M」の字の入ったカップがいつもお供えされていた。ある雨の日、そのおばさんがふらふらと横断歩道にさしかかり……。死が母娘を分かつとも、つながろうとする見えない深い縁を繊細な筆致で描く「七つのカップ」。闇の世界の扉を一度開けてしまったらもう、戻れない。辻村深月が描く、あなたの隣にもそっとそこにある、後戻りできない恐くて、優しい世界。
【解説:朝霧カフカ】
十円参り
手紙の主
丘の上
殺したもの
スイッチ
私の町の占い師
やみあかご
だまだまマーク
マルとバツ
ナマハゲと私
タイムリミット
噂地図
七つのカップ
| 作者 | 辻村 深月 |
|---|---|
| 価格 | 616円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2018年08月24日 |
『秋雨物語』
失踪した作家・青山黎明が遺した原稿には、彼が長年悩まされていた謎の転移現象の体験が記されていた。霊能者を招くなど転移が起きないよう試みていた青山だが、更なる悪夢に引きずり込まれていくーー(「フーグ」)。前世の報いを背負った青年の生き地獄、この世のものとは思えない絶唱を残したレコード、人生の窮地に立たされた4人が挑む命がけのこっくりさん。秋雨の降るなかで、深い絶望へ誘われる至高のホラー4編を収録。
餓鬼の田
フーグ
白鳥の歌
こっくりさん
解説 杉江松恋
| 作者 | 貴志 祐介 |
|---|---|
| 価格 | 858円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2024年10月25日 |
『ついてくるもの』
実話怪談の姿をした七つの怪異譚が、あなたを戦慄の世界へ連れていく。薄気味の悪い男が語る夜毎の恐怖(「夢の家」)、廃屋から人形を持ち帰ってしまった私の身の上に次々と……(「ついてくるもの」)、同居人の部屋から聞こえる無気味な物音の正体は……(「ルームシェアの怪」)。“取り憑かれる”ホラー短編集。
いつのまにか……恐ろしい何かに取り囲まれる。
厳選の三津田信三恐怖譚降臨! ホラー短篇集。表題作ほか6編を収録。
実話怪談の姿をした七つの怪異譚が、あなたを戦慄の世界へ連れていく。薄気味の悪い男が語る夜毎の恐怖(「夢の家」)、廃屋から人形を持ち帰ってしまった私の身の上に次々と……(「ついてくるもの」)、同居人の部屋から聞こえる無気味な物音の正体は……(「ルームシェアの怪」)。“取り憑かれる”ホラー短編集。
夢の家
ついてくるもの
ルームシェアの怪
祝儀絵
八幡藪知らず
裏の家の子供
百物語憑け
| 作者 | 三津田 信三 |
|---|---|
| 価格 | 726円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2015年09月15日 |
『異形見聞録』
| 作者 | 藤白,圭 キギノビル |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | PHP研究所 |
| 発売日 | 2024年02月 |
『人体模型の夜』
一人の少年が「首屋敷」と呼ばれる薄気味悪い空屋に忍び込み、地下室で見つけた人体模型。その胸元に耳を押し当てて聞いた、幻妖と畏怖の12の物語。18回も引っ越して、盗聴を続ける男が、壁越しに聞いた優しい女の声の正体は(耳飢え)。人面瘡評論家の私に男が怯えながら見せてくれた肉体の秘密(膝)。眼、鼻、腕、脚、胃、乳房、性器。愛しい身体が恐怖の器官に変わりはじめる、ホラー・オムニバス。
| 作者 | 中島らも |
|---|---|
| 価格 | 528円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 1995年11月 |
さて、こうして皆様にご紹介した10作品には、不安や驚き、時には恐怖さえも覚えるような内容が凝縮されています。それぞれの作品が、鋭利な刃物のように突き刺さり、寝静まった深夜に読んでしまうと確実に眠れなくなってしまうことでしょう。
深夜は一日のほとんどの人が寝静まり、あらゆる喧騒が落ち着いた静寂が訪れる時間帯です。そんな時間に読むホラー小説は、その恐怖を倍加させ、より引き立てます。そういった意味でも、この時間に読むことで本来の恐怖が体感できるのかもしれませんね。
また、すべての作品が短編でまとまっているため、一息ついた時間やちょっとした空き時間に手軽に読むことができます。気軽に楽しむことができる一方で、その緻密なストーリーテリングや描写の中に作者の巧みな技巧を感じ取ることができるでしょう。
しかし、いくら面白くても寝不足には気を付けてくださいね。夢にまで見るような深い恐怖を味わいたい方は、この深夜時間帯にご一読をお勧めします。そして、その後すぐに眠るのは難しいかもしれませんが、それはそれでまた一種の楽しみ方かもしれません。
恐怖は人間の本能的な感情であり、それを味わうことで日常生活では感じられない刺激や興奮を得られます。そうした恐怖を存分に楽しむための作品を今回はご紹介しました。
このようにご紹介したホラー小説は、短編ながらも深い恐怖やサスペンスを味わうことができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。ただし、夜遅くにあまり怖がりすぎて眠れなくなってしまわないよう、程々に楽しんでいただければと思います。
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