【2025年上半期】私のベスト本

2025年上半期、一番心に響いたのはSF小説です。人類の未来とAIの関わりを描いた作品で、驚くほど先見的な視点と鮮烈な筆致に圧倒されました。現実との境界が曖昧になるくらいリアルに描かれる未来世界、それでいてどこか懐かしさを感じさせるあたたかみ…。ぜひ手に取って感じてみて欲しいです。
そしてもう一冊、おすすめしたいのが心温まる日常系漫画。大人になること、家族を持つことの喜びと切なさを描いたこの作品、笑いと涙のノスタルジックな絶妙なバランスが堪らないんです。優しさに包まれるような読後感は、まさに癒しの一言。
『赤と青とエスキース』

2022年本屋大賞第2位!
二度読み必至の感動作、待望の文庫化。
◇STORY
メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……(「金魚とカワセミ」)。額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い……(「東京タワーとアーツセンター」)。
一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れるーー。
著者新境地の傑作連作短編。
作者 | 青山 美智子 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2024年09月10日 |
『』

作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | |
発売日 |
『カフネ』

作者 | 阿部暁子 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年05月21日 |
『夜刑事』

「俺は、苦しくても警察にいつづける」
警察から憎まれ、犯罪者から狙われた、かつてなく孤独な刑事。
暗闇でしか活動できない“夜刑事(ヨルデカ)”の岬田は、絶望と背中合わせの捜査に当たるーー。
「新宿鮫」シリーズ、「狩人」シリーズから連なる、新たなる傑作刑事小説の誕生。
著者史上、最も孤独で美しいヒーローをフルスロットルで描く、待望の新シリーズ!
主人公は、全く新しいキャラクターの刑事。
犯罪者だけでなく同じ警察官からも憎まれ、これまでに書いてきたどの刑事よりも孤独で、絶望と背中あわせの日々を生きている。
また書きたいと思った主人公は久しぶりです。
ーー大沢在昌
【あらすじ】
ヴァンパイアウイルスと呼ばれる未知のウイルスに感染し、夜しか活動できなくなった刑事の岬田は、その代償として、極端に研ぎ澄まされた五感を手に入れた。岬田は、ウイルスに感染した犯罪者たち、そして感染者を排除しようとする活動家たちの思惑に巻き込まれながらも特命任務にあたり、ウイルスを感染させた元恋人の明林を捜そうとするーー。
【著者プロフィール】大沢在昌(おおさわ・ありまさ)
1956年愛知県生まれ。1979年、『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞し、作家デビュー。1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1994年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞を受賞する。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年、これまでの業績に対し、日本ミステリー文学大賞が授与される。2012年『絆回廊 新宿鮫10』にて、4度目の日本冒険小説協会大賞を受賞する。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞受賞。2022年紫綬褒章受章。著書多数。
作者 | 大沢 在昌 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 水鈴社 |
発売日 | 2024年10月31日 |
『そして夜は甦る』

作者 | 原,尞,1946- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 1995年04月 |
『暗殺』

作者 | 柴田/哲孝 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 |
それでは、【2025年上半期】私のベスト本の紹介は、ここまでとなります。一冊一冊、それぞれが私の心にしっかりと刻まれた素晴らしい作品ばかりです。贔屓目かもしれませんが、全ての作品がそれぞれに持つ魅力やメッセージがこの胸に深く響いたのです。小説も漫画も、それらが描かれた時間や状況が違えど、そこから伝わってくる“何か”がある、それが私が本を選ぶ基準です。
さて、各作品について詳しく語った私の熱っぽい感想にお付き合いいただき、ありがとうございました。どの作品も珠玉の一品で、それぞれに強い個性と深みがあります。人それぞれ、「好き」や「面白い」と感じるポイントは違いますが、これらの作品が皆さんそれぞれにとっても何らかの形で心に響くものであって欲しいです。
それから、上で紹介した本たちの中には、まだあまり注目されていない隠れた名作もあるかもしれません。それがもっとたくさんの人に知られるきっかけになればと思います。
また、私自身も今後もこのように新たに出会った作品をご紹介していきたいと思っております。新たな出会いは新たな感動を生んでくれますからね。
最後に、少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ自分の手にとってその世界に触れてみてください。文字が紡ぎ出す世界に、きっとあなたの心が動かされる瞬間が訪れるはずです。
どんな場面、どんな登場人物に出会い、どんな想いを抱くのか。それを想像しながら、皆さんが次に手にとる本が、「あなたのベスト本」となりますように。本との素敵な出会いが、これからも皆さんの日々を豊かに彩っていくことを願っています。
それではまた、新たな本との出会いでお会いしましょう。
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