子供も大人も読んでほしいブレディみかこさんの書籍おすすめ4選
ブレディみかこさんの書籍は子供も大人も楽しめる、ユーモラスかつ深い作品が満載です。彼女の描くキャラクターたちは鮮やかで、一見楽しそうな彼らの背後には深いメッセージが込められています。お話も独特で、普通の日常があっという間に別世界へと変わってしまう魔法のような展開には毎回驚かされます。そのうえ、彼女ならではのセンスの良い絵柄は、見るだけでハッピーな気分にさせてくれますよ。一冊読み終えると、きっとあなたもブレディみかこさんの世界観にハマってしまうことでしょう。
『両手にトカレフ』
私の価値を決めるのは、私だ。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者が
14歳の少女を描く、心揺さぶる物語。
巻末にバービー氏との対談を掲載。
初版限定 ブレイディ氏メッセージカード付!
この物語は、かき消されてきた小さな声に力を与えている。
その声に私たちが耳を澄ますことから、全ては始まるのだ。
ーー西加奈子氏
今、この時代にブレイディさんは必要とされていて、
この物語は、ブレイディさんにしか、つくれない。
ーーヨシタケシンスケ氏
私たちはもう呪いから解放されていいんだ。
2人の少女を抱きしめながら、私も一緒に泣きたくなった。
ーー長濱ねる氏
自分が失いかけていたものを取り戻したような気持ちになった。
一人でも多くの人に読んでほしい。
ーーバービー氏
自分だけの美しいものを見つける長い旅が人生となっていくのだろう。
読後、子ども時代の自分を抱きしめて「頑張れ」と声をかけたくなった。
ーー中江有里氏
ページをめくる手が止まらなかった。
“ここではないどこか”を夢見ずして生きてこられた人なんて、いるのだろうか。--宇垣美里氏
◎ブレイディみかこ氏からのメッセージ
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』には出てこないティーンたちがいました。ノンフィクションの形では書けなかったからです。あの子たちを見えない存在にしていいのかというしこりが心に残りました。こうしてある少女の物語が生まれたのです。
◎STORY
寒い冬の朝、14歳のミアは、短くなった制服のスカートを穿き、図書館の前に立っていた。いつもは閉じているエレベーターの扉が開いて、ミアは思わず飛び乗る。図書館で出合ったのは、カネコフミコの自伝。夢中で読み進めるうち、ミアは同級生の誰よりもフミコが近くに感じられた。一方、学校では自分の重い現実を誰にも話せなかった。けれど、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれたことで、ミアは少しずつ変わり始めるーー。
◎プロフィール
2017年『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞、19年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で毎日出版文化賞特別賞、Yahoo! ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞などを受賞。
作者 | ブレイディ みかこ |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2024年11月06日 |
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、みんなぼくの大切な友だちなんだーー。ぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。
作者 | ブレイディ みかこ |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2021年06月24日 |
『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ (文春文庫)』
作者 | ブレイディみかこ |
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価格 | 800円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2024年05月08日 |
『地べたから考える 世界はそこだけじゃないから』
日常にひそむ社会の問題を、自らのことばで表現し続けるブレイディみかこのエッセイ・アンソロジー。若い人たちに向けて、地べたからの視線の強さと深さを味わう15篇を精選した。今、あなたの足元にはどんな問いが立っている?
【「はじめに」より】
最近よく「問いを立てる力をつけよう」という言葉を耳にする。が、そもそも問いって立てるものなのだろうか。(……)
問いを持つということは、それについて自分で調べたくなり、知りたくなることだ。本気で探求したくなる問いは、誰かに言われて無理やり立てたものじゃない。むしろ、あなたがいま本当に関心を持っているもの、つまり、もうあなたの足元に立っている問いだろう。それは、「どうしてルックスのいい子だけがちやほやされるのだろう」かもしれないし、「わたしの親はこんなに必死で働いているのに、なぜわが家にはお金がないのだろう」かもしれない。
本気で前者の問いを探求し始めたら、「ルッキズム」という言葉があることを知ったり、世界各地で美の基準は異なることがわかって、偏見や人種問題について考え始めるかもしれない。後者のほうの問いはあなたを経済格差という言葉に導き、資本主義の問題点について考え始めるかもしれない。
このような問いと探求は、国語の試験や大学入試の小論文でいい点数を取ったり、大人を喜ばせたり、誰かを感心させたりするために必要なのではない。そうではなく、あなた自身がこれから生きていくために必要なのだ。(……)
生きるための問いは立てるものではなく、立ってくるものであり、すでに立っているもののことだ。
この本に収められたエッセイで、わたしはその時々に自分の足元に立っていた問いについて書いてきたつもりだ。
さて、あなたの足元にはどんな問いが立ってくる(あるいは、立っている)だろう。
Scene1 子どもの情景
Scene2 地べたからみた社会
Scene3 英国という鏡
Scene4 地べたから見た世界
Scene5 他者の靴を履いてみること
作者 | ブレイディみかこ |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2024年10月07日 |
いかがでしたでしょうか。この4つの作品は、それぞれブレディみかこの魅力がたっぷり詰まっています。豊かなイマジネーション、繊細で美しい描写、そして負けない心の強さを描いた勇気づけるストーリー。幅広い年齢層の読者へ向けて、現代社会の課題や生きることの喜び、辛さを伝えるだけでなく、一人ひとりが抱える小さな不安や迷いに寄り添うようなメッセージ性も非常に高いです。
一冊目は、子供の頃の純粋な夢を思い出させてくれる作品です。一方で現実と夢の間で揺れる大人の気持ちもしっかりと表現しています。二冊目では、社会の厳しさと向き合いながらも、個々の人間が抱える優しさと強さを明確に描いています。三冊目は、都会の孤独感を生まれ育った町や家族との絆を通じて描き出しています。一方最後の作品は、選んだ道を進むことの大切さと、その先に待つ未知の世界への期待を伝えています。
どの作品も、きっとあなたの心に何らかの影響を与えてくれるはずです。そして、それぞれが織り成す物語は、決して一瞬で消えることのない、心の中に長く残る感動となるでしょう。これからもブレディみかこさんの作品から、生きることの大切さや喜びを学び、共感し、励まされることでしょう。
今回紹介した4つの作品は、小さな子供から大人まで、幅広く楽しめる作品ばかりです。どの作品も一読の価値ありですので、ぜひ手に取ってみてください。
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