読んで考える!おすすめの社会問題絵本20選「1まいの がようし」「プラスチックのうみ」など名作をご紹介

子どもたちにも気軽に社会問題に触れるきっかけを与えるため、今回は誰もが知っている絵本から少し深まる絵本までをピックアップしました。甘く切ない物語の中に、種々の社会問題が散りばめられていて、ただ読んで楽しむだけでなく、その問題について考えるきっかけを与えてくれます。環境問題、人権問題、平和教育、そして多様性の尊重など、大人でも考えさせられる内容がいっぱいです。親子で読んだり、トークテーマとして学校やご近所で読み合ったり。あなたの日常に、ほんの少し社会のことを考えるスパイスを加えてみてはいかがでしょうか?
『1まいのがようし』

作者 | 長坂,真護,1984- |
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価格 | 不明 |
発売元 | あかね書房 |
発売日 | 2022年09月 |
『プラスチックのうみ (児童創作絵本)』

作者 | ミシェル・ロード/ジュリア・ブラットマン/川上拓土 |
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価格 | 1485円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2020年06月05日 |
『へいわとせんそう』

くらべてみると、みえてくる。「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにが変わるのだろう。同じ人や物や場所を見開きごとにくらべると、平和と戦争のちがいがみえてくる。これまでになかった平和絵本!
作者 | たにかわしゅんたろう/Noritake |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | ブロンズ新社 |
発売日 | 2019年03月13日 |
『【絵本】そのこ』

作者 | 谷川俊太郎/塚本やすし |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 晶文社 |
発売日 |
『やさしくわかる17の目標SDGsおはなし絵本 1』

作者 | 松葉口,玲子,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 学研プラス |
発売日 | 2022年02月 |
『絵本で学ぶSDGs(301;301)』

持続可能な地球を目標に、2030年までの達成を掲げたSDGs。
言葉は聞いたことがあるけれど、詳しく知るのは難しそう……という読者のために、
SDGsがもっと身近に感じられる絵本を、絵本専門士が厳選!
絵本を通してSDGsを楽しく学べる、新しいブックガイド。
【構成】
◎SDGsを知ろう! 原 琴乃
◎SDGsを絵本で学ぼう!
17のゴールに沿って絵本を紹介。
ゴール1「貧困をなくそう」から、17「パートナーシップで目標を達成しよう」まで、
計91冊の絵本で、地球の未来を考える。
◎スペシャルインタビュー
「もったいない」から考える地球のこと
『もったいないばあさん』作者・真珠まりこさんに聞く
◎コラム SDGsを身近に学ぼう!
塩尻市立図書館 「学び」を身近に! 公共図書館の取り組み
NPO法人 アトリエPetata 山と海が近い神戸がひとめでわかるジオラマ制作
京都市動物園 いのちは循環する ゾウの糞で紙すき体験
◎往復書簡
三人の先駆者に学ぶ 地球の未来とSDGs
中川素子×石井光太・新宮 晋・落合恵子
◎絵本の視覚表現を通して、子どもに伝えられること
『森の子 レオ』を例として 中川素子
◎SDGsを知ろう! 原 琴乃
◎SDGsを絵本で学ぼう!
17のゴールに沿って絵本を紹介。
ゴール1「貧困をなくそう」から、17「パートナーシップで目標を達成しよう」まで、
計91冊の絵本で、地球の未来を考える。
◎スペシャルインタビュー
「もったいない」から考える地球のこと
『もったいないばあさん』作者・真珠まりこさんに聞く
◎コラム SDGsを身近に学ぼう!
塩尻市立図書館 「学び」を身近に! 公共図書館の取り組み
NPO法人 アトリエPetata 山と海が近い神戸がひとめでわかるジオラマ制作
京都市動物園 いのちは循環する ゾウの糞で紙すき体験
◎往復書簡
三人の先駆者に学ぶ 地球の未来とSDGs
中川素子×石井光太・新宮 晋・落合恵子
◎絵本の視覚表現を通して、子どもに伝えられること
『森の子 レオ』を例として 中川素子
作者 | 絵本でSDGs推進協会/中川 素子 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2022年08月29日 |
『ピンクはおとこのこのいろ』

ピンクは女の子の色?男の子の色?
いいえ、すべての色はすべての人のもの。
SDGsの目標のひとつに掲げられた「ジェンダー平等を実現しよう」
色をテーマに、やさしい絵と文章でえがかれています。
日本文学研究者であり、様々なメディアで活躍するロバート キャンベル氏による翻訳。
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好き嫌いは、あって当たり前だけれど、最初から人に「それ、好きになっちゃダメでしょ」とか言われるのはどうかなと思う。好きになったらとことん好き!好きなものはお友だちにもシェアしてあげたい。いろんな色で遊び、自分に取り込み、時々取り替えっこすることほど楽しいことはないでしょ。大きくなって、みんなのパレットが広がっていけばいいなと思いながら、この本を翻訳してみました。色があって、生きることって、素敵だね。
日本文学研究者 ロバート キャンベル
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※この本は環境に配慮した資材を使用しています。
作者 | ロブ パールマン/イダ カバン/ロバート キャンベル |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年11月18日 |
『ポリぶくろ、1まい、すてた』

