教師が読むべき本 おすすめ8選 心得やノウハウなど
この記事では、教師の方々にぜひ読んでいただきたい、心得やノウハウが詰まった本を8冊厳選してご紹介します。これらの本は、教える技術を究めるだけでなく、子どもたちとのコミュニケーション術や教育論、情熱を伝えるノウハウまで幅広く学べます。現場で奮闘されている先生方の力になりたい、そんな想いから厳選した一冊ずつです。また、教育現場以外の職種の方にも洞察力を研ぎ澄ますヒントが詰まっています。リーダーとして成長したい方にもおすすめですよ。どれも面白く、読みやすい作品ばかりなので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『教師という生き方』
どうにもならないことはそれほどない。
私の苦しかったときの話が、あなたの役に立つかもしれない。
一人の教師の「生き様」から学ぶ。
<本書の概要>
教師人生でどこにつまずき、どう乗り越えるのか。
教師力はどのような成長曲線を描き、どこへ向かうのか。
あなたの教師人生の行く末を考えるヒントを見つけてほしい。
変化の激しい時代に適応して、あなただけの教師人生を手に入れる。
<本書からわかること>
1.教師のライフコース
教師人生にはどういうコースがあるのだろうか。
そして、人はどのように成長していくのだろうか。
毎日が輝いて見える「今」
手応えを感じ始めた「今」
目の前の壁の高さに戸惑う「今」
難解な課題で手がいっぱいの「今」
先が見えなくて不安を抱える「今」
いろんな「今」があって、教師人生は進んでいきます。
必要なのは「答え」ではなく「ヒント」なのかもしれません。
そして、教育書でよくあるハウツーでは解決できないことがあります。
誰かの教師人生を知ることで、あなただけの「道」を見つけることができます。
2.教師としての到達点
毎日毎日、子どもと向き合い、授業授業授業の日々-。
そんな日々奮闘する先に、どんな世界が待っているのか。
いや、そもそも教師としての到達点なんてあるのだろうか。
本書では、そんな「大きな問い」を投げかけてスタートしました。
「どれだけ研鑽しても、子どもの目線で膝をつき、床と仲よくなるしかない」
という、研鑽に研鑽を重ねてきた著者の「境地」が伝わる内容になっています。
(本文より)
私の教師としての成長曲線は、でこぼこ、ジグザグのまま、特に右肩上がりではないけれど、できることやわかることが増えていく。調子に乗って失敗して、落ちる。また上る。調子に乗って落ちる。この繰り返しでした。だから力をつけてきたというよりも、「適応してきた」という言葉が正しい。膝をすりむきながら、適応してきたという感じがしています。
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私の場合、最初に中学校で4年間勤め、それから小学校に移ったので、順調に階段を一段一段上るようにして今の自分になったというよりは、いくつかの断絶というか、危機的な状況があり、それまで正解だと思っていたことが通用しなくなったことが何回かありました。そのときにどうしたらいいのだろうと考え、変えていき、今になるということです。
<こんな先生におすすめ>
・教師人生に悩みを抱える先生
・教師の力量形成に関心の高い先生
・ノンフィクションで教師人生を体験したい先生
・教育書のハウツー本では物足りないと思っている先生
作者 | 藤原友和 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 東洋館出版社 |
発売日 | 2024年12月26日 |
『教師の流儀 正解のない問いを考える』
作者 | 川上康則 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | エンパワメント研究所 |
発売日 | 2024年06月30日 |
『子どものために教師ができること』
作者 | 田中,博史,1958- 盛山,隆雄,1971- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 東洋館出版社 |
発売日 | 2024年03月 |
『教師人生を楽しむ』
米寿を迎えてなお、授業人としてただ直向きに歩み続ける教師・野口芳宏。座右の銘そのままに、良き師、良き友、良き書物から多くを学んだその一端を、過去に認めた自身の論文から紹介する。併せて、その教師人生をともに歩んだ全国の名だたる実践家から寄せられた「野口語録」と「野口実践」に関する文章とで綴る「読む」記念碑。
作者 | 野口 芳宏 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | さくら社 |
発売日 | 2024年11月29日 |
『現代の教師論(2)』
教職課程コアカリキュラムおよび学習指導要領に対応した新しい教職科目テキストシリーズの第1巻。
現代社会における教職の意義や役割、身につけるべき資質能力等について、わかりやすく具体的に学べる。各章の冒頭には、教育現場の理解を促す、写真や事例を通して主体的、対話的に考え、深い学びにつなげるワークを設けるなど、アクティブに学ぶ工夫が満載。
作者 | 汐見 稔幸/奈須 正裕/佐久間 亜紀/佐伯 胖 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2019年04月11日 |
『5日間で「教師の話し方」を変える本』
作者 | 池畠 彰之 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 明治図書出版 |
発売日 | 2024年11月29日 |
『新装版 授業がうまい教師のすごいコミュニケーション術』
作者 | 菊池省三 |
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価格 | 不明 |
発売元 | |
発売日 |
『不親切教師のススメ』
「きめ細かな指導」「個に応じた指導」が重視される学校、そして先生たち。が、度を過ぎて「親切すぎる」「丁寧すぎる」対応や習慣が多いとは思いませんか。それにより先生方もたいへんな思いをしていますが、実は、これが子どもや保護者を苦しめる原因となっているのでは……という問題提起とともに、「そもそも教師がやたらと"親切"なのはなぜなのか」の考察、教師があえて"不親切"になることで子どもたちを主体的に伸ばすことができるのだという大胆な提案まで、新進気鋭の現場教師である著者が超具体的な例を通して書き下ろしました。
一、「楽しい授業」をやめる
ーー親切・丁寧・サービス満点をやめて、学力向上
1 サービス満点の「楽しい授業」を捨てる
2 やってる感で○つけをしない
3 不親切こそ学力を向上させる
4 寄り添い過ぎれば「つきまとい」
5 学習を我慢させない
6 「漢字が書けないと将来困る」のウソ
7 読めない漢字もばんばん板書
8 「○○ができない」で困るのは誰か
9 「できる」以外の目標を
二、習字の掲示をやめる
ーー教室環境をこねくりまわさない
10 教師が作る美しく整った教室掲示
11 同じ字を並べて掲示する意味は?
