『徳川キラー』と呼べる戦国期と幕末期の人物を描いた歴史小説10選
戦国期や幕末期といえば徳川家が中心となるイメージがありますが、実は彼らのもとで活躍した「徳川キラー」と呼ばれる人物も多く存在しました。そんな彼らを描いた歴史小説が今回のテーマです。登場人物たちはいずれも徳川家に対して反抗的な立場にあることが多く、徳川家の様々な傍系同士の争いや逆境に直面しながらも彼らは奮闘します。その中でも特におすすめな作品を10選セレクトしてみました。歴史小説が好きな方はもちろん、徳川家に興味がある方にもぜひおすすめしたい小説ばかりです。臆することなく、この記事を参考にしてぜひ読んでみてください。
『謀将 真田昌幸(上)』
敗亡した一族再興のため武田信玄に仕えた真田幸隆。六文銭を旗印に、信濃経略の野望に燃える信玄の謀将として頭角を表わす。その父の志を継いで、昌幸は戦国の争覇戦に乗り出し、真田家の独立を目指す。類いまれな軍略と奇謀。「不惜身命」の四文字を家訓に戦国乱世を生き抜いてゆく幸隆・昌幸父子を描く、渾身の大型歴史巨篇。
作者 | 南原 幹雄 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 1998年11月19日 |
『風林火山』
「いかにも、武田の軍師、山本勘助」己が生命を絶たんとする切っ先を突きつけられても、その男は堂々と自らを名乗ったー信玄への仇討ちを誓う由布姫と、姫への思慕を胸に川中島の決戦に散りゆく山本勘助。夢半ばにして歴史から過ぎ去っていった人々の果敢な後姿を、華麗な筆致で描いた井上文学の金字塔。’07年NHK大河ドラマ化にともない、待望の単行本新装版。
作者 | 井上靖 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2006年08月25日 |
『実伝 石田三成』
「佞臣」と蔑まれながらも、内政・外交・軍事に卓越した実務手腕を発揮した三成。史実やエピソードをめぐる評論、アナウンサー松平定知との特別対談を文庫オリジナルで編集。知られざる実像を照らし出す決定版!
作者 | 火坂 雅志 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2014年07月25日 |
『某には策があり申す 島左近の野望』
「天下の陣借り武者、島左近、死ぬまで治部殿の陣に陣借り仕る」──筒井順慶の重臣だった島左近は、順慶亡き後、筒井家とうまくいかず出奔。武名高き左近には仕官の話が数多く舞い込むが、もう主君に仕えるのはこりごりだと、陣借り(雇われ)という形で、豊臣秀長、蒲生氏郷、そして運命の石田三成の客将となる。大戦に魅入られた猛将は、天下を二分する関ヶ原の戦いでその実力を発揮する! 従来の「義の人」のイメージを塗り替えた新たな島左近。期待の歴史作家による渾身の作品、待望の文庫化。(解説・細谷正充)
作者 | 谷津矢車 |
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価格 | 902円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2019年05月13日 |
『西郷どん! 前編』
作者 | 林,真理子,1954- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年12月 |
『花神 上』
周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。動乱への胎動をはじめた時世をよそに、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして郷里の長州藩へととりたてられ、歴史の激流にのめりこんでゆく。
作者 | 司馬 遼太郎 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2002年06月 |
『世に棲む日日 1』
作者 | 司馬,遼太郎,1923-1996 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2003年03月 |
『名将大谷刑部』
作者 | 南原,幹雄,1938- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 1999年05月 |
『小説 木戸孝允 上巻 愛と憂国の生涯』
西郷・大久保が躊躇した文明開化と源頼朝以来の封建制打破を成就し、四民平等の近代国家を目指した木戸孝允の愛と憂国の生涯を描く大作(上巻)、「黒船来航」「禁門の変」から「廃藩置県」まで。
作者 | 中尾實信 |
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価格 | 3850円 + 税 |
発売元 | 鳥影社 |
発売日 | 2018年03月15日 |
『自由は死せず』
主君・山内容堂に“最悪”と評された札付きの悪童幕末に立つ!西郷隆盛、江藤新平、後藤象二郎らと幕末維新を駆け抜けたー。板垣退助、その波乱万丈の生涯!
作者 | 門井慶喜 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2019年11月21日 |
以上、戦国期と幕末期を舞台にした、徳川キラーと呼べる強敵たちに挑む人物を描いた歴史小説10選をご紹介しました。これらの作品は、歴史の舞台裏で生きた人間たちの生き様や、彼らが抱えた悲しみや苦悩、そして輝かしい勝利を描き出しています。
戦国時代や幕末期の人物たちは、現代人が思うような快適な環境ではありませんでした。彼らは、戦乱が絶えることなく、生涯をかけて自らの信念や思いを貫いていく必要がありました。私たちが生活する現代に比べ、生命の危険が付きまとう中での生活、日々激しく大きな流れに飲み込まれないように死力を尽くして立ち向かう戦い。そんな壮絶な世界を、この作品たちは描き出しています。
歴史ファンはもちろん、小説や漫画初心者でも楽しめる作品ばかりです。彼らが生きた時代や、日本の歴史に興味のある方には、心からお勧めしたい作品です。歴史に学び、その中から新しい発見や気づきを得ることで、私たちは今を生きる上での力を貰えるはずです。ぜひ、この作品たちを読み、歴史の世界に夢中になってみてください。
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