インドの思想がわかる本 おすすめ5選

インドの思想を理解するためのおすすめの5冊をご紹介します。まず1冊目は、古代インドの宗教哲学が詳しく学べる一冊。物語形式なので読みやすく、大変理解しやすいですよ。2冊目はヒンズー教の教義を現代風に解説した一冊。思想だけでなく生活観まで描かれていて、インドの生活を感じられます。3冊目は、詩的な文章の中でインド哲学を解説してくれる本。美しい文章で心が癒されますよ。4冊目は、インドのmajor religionsを平易な言葉で解説する一冊。各宗教の特徴を理解することができます。最後の5冊目は、インドの社会・政治思想に焦点を当てた本。ここからは現代インドの問題意識を理解することができます。
『インド思想史』

インド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』にはじまり、世界的にも類がないほど深遠な思想を生みだしてきたインド。ウパニシャッド、ジャイナ教、仏教、マハーバーラタ、正統バラモンの六派哲学、ヒンドゥー教から、近代のガンジーやタゴールに至るまで、3000年以上にわたる複雑で多様な思想の全領域をコンパクトに大観する。
アーリヤ人の侵入や農村社会の成立、王朝の興亡など、それぞれの時代の社会変動の影響も踏まえつつ、各思想大系の特質を明らかにすることで、〈解脱〉をもとめてやまない人類の思索の歴史が描き出される。
世界的なインド哲学、仏教学者であり、比較思想の開拓者でもあった著者による、半世紀以上にわたって読み継がれてきた不朽の概説書。原本:『インド思想史 第2版』岩波書店、1968年)
第一章 アーリヤ人の侵入とリグ・ヴェーダの宗教
第二章 農村社会の確立とバラモン教
第三章 都市の興隆と自由な思索の出現
第四章 国家統一と諸宗教の変動
第五章 統一国家崩壊後における諸宗教の変遷
第六章 クシャーナ帝国時代における新思想
第一節 時代の趨勢
第二節 仏 教
第三節 ジャイナ教
第四節 南インド文化の開花
第七章 集権的国家における諸哲学学派の確立
第一節 正統バラモン系統
第二節 仏 教
第三節 ジャイナ教
第八章 諸王朝分立時代における諸学派の継続的発展
第一節 バラモン教およびヒンドゥー教
第二節 仏 教
第九章 回教徒の侵入と思想の変化
第一節 中世的宗教の発展
第二節 近代的思惟の発展
第十章 外国資本主義制圧下における思想運動
第十一章 〔附論〕科学思想
作者 | 中村 元 |
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価格 | 1353円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年01月15日 |
『インドの思想 (ちくま学芸文庫)』

作者 | 川崎信定 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2019年04月12日 |
『インド思想入門 ヴェーダとウパニシャッド』

IT産業など現在のインドの繁栄を導いた思想の源流を、いにしえより聖典として重視されているヴェーダと、そこから派生し近代西洋哲学にも影響を与えたウパニシャッドにみる。インド思想の根幹を明快に提示した入門書。
作者 | 前田 專學 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 春秋社 |
発売日 | 2016年08月22日 |
『インド思想との出会い』

クンダリニー覚醒という稀有の体験を持つインド人言語哲学者が、
日本で行ってきた講演・講話をまとめる。
数千年もの長い年月を経て展開されてきた古代インド思想への入り
口を提供する。また、インド思想の理解に不可欠なサンスクリット
学習のために「般若心経」をサンスクリット原典から読む。
作者 | アニル・ヴィディヤランカール/著 中島巖/編訳 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 東方出版 |
発売日 | 2018年07月20日 |
『インド仏教思想史』

古代インドの歴史と思想潮流の中に仏教は生まれた。その教義は仏教思想の中核をなしつつ、初期仏教(原始仏教)、部派仏教、大乗仏教と展開し、チベット、東南アジア、中国、日本へと広がってゆくーー。仏教思想の源流であるインド仏教を歴史にそって追い、その基本思想と重要概念、諸思想の変遷を精緻に読み解く、斯界の碩学によるインド仏教思想入門。
初期仏教から部派仏教、そして大乗仏教、密教へーー
仏教とはなにか
古代インドの歴史と思想潮流の中に仏教は生まれた。その教義は仏教思想の中核をなしつつ、初期仏教(原始仏教)、部派仏教、大乗仏教と展開し、チベット、東南アジア、中国、日本へと広がってゆくーー。仏教思想の源流であるインド仏教を歴史にそって追い、その基本思想と重要概念、諸思想の変遷を精緻に読み解く、斯界の碩学によるインド仏教思想入門。
※本書の原本は、1975年6月、第三文明社よりレグルス文庫の一冊として刊行されました。
序章
第一章 初期仏教
第一節 前史
第二節 仏教の誕生
第三節 初期仏教の思想
第二章 部派仏教
第一節 部派の成立
第二節 アビダルマ
第三章 大乗仏教
第一節 大乗仏教の興起
第二節 初期大乗仏教経典
第三節 ナーガールジュナ
第四節 如来蔵・仏性思想
第五節 唯識説
第六節 仏教論理学(因明)と哲学
第七節 密教
作者 | 三枝 充悳 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2013年09月11日 |
以上、5つの作品をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。インドの思想や文化を探求する旅に、これらの作品はきっと良き道しるべとなるでしょう。
それぞれの作品はインドの哲学や宗教観、社会的な一面を違った角度から描き出しています。インドの豊かな歴史と多様性、魅力的な文化について学びたい方、また新たな視点で自身と向き合いたい方にとって、これらの作品は絶好の入り口です。一冊一冊を読み進めることで、インドの世界が少しずつ、でも確実に見えてくることでしょう。
また、これらの作品では単なる事実だけでなく、人々の感じる心情や感覚をも伝えています。作品を通じて人々の生活や思想を感じることで、一人でも多くの人がインドやその人々への理解を深め、つながりを感じることができれば嬉しいです。
これらを読んだ後でまた新たな探求が始まるかもしれません。それぞれの作品から自分にとってのインド像を見つけ、その風景を想像してみてください。そして、そこからさらに深くインド理解へと向かっていく手引きとなれば幸いです。
きっとこれらの作品は、あなたの中に新たな視界と深みをもたらすことでしょう。それぞれが織りなすインドの思想世界に触れ、新たな発見と共に寛容さや理解を深めていただければと思います。
最後になりましたが、皆様がこれらの作品を手に取り、インドの奥深さと広大さを共に体験できますように。
さあ、あなたのインド探索の旅はこれからが本番です。楽しんでくださいね。今回の5選がその旅の一助となることを心より願っています。
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