12 「私の選んだ字」で個の掲示
14 個人別クリアファイル掲示物
15 教室のモノの配置
16 教室に「子どもだけの空間」を
三、「してあげる」をしない
ーー担任がすべてを請け負わない
17 名前シール貼りの親切
18 「主体性をもたせる」?
19 「休み時間を削って授業」は権利侵害
20 あえて一緒に遊ばない
21 休み時間は「みんな」で「ドッジボール」
22 「一人ぼっち」の子ども
23 百点満点をほめるより
24 勉強しなさいと言う代わりに
四、「揃える」をやめる
ーー時代おくれの根性論排除
25 真夏も真冬も体操服は同じ
26 体操服指定縛り
27 「標準服」の合理的配慮
28 「揃えない」ことで自由になれる
五、「きちんと座りましょう」のナンセンス
ーー個性や発達の違いを理解する
29 「座りなさい」より「歩いてもいいんだよ」
30 「乱暴な子」と言われてしまう子ども
31 発言できなくても構わない
32 「喋らない子」はよく聞いてくれる子
33 「背の順」は身体的特徴による差別の誇示
34 髪型・服装指導問題 その1
35 髪型・服装指導問題 その2
36 左利き用文房具
37 給食は「完食」が目的じゃない
38 「苦手なもの」はあっていい
六、かわいい子には……
ーー「危ないからやらせない」が将来一番危ない
39 子どもの危険対処能力
40 学校は「安全第一」
41 鬼ごっこは「自己責任」
42 子ども同士のけんか
43 破る者がいる前提のルール
七、子どもの家庭を覗かない
ーーそれこそ余計なお世話であると知る
44 家庭にも不親切教育をすすめよう
45 親切な教師は、毎日宿題を出す
46 宿題を出すのならば
47 「母の日」「父の日」はスルー
48 「早寝早起き朝ごはん」ができない家庭
49 感謝の手紙を「書かされる」違和感
作者 | 松尾 英明 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | さくら社 |
発売日 | 2022年07月22日 |
これらの本を一冊ずつでも読んで頂くことで、きっと新たな視点とヒントを手に入れられると思います。心得やノウハウが詰まった一冊一冊は、教師としての自己研鑽の一助となること間違いなし。現場で直面する問題や子供たちとのコミュニケーションの中で、突如としてその優れた知識やアイデアが役立つ瞬間が訪れるかもしれません。まさに、一冊の本から得られる恩恵は計り知れないものがあります。
授業を通じて子供たちに伝えることの大切さ、そしてその方法。もちろん理論やテクニックだけでなく、心の持ち方や人間関係の築き方にも触れています。人間としての基本的な道徳観や、教師としての倫理観も大切ですよね。子供たちと建設的な関係を築くうえで、自分自身がまずは成長することの重要性をあらためて感じていただけることと思います。
教師とは、教えるだけでなく育てること。教えるためにはまず学ぶこと。学んだことを活かし、次にそれを伝える。その繰り返しの中で、教師という仕事が豊かな職業であることが実感できるでしょう。そしてそれぞれの本が、そのすばらしいプロセスを支えてくれる存在となることを願っています。
どれも素晴らしい作品で、私自身も読み返す度に新しい発見があります。様々な角度から教師のあり方、教育の在り方を追求している一冊一冊が、読者の皆様への助けとなることを心から希望いたします。そして何より、これらの本が皆様の教育者としての情熱を更に燃え上がらせ、日々の教育現場で生き生きと活躍することへの一助となれば幸いです。
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