作者 | Paul,Miranda Zunon,Elizabeth 藤田,千枝,1931- |
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価格 | 不明 |
発売元 | さ・え・ら書房 |
発売日 | 2019年02月 |
『もったいないばあさんと 考えよう 世界のこと』

いま地球で起きている問題と私たちの暮らしとのつながりを考える
「お話」で考える、世界の問題。同じ地球に住んでいるのに、子どもたちの生活は、なぜこんなに違うのでしょう? いま地球で起きている問題はすべて、命を一番に考えていたら起きなかったと思うことばかり。命の大切さを伝える「もったいない」ということばのメッセージとともに、問題と、それに巻き込まれている世界の子どもたちの話が、私たちとどのようにつながっているのかをお伝えします。もったいないばあさんといっしょに、考えていきましょう。
作者 | 真珠 まりこ |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2008年07月 |
『社会格差はどこから?』

作者 | Negrescolor,Joan 宇野,和美,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | あかね書房 |
発売日 | 2019年07月 |
『レッド』

この絵本は「赤い」クレヨンの「レッド」が主人公のお話です。レッドは赤く塗ることが苦手。周りの人はレッドのために一生懸命に応援するのですが、やっぱりレッドはうまく赤を塗れません。そんなある日、レッドは新しいお友達のパープル君に出会い海を描いてと頼まれます。そこでレッドは自分の本当の色に気がついていきます。だれもが本当の自分の色を探しています。ありのまま姿で輝けるように子どもにも大人にも読んでほしい。
作者 | マイケル・ホール/著 上田勢子/翻訳 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 子どもの未来社 |
発売日 | 2018年01月22日 |
『ほらぴったり』

作者 | Jones,Naomi Jones,James 環ROY,1981- |
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価格 | 不明 |
発売元 | ブロンズ新社 |
発売日 | 2021年01月 |
『せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子』

今から約150年前、女性はズボンをはいてはいけないという常識に疑問を投げかけ、非難されても抵抗した少女がいました。後に女性初の軍医として活躍し、フェミニストとして知られたメアリー・E・ウォーカーの幼い日を描く。
作者 | キース ネグレー/石井睦美 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 光村教育図書 |
発売日 | 2020年12月28日 |
『マチルダとふたりのパパ』

作者 | Elliott,Mel 三辺,律子,1968- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩崎書店 |
発売日 | 2019年03月 |
『王子と騎士』

作者 | ダニエル・ハーク/スティーヴィー・ルイス |
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価格 | 4535円 + 税 |
発売元 | オークラ出版 |
発売日 | 2019年08月27日 |
『タンタンタンゴはパパふたり』

動物園にはいろんな家族がいます。でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていました。
ロイとシロのパパふたりとタンゴ、それがタンゴの家族なのです──。
ロイとシロのおすペンギンは、いつからかお互いに気に入り、カップルになりました。一緒に泳いで一緒に巣づくりして、いつも一緒にいました。
ところが、他のカップルは、ただ一緒にいるだけでなく、どうやら巣の中で何かをあたためている模様。しかもそうこうしているうちにそのあたためたものがかえって赤ちゃんペンギンが誕生しているではありませんか。
ロイとシロは、近くにあった卵の形をした石を拾ってきて、さっそく毎日毎日交替であたためはじめました。でも石のたまごはちっともかえりません。
そんな様子を眺めていた飼育員がはたと思いつきます。
他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれたのです──。
ニューヨークにあるセントラル・パーク動物園で実際にあった話を絵本にした『and Tango makes three』の邦訳版です。
なかなかかえらない石のたまごを暖め続ける切なさ、待ちに待った赤ちゃんペンギンが生まれる瞬間、読み終わった後、ほんのりあたたかい気持ちになれる絵本です。
子供たちにも、そして大人たちにも、読んでもらえるとうれしい一冊です。
作者 | ジャスティン・リチャードソン/ピーター・パーネル/ヘンリー・コール/尾辻 かな子/前田 和男 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | ポット出版 |
発売日 | 2008年04月 |
『ふたりママの家で』

