中国、インド、日本で生まれた東洋哲学について学べる本5選
東洋哲学に興味があるあなたにおすすめの5冊を紹介します。中国からは老子や孔子の思想に触れられる本がピックアップ。インドの哲学を学べる本では、仏教やジャイナ教の世界観を理解できます。日本の哲学といえば禅!精神性を追求する禅の思想に触れることができますよ。また、これらの書籍は一部、物語形式で書かれているため、読みながら楽しく学べます。東洋の各国で発展した思想を一冊で学べるのは大変貴重。一緒に深い思索の旅に出かけましょう!
『自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学』
作者 | しんめいP |
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価格 | 1485円 + 税 |
発売元 | サンクチュアリ出版 |
発売日 | 2024年04月23日 |
『史上最強の哲学入門(東洋の哲人たち)』
作者 | 飲茶 |
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価格 | 1885円 + 税 |
発売元 | マガジン・マガジン |
発売日 | 2012年03月 |
『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』
「人工知能は欲望を持てるのか?」
人工知能の足場となる西洋哲学を解説した『人工知能のための哲学塾』に続く、待望の第二弾! ゲームAI開発の第一人者・三宅陽一郎氏が、荘子や道元、龍樹、井筒俊彦らの思想から人工知能を探求する一冊です。
今の人工知能に足りないものは何か? 人工知能に欲望を与えるには何が必要なのか? そもそも知能の実体とは何か? 本書はさまざまな角度から、問いを投げかけます。西洋哲学では語られることのない部分、階層構造で示される知能モデルの"果て"に何があるのかをあぶり出し、すべてが存在する世界から”知能が拠って立つ場”を形成しようという試み。人工知能の次なるステージに迫ります。
今の人工知能はいわば解脱した状態なのだ。
その人工知能に、この世界への興味や欲求を持たせたい。
生への執着を築き、この世界で生きる苦しみと喜びを与えたい。
(三宅 陽一郎)
人工知能のための哲学塾の遊び方(犬飼 博士)
はじめに
本書の全体像
第零夜 概観
1 はじめに
2 西洋の構成主義、東洋の混沌
3 混沌と知
4 阿頼耶識と人工知能
5 唯識論と世界の立ち上がり方
6 人工知能の歴史と東洋哲学との交面
第一夜 荘子と人工知能の解体
1 荘子の「道」
2 荘子と知の解体
3 知能と身体とイマージュ
4 荘子の知に対する批判の根底
5 道理に則る知性
コラム:荘子の時代、近代、夏目漱石と森鴎外
第二夜 井筒俊彦と内面の人工知能
1 キャラクターAIの知能モデル
2 東洋と西洋をつなぐ井筒の理論
3 井筒俊彦の意識の構造モデル
4 イブン・アラビーの存在論
コラム:井筒ハイウェイと人工知能の未来ー井筒俊彦の知的体系ー
第三夜 仏教と人工知能
1 時と存在
2 人工知能にとって時間とは
3 エージェントアーキテクチャに流れる時間
4 二つのアーキテクチャ
第四夜 龍樹とインド哲学と人工知能
1 ホメオスタシス(存在)とアポトーシス(行為)
2 龍樹の空の理論
3 持続と身体と精神
4 中観思想と人工知能のアーキテクチャ
第五夜 禅と人工知能
1 禅とは何か
2 人工知能の体験を作る
3 人工知能の禅
コラム:道元、時、ベルクソン
総論 人工知能の夜明け前
解説 言葉が尽き、世界が現れる(大山 匠)
作者 | 三宅陽一郎 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | ビー・エヌ・エヌ新社 |
発売日 | 2018年04月20日 |
『ハーバードの人生が変わる東洋哲学 悩めるエリートを熱狂させた超人気講義』
ハーバード大学で絶大な人気を誇る東洋思想講義を再現。孔子、孟子、老子らの教えに、欧米のエリート学生たちが熱狂する訳とは!?
作者 | マイケル・ピュエット/クリスティーン・グロス=ロー/熊谷 淳子 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2018年06月19日 |
『意味の深みへ 東洋哲学の水位』
「精神的東洋」をありかを求めて、仏教唯識論、空海密教、老荘思想、イスラーム神秘主義、現代思想のデリダ、ソシュールを自在に論じた著作。著者は、意識の深層領域に拡がる意識、言語の発生源となる場を「コトバ」を名づける。「コトバ」を基軸とする思惟が東洋思想の本質であることが、次々に解明される。井筒に応答したデリダの小論文(丸山圭三郎訳)を併載。(解説=斎藤慶典)
1
一 人間存在の現代的状況と東洋哲学
二 文化と言語アラヤ識ーー異文化間対話の可能性をめぐって
2
三 デリダのなかの「ユダヤ人」
四 「書く」--デリダのエクリチュール論に因んで
3
五 シーア派イスラームーーシーア的殉教者意識の由来とその演劇性
六 スーフィズムと言語哲学
七 意味分節理論と空海ーー真言密教の言語哲学的可能性を探る
八 渾沌ーー無と有のあいだ
あとがき
〈解体構築〉DÉCONSTRUCTIONとは何か……………(ジャック・デリダ/丸山圭三郎 訳)
解 説……………(斎藤慶典)
人名索引
作者 | 井筒 俊彦 |
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価格 | 1276円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2019年03月16日 |
さて、今回は東洋哲学という広大な領域についてご紹介できればと思います。これらの本たちは、中国、インド、日本を代表する思想について深く掘り下げ、その魅力と洗練された哲学を教えてくれます。それぞれ異なる観点と方法で、東洋哲学の本質を探求し、解釈し、認識します。
どの本も一筋縄ではいかないキャラクターたちを介して、個々の思想と主義を生み出す試みが見られ、そこに人間性の深さと広がりが感じられます。仏教、儒教、道教など、さまざまな文化的背景を持つ彼らが出会い、交流し、時には激しく対立しながらも、自己と他者、自然と社会、人間と神々との関係性を模索していく様子に、思わず読者も一緒に考えさせられるでしょう。
そして、具体的な答えがない疑問に直面したとき、さまざまな切り口から自分なりの答えを見つけ、心の中に新たな洞察を生み出すきっかけを提供してくれます。それはまるで、冒険のようなもので、自分自身の心の中に眠る東洋哲学の種を見つけ出し、それを育てていく楽しさを体験できます。
読むだけでも有意義ですが、皆さんがその知識を日常生活に落とし込み、物事を見る視点や考え方に影響を与えてもらえれば、本読みの醍醐味をより深く体験できるはずです。
一人ひとりが持つ生の中で、古代の東洋哲学がどのように反響し、どのように関わるかを見つめることで、新たな視点や想像力を身につけましょう。これらの本が各々の心に留まり、新たな発見や深い理解をもたらしてくれることを願います。
今回紹介した作品を読むことで、東洋哲学の深淵を少しでも垣間見ることができれば、そしてその魅力に触れることができれば幸いです。これからも良書の発見とともに、世界の理解を深めてまいりましょう。本読みの旅は果てしなく、まだまだ主役はあなたです。次回も、新たな冒険の始まりをお楽しみに。
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