世阿弥に関する本 おすすめ6選 室町時代の能楽師

室町時代を風味豊かに描き出した作品から、素晴らしい選択をしてみました。もっと能楽師、世阿弥の魅力を深堀りしたい方は、彼の奥深い哲学や偉大な芸術観が盛り込まれた作品がおすすめ。また、世阿弥と対話する現代のキャラクターを通して、古今の格差を縮める作品も魅力的です。もちろん、室町時代の風俗や生活、さらには政治状況まで描かれた歴史小説好きにはたまらない一冊も揃えています。そして、芸術や哲学に興味が無い方でも、世阿弥の人間的な魅力や生涯を描いた作品なら、楽しむことができるはずです。これらの作品を通して、能楽師世阿弥の多面的な魅力を感じてみてください。
『世阿弥の世界』

シェークスピアに二世紀先立ち、能という希有な演劇を日本文化に輝かせた巨人、世阿弥。魅力の美学『風姿花伝』を出発点に、世界に冠たる芸術論の確立。時空を超えて現代に花咲く能の名作の数々。義満の寵愛と最晩年の佐渡配流。栄光と悲劇の謎をどう見るか。世阿弥の世界への新しい切り口と共に、能への誘いとして、類書とは異なるユニークな入門の書。
作者 | 増田正造 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2015年05月15日 |
『座右の世阿弥 不安の時代を生き切る29の教え』

世阿弥(一三六三?〜一四四三?)は、室町時代に活躍した能楽師で、日本を代表する演劇人でもある。高尚で近寄りがたい印象もある能だが、当時は多くの人に愛された一大エンタテインメントだ。その世阿弥が残した『風姿花伝』『花鏡』は、現代のビジネスや、私たちの人生にも役立つ数々の「名言」が満載の指南書である。「座右」シリーズ最新作は、世阿弥の言葉を、今日的なわかりやすい表現でお届けする。世阿弥は、いつも先の見えない不安と闘っていた。だから、今を生きる私たちが携えるべき言葉となった。世阿弥の言葉は古びない。むしろ現代的で、未来的ですらある。そのエッセンスにぜひ触れてほしい。
作者 | 齋藤孝 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2020年06月17日 |
『世阿弥最後の花』

[内容紹介 詳細]
舞台は世阿弥最後の地・佐渡島。
単行本刊行時、各メディアで話題となった奇蹟の物語が待望の文庫化!
「花なる美は、十万世界を変えましょう」--永享6年 (1434)5月、幽玄の美で室町の世を瞠目させた一人の男が流罪となった。 世阿弥元清、72歳。咎なくしてなぜ、遠く佐渡へと流されたのか? そして彼の地でどう生き、何を見つけたのか? 最晩年に到達した至高の舞と、秘められた「まことの花」とは……。波乱の晩年、その謎と真実に迫る奇蹟の物語。
[推薦文]
●文庫本版
佐渡という鄙(ひな)の地で、作家の直感と想像力は、父と子の無情と愛の物語を創り出す。現代小説が生む幽玄の世界がここにある。
ーー富岡幸一郎(文芸評論家)
●単行本版
物語と批評が“幽玄”の中で一つになる。世阿弥のみが実現し得た世界だが、藤沢周氏は、小説の機能を能う限り駆使して、その再創造に成功した。結末には、ギリシャ悲劇に匹敵するカタルシスが待っている。
ーー辻原登(作家)
作者 | 藤沢 周 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2024年08月06日 |
『世阿弥』

作者 | 西野,春雄,1943- 伊海,孝充 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 創元社 |
発売日 | 2013年10月 |
『世阿弥』

現存する最古の演劇といわれる、能楽。
今から約600年前の室町時代に、世阿弥(1363〜1443?)は、当時の大衆芸能を芸術へと昇華させ、『井筒』『高砂』『砧』『実盛』『葵上』など今も上演される名作を遺し、『風姿花伝』を始めとする世界初の演劇論を執筆しました。
これほどまでの偉業をなしえたにもかかわらず、肖像画の1枚もない。
世阿弥とは、一体どんな人物だったのでしょうか? なぜこの時期に、これほどまでの仕事をなしえたのかーー。
その時代背景や彼の思想哲学を、父・観阿弥や、禅竹、金剛などライバル達との作品比較、伝書から見る芸論などから細やかに考察。
晩年、大衆に拒絶され、自身も佐渡に流された世阿弥の生涯も辿りながら、彼が求めた「老いの美学」についても検証します。
本書は『世阿弥』(1972年 中公新書)より、舞台写真、資料写真を新たに差し替え、解説を加筆、文庫化したものです。
解説「異端者としての世阿弥」 土屋恵一郎(明治大学長)
作者 | 北川 忠彦/土屋 恵一郎 |
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価格 | 1056円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2019年12月12日 |
『世阿弥の稽古哲学 増補新装版』

芸道思想の古典とされる世阿弥の伝書.そこに秘められた深い稽古の智慧.『風姿花伝』だけ読んだのでは見えてこない,伝書全体の根底に潜む壮大な稽古の逆説的ダイナミズム.「無心」「劫来」「我意分」「離見の見」――その稽古哲学を読みとく試みである.
作者 | 西平直/著 |
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価格 | 4000円 + 税 |
発売元 | 東京大学出版会 |
発売日 | 2020年05月27日 |
これらは、室町時代最高の能楽師である世阿弥の生涯や思想、そして彼が生み出した能楽の世界について多角的に描かれた作品たちです。日本の伝統芸能である能の創始者として、また独自の美学を確立した芸術家としてその名を刻んだ世阿弥。歴史や芸術を学ぶ上で、彼の業績はとても重要な存在です。
また、彼の生き方や紡いだ言葉ひとつひとつからは、現代にも通じる普遍的なメッセージを読み取ることができます。現代の私たちが直面する問題や迷いに対して、多大なる示唆を与えてくれることでしょう。
これらの作品を通じて、世阿弥の深淵に触れ、その魅力を最大限に感じてみてください。世阿弥の世界を旅することで、きっと自身の生きるヒントや新たな視点を見つけることができるでしょう。あなたの読書の旅が、より深く、より豊かなものになることを心から願っています。
以上が私のおすすめする世阿弥に関する本の一部です。本の中にはまだまだ世阿弥の魅力が溢れています。どの作品も素晴らしいので、ぜひ手にとってご覧になってください。また新たな世阿弥の発見があるかもしれませんよ。お読みいただき、ありがとうございました。
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