ふたりのママ&子どもたちの暮らしを描いた、とある一家のにぎやか成長記録
名作絵本を多数手がける絵本作家
パトリシア・ポラッコによる温かみあるイラストも魅力!
うちは、お母さんが2人、子どもが3人の「かぞく」。
でも、特別なんかじゃない。
生まれてすぐのわたしが、どうやってこの家に来たか。
その話になると、ママたちは目をキラキラさせて、
思いっきり、にっこりする。
暑く乾いた砂漠を歩いて、荒れた海を渡って、
高い山を飛び越えて、
嵐の中をずんずん歩いたんだって。
ただ、わたしを家に連れて帰るために。(本文より)
『ふたりママの家で』は、ふたりの母親と子どもたちの何気ない日常を描いた絵本です。
語り手は、母親たちのもとへ一番初めに養子としてやってきた、長女の「わたし」。「わたし」の視点から、同じく養子として迎えられた弟ウィル・妹ミリーとともに、愛情たっぷりに育てられる日常が描かれます。物語は、やがて子どもたちが自立して孫が生まれ、仲良く年老いた母親たちを見送ったその後までを映し出し、終焉を迎えます。
「ふたりママ」のミーマとマーミーは、正反対の性格ながらも息ぴったりで、楽しいことを次から次へと思いつくお母さんたち。ふたりの手にかかれば、ハロウィーンの手作り衣装だって、家族の食事会だって、野外パーティの企画だってお手のもの!そんな明るいふたりがいとなむ一家の日常は笑い声にあふれ、地域にしっかり溶け込み、親戚やご近所さんたちからも愛されています。しかし、ひとりだけ、ふたりママ一家に鋭い視線を向ける人が…?
特別なことばかりではありません。楽しいことも、悲しいことも、たくさん繰り返して、家族の毎日は進んでいきます。ふたりママ一家も、無数に存在するそんな家族のうちのひとつ。地域に根ざす生活者として、軽やかに、しなやかに、力強く日々を送る、ふたりママ一家のあたたかな物語です。
作者 | パトリシア・ポラッコ |
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価格 | 2530円 + 税 |
発売元 | サウザンブックス社 |
発売日 | 2018年10月29日 |
『くまのトーマスはおんなのこ ジェンダーとゆうじょうについてのやさしいおはなし』

女の子になりたいとずっと悩んでいたテディベアのトーマス。
それを打ち明けたら、大好きなエロールはもう友だちじゃなくなってしまうだろうか…。
本当の自分を打ち明ける勇気を持ったテディベアと、
そしてそれを知らされた親友のエロールの返事は……。
「大事なのはきみがぼくの友だちだってことさ」
ジェンダーと友情についてのやさしいお話。
作者のジェシカ・ウォルトンの父は男性から女性に性別移行したトランスジェンダーだった。ジェシカは、自分の息子エロールに読んで聞かせるトランスジェンダーをテーマにした絵本を作りたいと思ったことがきっかけで、自分でこの絵本を制作した。
本文は、すべてひらがなとカタカナ。幼い読者がひとりでも読める絵本です。
作者 | ジェシカ・ウォルトン/ドゥーガル・マクファーソン/かわむら あさこ |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | ポット出版プラス |
発売日 | 2016年12月07日 |
『いろいろいろんなかぞくのほん』

作者 | Hoffman,Mary,1945- Asquith,Ros 杉本,詠美 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 少年写真新聞社 |
発売日 | 2018年01月 |
『地球をまもるってどんなこと? : 小学生のわたしたちにできること』

作者 | Harrison,GeorgeY.,2012- たかしま,てつを,1967- 日本科学未来館 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年10月 |
それぞれの作品は、難しい社会問題を絵本の形にして子供たちに伝えるための「道具」であり、その背後には作家の深い思いやメッセージが込められています。一冊ひとつの絵本を読むことで、大人たちも子供たちも共に考える時間を持つことができるのが、このリストの魅力でありましょう。
肝心なのは、ただ絵本を読むだけではなく、その中に描かれた問題をどう捉えて考察するか、どういう視点で見るかだと思います。それをひとりで考えてもいいし、大人と子供が一緒に話し合ってみるのも良いでしょう。それによって、きっと新たな視点や学び、気づきが生まれ、社会問題について深く理解するきっかけとなると思います。
これらの作品を通じて、子供たちが自分の心で感じ、自分の言葉で考え、自分の行動で示すことができる社会人に成長していくことを期待しています。また、大人たちにとっても、日々の忙しさから一歩引いて、普段何気なく使っているものや見ている風景に、どういう問題が存在しているのかを再確認し、社会問題への意識を高める良い機会となります。
このような本を選んで紹介することで、読んだ人たちがそれぞれ自分なりの行動を起こすことができたらとても嬉しいです。絵本はただの子供向けの娯楽ではなく、大人も子供も学べる知識の宝庫であり、教材であり、そして何よりも人間と社会を深く理解するための道具なのです。
ここに挙げた作品たちは、ただ社会問題を伝えるだけではなく、読者の心に響くような楽しさや感動も提供してくれます。ぜひ、手に取って一冊一冊、読んでみてください。そして、その中からあなた自身の見つけた「真実」に向き合い、これから自分に何ができるのか考えてみてください。それぞれの作品、それぞれの社会問題と向き合いながら、新たな一歩を踏み出していただければ幸いです。
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