三浦晴海おススメ5選
キャラクターの人間性が活きる作風が魅力の三浦晴海さんの作品、皆さんはもう読まれましたか?これから話す5つの作品は、爆笑必至のエピソードから痛切な心情描写まで味わえる一品りですよ。孤独な天才とその助手の掛け合いにハマる一作、心温まる家族の絆を描いた作品、そして波乱万丈な学園生活を描いた一本。さらに、人間の本性をえぐり出すサスペンスもお見逃しなく。最後にご紹介するのは、そこかしこに散りばめられたユーモラスな要素にクスッとくる一冊。三浦晴海さんの世界観をぜひ堪能してみてくださいね。
『廃校教師(1)』
長時間勤務、休日返上の部活指導、保護者からのクレーム、無気力な教師・・・・・・現代の学校問題をすべて抱える市立中学で、衆人環視の中、体育教師が変死した。あり得ないほど首が伸びきった異常な遺体と、その後も続く学校関係者の不気味な悶絶死。若手教師の保穂は、赴任間もない理科教師の海老原の言動に怪死との関係を疑うが、調べてみると、なんと、彼が赴任前に勤務していたという学校は・・・・・・存在しなかった。歪んだ教育が生み出す闇を描く、社会派ホラー。
前奏/一 桜並木の学び舎に/二 集いし友と語り合う/三 望みは高く心は強く/四 手をたずさえて飛び立とう/五 拓け未来の七岬
| 作者 | 三浦 晴海 |
|---|---|
| 価格 | 946円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2025年12月25日 |
『なぜ「あしか汁」のことを話してはいけないのか』
本作は、私・三浦晴海が、急死した大叔父の日記に記された奇妙な単語を調べた際に、実体験したことをまとめた記録です。
作中の資料もすべて、現地に足を運び、時には人の力を借りながら集めました。
しかし残念ながら共に調べてくれた、
大学時代の友人も、快活な大叔父の同級生も、高名な学者の先生も、
全員もうこの世にはいません。
それでも、皆様にはぜひ知ってほしいのです。
私がたどり着いた真相を。「あしか汁」とは何なのかを。
そしてなぜ、こうして「あしか汁」の正体を語ろうと思ったのかを。
私の一生が台無しになった理由を、
どうか無関係と思いながら楽しんでお読みいただければ幸いです。
巻末には、「あしか汁」を調べた元編集者が遺した
最期の日記を掲載しています。
| 作者 | 三浦 晴海 |
|---|---|
| 価格 | 1479円 + 税 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 | 2025年08月07日 |
『走る凶気が私を殺りにくる』
うしろから、あおり運転。
助手席に、認知症の老人。
介護タクシー会社に勤務する芹沢千晶は、ある日、仕事中に後続車からあおり運転を受けた。
黒く巨大な車は獣のように荒々しく、車間を詰めてパッシングを繰り返す。助手席に認知症の老人を乗せる千晶は、次第に不安と恐怖を抱き始める。
何が気に入らないのか、何が目的なのか、ハンドルを握る手に汗がにじむ。やがて単なるあおり運転とは別の悪意を感じ始め……。
悪夢のような一日と、その果てに辿り着く恐るべき結末。
このドライブの結末は、誰も予想できないーー。
極限下のドライブホラー!
| 作者 | 三浦 晴海 |
|---|---|
| 価格 | 770円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2022年07月23日 |
『歪つ火(1)』
辛い日常から逃れようと、私は一人でキャンプにやってきた。テントを張り、のんびりご飯を作る。夜はキャンプファイヤーを囲みながら、今日知り合ったばかりの人たちと語り合う。来て良かった。でも、次の日、私はなぜかキャンプ場から出られなくなっていた。しかも、昨夜語り合った人たちは皆、時間がリセットされたかのように「初めまして」と微笑み、昨日とまったく同じ言動を繰り返している。「あなた、大丈夫?」、困惑する私を訝しがる彼らの視線で私は確信した。「ここにいてはいけない、これはダメなやつだ」
非日常に囚われる未体験の恐怖を描く、戦慄のキャンプホラー。
第一章 招禍/第二章 禁足/第三章 祓除/解斎
| 作者 | 三浦 晴海 |
|---|---|
| 価格 | 858円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2024年01月23日 |
『屍介護』
| 作者 | 三浦,晴海 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2022年06月 |
さて、私が厳選した三浦晴海のおススメ作品5選、いかがでしたでしょうか。そのどれもが彼の独特の世界観を映し出していて、一度読み始めたら止まらない、そんな魅力が詰まっていますよね。
あなたがまだ三浦晴海の作品に触れたことがないなら、今回のおススメ5選からどれか一冊でも手に取ってみてはいかがでしょう? 特に、青春を謳歌したいなら、彼の作品は必見です。キャラクターたちが描かれるリアルな青春時代、学生時代の恋愛、友情、挫折など、読者自身の経験や感情を思い起こさせるような描写は、他の作者ではなかなか見られないものです。
一方、三浦晴海の作品をすでに知っている方には、再度読み返すことで新たな発見があるかもしれません。彼の作品は多くの人が語り継がれる名作ばかりですが、それは一度読んだだけで終わりではなく、再読することで新たな価値を見出せるからこそ、語り継がれていると私は思います。
掲載した5作品は全部でどんなテーマを描いているのか、それぞれの作品のキャラクターたちは何を思い、何を感じているのか。それを考えながら読むことで、きっとあなた自身も新たな何かを感じ取ることができるはずです。
ともすれば、五感を駆使して現実を直視し、時には大きな絶望や喪失感に直面しながらも、目の前の現実を受け入れ、前に進む。そういった姿勢が三浦晴海の作品群から感じられるのではないでしょうか。
彼の世界を、ぜひあなたも一度体験してみてください。そのうえで、私のおススメ5作品の中から、あなた自身のおススメを見つけてみることをお勧めします。それがきっとあなたにとっての新たなる発見となることでしょう。それでは、楽しい読書ライフをお過ごしください。
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